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テゼと連帯した「黙想との祈りの集い」エキュメニカル功労賞受賞

2012年5月7日08時18分
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関連タグ:黙想と祈りの集い日本エキュメニカル協会(JEA)エキュメニカル功労賞テゼ共同体森一弘
テゼと連帯した「黙想との祈りの集い」エキュメニカル功労賞受賞  +
テゼの歌に心を一つにする人々の様子=4月30日、牛込聖公会聖バルナバ教会(東京都新宿区)で

4月30日、牛込聖公会聖バルナバ教会(東京都新宿区)で「エキュメニズムの日」の集いが開催され、日本エキュメニカル協会(理事長:松山與志雄氏)から「黙想と祈りの集い準備会」(世話人代表・植松功氏)へエキュメニカル功労章が授与された。

同協会副理事長でカトリック司教である森一弘氏は、テゼの祈りについて「全ての人が参加できるようにできているすばらしい典礼です。それぞれの教派の活動の枠組みの中で一致運動を進めてきたのではなく、テゼの祈りは一致運動の魂を変え、本来あるべき魂を息吹かせているので、他の一致運動よりも深いものを投げかけていると思います。ひとつの教団や教派を超えた一致運動をしてきました。カトリック・プロテスタントを含め他キリスト教の諸教派の一致運動は表面的には進んでいても、深いところまでは行っていません。実に第一次・第二次世界大戦やナチスが生み出した暴力と破壊に対して近代ヨーロッパ諸教会は無能でした。人間は悲しみのどん底に落ちており、それぞれの教義ではなく、祈るしかないという状況のなかで、テゼの運動が始まり、世界各地にその魂が伝えられていきました」と説明した。

テゼと連帯した「黙想との祈りの集い」エキュメニカル功労賞受賞
テゼの祈りのエキュメニカルな働きについて説明したカトリック司教の森一弘氏=同上

「黙想と祈りの準備会」活動について、植松氏は「私たちはある意味実体がない団体です。小さな流動的なネットワークで、正式なメンバーシップも名簿もなく、正式な代表者がいるわけでもありませんが、25~26年の間活動が続き広がりをもってきました」と述べ、これまでの歴史と活動を紹介した。

テゼの歌やスタイルを取り入れた黙想と祈りの集いは、世界的なエキュメニカルな祈りとして広まっており、その発端はブラザー(修道士)・ロジェによって1949年に発足したテゼ共同体にある。ブラザー・ロジェは第二次世界大戦開戦時のヨーロッパ諸教会の無力さの中、キリスト者同士が和解し、共に祈ることを求めフランス・ブルゴーニュ地方のテゼ村に行き着き、祈りと労働の生活を始めた。1949年、7名のメンバーが修道生活をする誓願を立て、男子の修道会・テゼ共同体が正式に発足した。その後、プロテスタントとカトリックのブラザーたちから成るテゼ共同体の存在は、教派間の和解に貢献してきた。

テゼと連帯した「黙想との祈りの集い」エキュメニカル功労賞受賞
「黙想と祈りの集い準備会」世話人代表の植松功氏=同上

植松氏が初めてフランスのテゼを訪れたのが1983年で、その後2年ほどテゼのブラザー達とインド、バングラデシュで生活を共にし、帰国後カトリック宮寺教会(埼玉県入間市)で当時そこに住んでいた3人のブラザーたちと一年ともに暮らした。その後、テゼの歌を用いた黙想と祈りの集いが各地で開催されるようになった。

その最初のきっかけとなったのは、1987年に開催された2泊3日の家庭での黙想会。教派を超えて人々が集まり、朝、昼、夜、寝る前、深夜と祈りの時間が持たれた。その後教派を超えさまざまな教会や修道院、家庭集会、大学などでもテゼの祈りの集いの場が開かれるようになっていった。関西学院大学でも、テゼのブラザーを招いて一泊の黙想会が開かれるようになり、教会に行ったことのないノンクリスチャンの学生たちが多く参加している。

この集いは、青年たちにそれぞれの教派の聖職者、修道者の道を決意するきっかけの場としても貢献してきた。また植松氏は、「高齢の方々の中にエキュメニズムの情熱を持っている人がたくさんおられることをこの集いで知りました。教会の刷新を祈っている多くの高齢者がおられます」と証しした。

テゼの歌は短い歌詞の繰り返しで、日本でも、さまざまな教派の人たちの手によってそのような歌が作られるようになり、最近その歌集も発行された。そしてこの集いの目的について植松氏は「聖霊が私たちの中で歌い、聖霊が私たちの中で祈っています。内なるいのちを見つめ、世界の苦悩する連帯とひとつになる働きです。この集いの目的は、繰り返し歌い続ける賛美の歌を通して、御言葉に耳を傾け、沈黙、執り成しの祈りを通して『私』と『人々』の中におられるキリストを訪ねていくこと、暗闇の中に生きる人々と連帯しながら、信頼と和解の存在である教会の一部となっていくことにあります。このような目的をふまえて、世界に広げる教会に仕える働きとしての集いとして、参加者がそれぞれの属する教会の中で仕える者として、新しく歩み出すことを励まし合う場でもあります。会場となる教会、修道会、学校などの牧師、神父、修道者の方々の協力や理解によって働きを進めており、分裂している教会間に和解を求める祈りの場として、いつでもどこでもエキュメニカルなものとして開かれています。集いの中心に、貧しく小さくされている人たちが、いつも共にいることができるように開かれており、これらの事を可能にするために、集いのすべてが単純素朴、シンプルです」と説明した。

テゼと連帯した「黙想との祈りの集い」エキュメニカル功労賞受賞
黙想と祈りの集い準備会による奏楽=同上

テゼの祈りのエキュメニカルな働きについて植松氏は、「教会一致のために集まっているというよりも、シンプルな黙想、世界の苦悩する人たちの連帯の場を求めて人々が集まってくるとき、それがいつの間にかエキュメニカルな集いになっている感じがしています」と述べた。

テゼ共同体は2015年8月に75周年を記念して「新しい連帯のための集い」をフランス・テゼで開催する。これから3年半にわたって、信仰をもつ者であるか否かにかかわらず、平和を求める旅人、真理に向かって歩く巡礼者を一つにすることができる新しい連帯を求める。そして、できるだけ多くの若者がテゼの祈りに耳を傾けることができるように、大陸ごとに分かれたミーティングで準備が進められる予定であるという。

テゼの祈りホームページはこちら

関連タグ:黙想と祈りの集い日本エキュメニカル協会(JEA)エキュメニカル功労賞テゼ共同体森一弘
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