東京神学大学元学長の山内眞(やまうち・まこと)氏が6日、英スコットランド東部ダンディーの自宅で死去した。84歳だった。同大が22日、ホームページで発表した。
1940年大阪市生まれ。67年東京神学大学大学院修了。67~69年日本基督教団吉祥寺教会担任教師。72年英エディンバラ大学大学院博士課程修了。72~73年ドイツ・テュービンゲン大学神学部特別研修生。73~75年同教団鎌倉雪ノ下教会担任教師。
東京神学大学常勤講師、助教授を経て、83~2009年教授(新約聖書神学)。01~09年の間は学長を務めた。09年から名誉教授。この他、1983~84年には、エディンバラ大学神学部客員教授も務めた。
著書に『復活―その伝承と解釈の可能性』『ピリピ人への手紙』『ガラテア人への手紙』『信仰・愛・希望』など。訳書に『ガラテヤ書の神学』『新約聖書神学―イエス・パウロ・ヨハネな』『註解ローマの信徒への手紙』など。