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同性愛・LGBTQ

英国国教会、同性カップルの祝福をさらに進める動き 総会で動議可決も懸念の声根深く

2024年7月17日23時59分
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関連タグ:英国国教会同性愛LGBTQイギリス
英国国教会、同性カップルの祝福をさらに進める動き 総会で動議可決も懸念の声根深く+
英国国教会の総会の様子(写真:同教会の公式フェイスブックより)

英国国教会は8日、同性カップルを祝福する単独の礼拝の実施に向けた手続きを総会で承認した。

英国国教会は昨年2月の総会で、同性カップルの祝福を含む「愛と信仰の祈り」の使用を承認。昨年12月から実際に運用を始めていた。しかし、この祈りの使用は、一般信徒が参加する日曜日の礼拝などに限られていた。今回承認された手続きが進めば、同性カップルを祝福する単独の礼拝が行えるようになる。一方、こうした礼拝をどのように実施するかなどの詳細はまだ決まっておらず、今後検討されることになる。

英国国教会の総会を構成する主教会、聖職会、信徒会はこの日、3会全てにおいて、単独の礼拝で「愛と信仰の祈り」を使用することを制限している現行の司牧指針を改訂するよう求める動議(英語)を可決した。

一方、採決の内訳は、主教会が賛成22、反対12、棄権5、聖職会が賛成99、反対88、棄権2、信徒会が賛成95、反対91、棄権2と、特に聖職会と信徒会では反対も多く、動議に対する懸念も浮き彫りになる結果となった。

動議は主教会に対し、「愛と信仰の祈り」が結婚の教義に与える影響や同性婚の扱いに関して、さらなる神学的検討を行い、来年3月の総会までに報告するよう求めている。

性的少数者などに対する英国国教会の一連の取り組み「愛と信仰に生きる」で担当主教を務めるマーティン・スノー主教は、賛成・反対双方の陣営の懸念に耳を傾けつつ、「皆さんは英国国教会に居場所があり、神に愛されています。私たちは、皆さんが議論のテーブルに着くことを望んでいます」と述べた。

その上で、誰も英国国教会から強制的に追い出されることはなく、「愛と信仰の祈り」を使用することは、結婚や婚外性交渉に関する英国国教会の教義を変更するものではないと主張。「この祈りは、歓迎の強いメッセージを発信する、シンプルな祈りとして意図されているのです」と語った。

英国国教会の次席聖職者であるヨーク大主教スティーブン・コットレルは、昨年2月の総会で「愛と信仰の祈り」の使用が承認されて以来、この約1年半の期間はまるで「塹壕戦」のように感じられたと述べ、総会に出席した代議員らに「ライフルを置くよう」求めた。

その上で、「愛と信仰の祈り」が教義の変更に相当することを否定し、「良心が許さないことを行うよう求められることはない」と述べた。

総会に先立ち、英国国教会の伝統主義的なネットワークである「ザ・アライアンス」は、同教会の指導者らに向けて書簡(英語)を送り、単独の礼拝で「愛と信仰の祈り」の使用が認められるようになった場合、「直ちに英国国教会の中に、事実上『管区と同等』のものを新たに設立し、結婚とセクシュアリティーに関する正統な教えに忠実であり続ける主教に司牧を求めるしかない」と警告していた。

一方、これに対し、同性婚への支持を表明しているオックスフォード主教スティーブン・クロフトは、書簡は「脅迫的」で「破局的」なものだとしていた。

スノー主教は、総会の討論の中で、ザ・アライアンスのメンバーに向けて、「私は、皆さんが英国国教会にとどまることを望んでいることを知っており、私たちと対話を続けるという皆さんの決意に感謝しています」と述べた。

また、英国国教会の首席聖職者であるカンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビーは、「ザ・アライアンスのメンバーや友人のいない英国国教会を想像することはできない」と付け加えた。

しかし、ザ・アライアンスの書簡に署名した信徒会のメンバーであるヘレン・ラム氏は、こうした言葉に懐疑的だ。

「耳を傾けたい、関与したいという言葉には感謝します。しかし、私はそれを目にしてはじめて、信じることができるのです。私たちはバスに乗り続けたいのです。どうか私たちをひかないでください」

性的指向などの問題について福音派が発表した「ナッシュビル宣言」の初期署名者の一人であるボーン・ロバーツ牧師は、英国国教会が同性婚や同性カップルの祝福を巡る問題で分裂した米国聖公会と同じ道をたどる危険性があると警告。その上で、この動議は「自分たちの居場所があると信じるに値する道筋」を示していないとし、「その結果は甚大なものになる可能性がある」と話した。

英国国教会の福音派神学者であるイアン・ポール牧師は、こうした懸念に共鳴し、「最終的に信頼は壊れ、英国国教会は分裂するでしょう」と予測。さらに、英国国教会は「深刻な衰退を続けることになるでしょう」と警告した。

「この14年間で英国国教会の規模は半減しました。ある教区では、出席する子どもの数が4年間で50パーセント減少し、これが回復するどころか、減速する兆しもありません。スコットランド聖公会は結婚の教義を変えた後、6年間で40パーセントも縮小しました。(信徒の減少がこのまま続けば)スコットランド国教会は、今からわずか14年後の2038年ごろには消滅してしまいます」

「欧米の教派で、結婚の教義を変えてから衰退が加速しなかった教派はありません。私たちも同じです。これは破局論ではありません。権力闘争でもありません。正直に言って、そうなのです。友よ、これが現実なのです」

ポール牧師はその上で、もしこの動議に賛成するのであれば、「信頼を破壊し、英国国教会を分裂させ、より大きな衰退を招くことを承知の上で、目を見開いて行うべき」だと牽制。「個人的には、これらのことが神の愛を示すものだとは感じられません。不信感、不一致、衰退を支払うに値すると考える場合にのみ、動議に賛成してください」などと強い反対の姿勢を示していた。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:英国国教会同性愛LGBTQイギリス
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