幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。(詩篇1篇1~3節)
満開の桜と共に始まる新しい年度、クリスチャンとしての自覚を新たにして、イエス様と共に歩み、イエス様としっかりつながりましょう。そして、今年のテーマである「恵みの震源地」として私たち自身も、そして、私たちを中心として、周りの人たちも祝福されることを求めてまいりましょう。マタイの福音書9章17節に「新しいぶどう酒は、新しい革袋に」とあるように、今日、新しい恵みを頂くために、新しい革袋を信仰の器として用意しましょう。
今日の箇所は、およそ3千年前にイスラエルの王であったダビデが記した信仰告白です。この箇所を通して、クリスチャンとして神様に喜ばれる生き方を4つのポイントで心に刻みつけたいと思います。
1. 悪者、罪人の生き方から離れよう!
今の世界は、私たちをだましたり、うそを言ったり、お金を盗んだり、あの手この手の悪巧みを繰り返しています。ダビデが生きた時代もそうでした。ローマ人への手紙3章10節に「義人はいない。ひとりもいない」とあるように、いつの時代も悪や罪ははびこるのですが、善悪の違いは、はっきり存在するのです。だからこそ、私たちクリスチャンは、いのちの与え主である正しい神様の御言葉に従い、悪いたくらみに加わらず、人をののしったり、あざけったりせず、悪から離れようではありませんか。
2. 神様に喜ばれる生き方を選び取ろう!
私たちは、神の知恵、導きや御旨に従うことが、どれほど重要かを知っています。カウンセリングをはじめ、占いに至るまで、人は常に誰かからの教えやアドバイスを必要としています。それならば、私たちは聖書のお言葉を土台とし、神様の御旨を大切にし、いのちの与え主である神様からの教えを受け止めましょう。そして神に喜ばれる善、正しいもの、喜ばしく美しい生き方を選び取りたいと思います。
3. 神様の恵みの流れにつながろう!
聖書はしばしば、私たちが生きるこの世を砂漠や荒れ地と表現します。そして、神様からの恵みがある場所を、生ける水、いのちの水が流れる地と表現します。私たちが花や木を植えるとき、一番大切なことは水やりです。いのちを与えられたものは必ず成長して、時が来ると、花を咲かせ、実を結びます。
人間は神様の被造物として最高のものでありながら、果たして私たちは、花を咲かせ、実を実らせているでしょうか。神様からのいのちの流れ、霊的な栄養を常に受けられる場所に身を置き続けましょう。礼拝、聖書、祈り、献金、奉仕、伝道、交わりのクリスチャン生活によって、神様の恵みの流れにつながりましょう。
4.「その人は何をしても栄える」恵みの循環の実現!
ヘブル人への手紙11章1節に「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです」とある通り、全てのことを働かせて益としてくださる神様が共にいてくだされば、先取りの期待と希望にあふれた人生になります。
あなたの家族や仕事のあり方、学校での学びなど、生活でいろいろな変化が起こったとしても、今日、神に喜ばれる者として歩み、神の御心にかなう者として生きることを選び取ってまいりましょう。
◇