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不利益を被って困ったとき 菅野直基

2025年5月2日10時42分 コラムニスト : 菅野直基
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不利益を被るとは、赤字になるとか、損害・迷惑・被害などの火の粉が降りかかるなどの困った状況に陥り、実害を受けることを言います。「うまい話には裏がある」と言われますが、うまい話には、必ずと言っていいほど罠が隠されていると考えても、考え過ぎではありません。

基本的に、この世の中にうまい話などは存在しないからです。ある牧師の知人のもとにメールが送られてきました。内容は「私は未亡人で、亡き夫は私に多大な財産を残してくれました。しかし私は、余生を普通に暮らせるだけのいくばくかのお金があれば十分です。あなたの伝道の働き(ミニストリー)のために、私の財産を献金したいと思います。もしよかったら、受け取っていただけませんか?」というようなものです。

私は「120パーセント詐欺だから、先生、やめた方がいいですよ!」と忠告しましたが、結果、お金をもらえるどころか、多額のお金をだまし取られてしまいました。牧師をしていると、心底、人の心の醜さを見させられます。しかも、口ではきれいなことを言う場合があるのです。その牧師は、お金に困っていたわけではありませんので、困っている人を助けるために、これは良い話だと考えました。

私にも数回、同じようなメールが来たことがあります。「あなたが、真実な心で献金してくださるなら、喜んでそれを受け取らせていただきます。ただし、お金を受け取るために手数料などの要求があっても一切応じられませんので、よろしくお願いします」と返事をしました。相手からの返信はありませんでした。

私は神様によって人の心の裏を見せていただいたので、だまされることはありませんでしたが、その牧師先生の周りに、いい人が多かったのでしょう。善意に解釈して、残りの生涯の十分な生活費以上のものを取られてしまいました。

私が忠告したにもかかわらずだまされたので、「先生、高い授業料だと思ってください」と言いましたが、いまだに「もしかしたら、本当にお金をもらえるかもしれない!?」と、信じたい気持ちのようです。

神様は、私たちが不利益を被ることのないように、知恵を与え、インスピレーションを与え、道を閉ざしたり開いたりして導き、守ってくださいます。しかし、それでも不利益を被ることがあります。

私は、新宿の地で教会を始めたころ、小田急の地図の営業を名乗る男に、3千円をだまし取られてしまったことがあります。「地図に教会の名前を入れて、駅前に貼るのだけれど、印刷の締め切りが今日なので、今日中なら載せることができます」と言うので、契約することにしました。名刺をもらいましたが、架空の会社、住所、電話番号でした。

その日は、その地域一帯で地図の詐欺師が回っていたので、地域の人たちに声をかけて回りました。3千円の授業料を払わされましたが、その後は、詐欺師から何度も誘いを受けましたが、一切だまされていません。おまけに、地域の人たちと親しくなることができました。

3千円のセミナーを受けるよりも、よっぽど良い勉強になったと思います。しかし、こちらの状況とは関係なしに、不利益を被ることは何度も起こりました。とても悔しいし、腹が立ちます。納得がいきません。私は、心がスッキリしなくても、神様に祈ります。

神様は「復讐するはわれにあり」と約束されたので、復讐を願ったり、解決を祈ります。その多くの場合は、問題が解決し、神様が相手に復讐してくださったと感じる状況になりました。しかし時には、問題が解決しなかったこともあります。そのことに関しては、痛い目に遭うという授業料を払って、授業を受けさせてもらったことだと考えています。また、そのことを通して私自身が砕かれ、人の痛みがほんの少しだけでも分かるようになったと思います。

総論的に、永遠の視点から俯瞰(ふかん)して見たら、神に祈り、神と共に生きる人生に不利益は一つもありません。今日、不利益を被ったと感じている人は、諦めるのではなく、神に祈り、神の手に委ねてください。必ず、マイナスはプラスに変わります。

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(ローマ人への手紙8章28節)

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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