6日行われた米大統領選挙でオバマ米大統領の再選が確定した。同日米クリスチャンポスト(CP)が報じた。オバマ米大統領は激戦州であるオハイオ州でロムニー氏と大きな投票率の差をつけた。その他フロリダ州、バージニア州の投票率はほぼ互角となり、米南部の州ではロムニー氏の投票率が上回ったものの、米北東部全域、カリフォルニア州、ワシントン州でオバマ米大統領の投票率が上回る結果となった。
なお、今回の米大統領選では高額の選挙費が使われることとなった。フロリダ州、バージニア州およびオハイオ州においてオバマ米大統領は広告費に多大な投資を行っていた。広告の内容はロムニー氏が世間に疎い金権政治家であるということを伝える攻撃的な内容のものであった。
オバマ米大統領選挙活動戦略家らは、9月初旬の段階で、このような攻撃広告を激戦州で展開することが奏を功していることを確信していた。
一方ロムニー氏は自身を米経済低迷から回復に向かわせるアーティストであると売り込み、成功した実業家であり、マサチューセッツ州知事、および2002年冬季オリンピックの企画を指導した経験を生かして雇用の創出に取り組むことを強調していた。
ロムニー氏はオバマ米大統領に対して経済低迷に対して方向性を示せておらず、党派心があり経済回復を脇においてリベラルな法制を通過させることに焦点を当てていると批判していた。
米国議会は、今後も下院は共和党、上院は民主党が支配政党として地位を維持する見込みである。
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