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幕屋の奥義 岡田昌弘

2021年12月12日20時26分 コラムニスト : 岡田昌弘
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関連タグ:岡田昌弘

天国とは、どのようなものでしょうか。地上にいる人間が天国を目指すには、図解的なイメージが必要だと思います。どのように生き進み、今どの地点にいて、天国にどのようにして入るか、そのイメージです。

聖書には、ゴールである天の御国に入る方法が事細かに書いてあります。図解的なモーセの幕屋です。

1. 幕屋と礼拝

初めの契約にも礼拝の規定と地上の聖所とがありました。幕屋が設けられ、その前部の所には、燭台と机と供えのパンがありました。聖所と呼ばれる所です。また、第二の垂れ幕のうしろには、至聖所と呼ばれる幕屋が設けられ、そこには金の香壇と、全面を金でおおわれた契約の箱があり、箱の中には、マナの入った金のつぼ、芽を出したアロンの杖、契約の二つの板がありました。また、箱の上には、贖罪蓋(しょくざいがい)を翼でおおっている栄光のケルビムがありました。しかしこれらについては、今いちいち述べることができません。(ヘブル9:1〜5)

「初めの契約にも礼拝の規定と地上の聖所とがありました」とある意味は、古い契約のことで、旧約聖書に書かれている礼拝規定に基づいて建てられた幕屋での、聖所における礼拝規定のことです。

幕屋とは、幅25メートル、奥行き50メートルの敷地が高さ2・5メートルの亜麻布で囲まれている所で、東側に入り口があります。幕屋に入ると、最初にいけにえを燃やす祭壇があり、次に祭司を清める洗盤があり、その奥に幅5メートル、奥行き15メートル、高さ5メートルの会見の天幕があり、東側に入り口があります。

会見の天幕には大祭司と祭司しか入れないのですが、神を「礼拝」し、神の臨在が現れる「幕屋」です。天幕の中に入って左には ① 聖霊を表す金の「燭台」、右には ② 御言葉を表す「パン」が12枚、金の「机」に乗せられていて、天幕の中央ぐらいに ③ 祈りを表す「香壇」が置かれています。次に、「聖所」と「至聖所」とを隔てる「垂れ幕」の後ろに大祭司しか入れない ④ 御国を表す「至聖所」があり、⑤ 救いと栄光を表す「契約の箱」が置かれています。「契約の箱」の中には、⑥ 石でできていて律法を表す「契約の二つの板」、⑦ 祭司職を表す「アロンの杖」、⑧ 天からの言葉を表す「マナの入った金のつぼ」が入っていて、⑨ 罪の贖(あがな)いを表す金の蓋がされて、その蓋の上には ⑩ 栄光を表すケルビムが翼を広げ乗っています。

「これらについては、今いちいち述べることができません」とあるように、幕屋の奥義に関しては、細かく説明することはできないので、幕屋の大まかな全体像から奥義を理解し、祈りによる礼拝で神キリストと天の御国に近づき、神の現れと祈りの実現により信仰成長し、確信を得ることを期待しています。

2. 幕屋と血

さて、これらの物が以上のように整えられた上で、前の幕屋には、祭司たちがいつも入って礼拝を行うのですが、第二の幕屋には、大祭司だけが年に一度だけ入ります。そのとき、血を携えずに入るようなことはありません。その血は、自分のために、また、民が知らずに犯した罪のためにささげるものです。これによって聖霊は次のことを示しておられます。すなわち、前の幕屋が存続しているかぎり、まことの聖所への道は、まだ明らかにされていないということです。この幕屋はその当時のための比喩です。それに従って、ささげ物といけにえとがささげられますが、それらは礼拝する者の良心を完全にすることはできません。(9:6〜9)

聖所には祭司が毎日入り礼拝を行い、至聖所には大祭司だけが年1度だけ入り礼拝します。至聖所には必ず血を携えて大祭司が入りますが、自分のためと神の民が知らずに犯した罪の贖いのためです。

旧約聖書の幕屋は霊的な啓示なので、聖霊によってのみ奥義を知ることができます。その意味は、地上の幕屋がある限り、天国への道は明らかにされていないということです。

旧約の幕屋は、救いのための比喩なので、いけにえの血によって礼拝者の良心は清められませんが、救い主キリストの時代には真の救いが実現し、キリストの血によって礼拝者の良心が完全にされます。

つまり、旧約聖書に書かれている幕屋での血のいけにえで人は救われませんが、今の新約聖書時代ではキリストのいけにえの血によって幕屋は完成し、人の救いは完成しました。

3. 完全な幕屋

それらは、ただ食物と飲み物と種々の洗いに関するもので、新しい秩序の立てられる時まで課せられた、からだに関する規定にすぎないからです。しかしキリストは、すでに成就したすばらしい事がらの大祭司として来られ、手で造った物でない、言い替えれば、この造られた物とは違った、さらに偉大な、さらに完全な幕屋を通り、また、やぎと子牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられたのです。(9:10〜12)

旧約の幕屋は、罪ある人間が清められるための種々の洗いに関するもので、イエス・キリストにより新しい契約が立てられるときまでの規定にすぎないのです。

しかしキリストは、すでに成就した大祭司として来られ、手で造った物でない、完全な幕屋を通り、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所に入り、永遠の贖いを成し遂げられたとあるのが幕屋の結論です。

地上の幕屋は、人間が救われるための比喩で不完全でしたが、その不完全な人間の大祭司職は、人間であり神である完全な幕屋キリストに引き継がれ、永遠の大祭司としてまことの至聖所である天に入り、永遠の贖いを完成させました。

まとめ

旧約の幕屋は、私たちが救いの門から入り救いの道を歩み、永遠の救いである御国に入るための比喩であり、救いの奥義です。しかし、今の新約である救いの時代では、キリストにより幕屋が完成していて、完全な幕屋にキリストを通して入り、聖所、至聖所を通り、まことの至聖所である天の御国に入ることになります。

イエス・キリストは永遠の大祭司として、ただ一度いけにえとしての血を流し、永遠の贖いを成し遂げ、それによって私たちが御国に入るための完全な幕屋が完成しました。

私たちは、イエスをキリストと信じ祭司として立てられ、賛美と祈りと礼拝によってまことの幕屋に入り、聖所、至聖所に至り、ついに、まことの至聖所である天の御国に入ります。幕屋の奥義は、救いに至るための奥義なのです。

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◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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