Skip to main content
2025年7月20日22時00分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 全般

国際調査が示すキリスト教の厳しい現実 「世界最大の宗教」は維持も、進む信仰離れ

2025年7月20日22時00分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ピュー研究所
教会/説教台/説教壇+
※ 写真はイメージです。(写真:Daniel Yagodkin)

世界の一部地域で霊的刷新とリバイバルの報告が相次ぐ一方、最近発表された国際的な大規模調査の結果は、キリスト教に対し厳しい現実を突き付けている。

米シンクタンク「ピュー研究所」の調査(英語)によると、キリスト教は依然として世界最大の宗教グループであるものの、世界人口に占める割合は、2010年から20年にかけて1・8ポイント減少し、30・6%から28・8%となった。これに対し、イスラム教はこの10年で1・8ポイント、無宗教は0・9ポイント増加し、それぞれ25・6%、24・2%となった。キリスト教の減少幅は、0・8ポイント減少した仏教よりも大きく、世界の主要宗教の中では最も大きかった。

調査は、世界117カ国・地域を対象に行われた。これは、10年時点で世界人口の92%をカバーする規模だ。

この調査を踏まえた幼少期の宗教からの離脱に関する分析記事(英語)によると、キリスト教徒として育てられた人のうち、成人後もキリスト教徒を自認する人は83%にとどまる。これは、イスラム教やヒンズー教の99%に比べると大幅に低く、仏教の78%よりは高い。

キリスト教を離れる人の大多数は、他宗教に改宗するのではなく、宗教そのものを放棄する選択をしている。キリスト教徒として育てられた人のうち、他宗教に改宗した人は2%だったのに対し、無神論者や不可知論者、あるいは「特に何も信仰していない」と回答した人を含め、無宗教となった人は15%に及んだ。

この傾向は、より豊かな国・地域で特に顕著だった。国民生活の豊かさを示す国連の「人間開発指数」(HDI)が0・8以上の豊かな国・地域では、宗教的アイデンティティーを変更した人の割合は、中央値で18%に上り、その大半が無宗教に変更していた。一方、HDIが0・55未満の国・地域は、3%にとどまった。

キリスト教国とされる米国も、この世界的な傾向を反映した宗教動向を示している。

ピュー研究所が23~24年に実施した別の調査(英語)によると、対象の米国人成人のうち、最年少のグループ(18~24歳)で、キリスト教徒を自認する人はわずか46%だった。これに対し、最年長のグループ(74歳以上)は80%に及び、世代間で大きな差が見られた。

この調査自体は、米国で減少の一途を辿るキリスト教徒の割合が、この5年(19~24年)は60~64%の間で推移し、横ばい状態にあることを示す内容だった。しかし、高齢世代は依然として宗教的所属意識が強いのに対し、若年世代ははるかに高い割合で宗教から離脱しており、「今後数年で、米国の宗教的状況がさらに衰退する可能性がある」とも指摘している。

AP通信(英語)によると、ピュー研究所のグレゴリー・スミス上級研究副所長は、「米国の宗教が長い衰退期を経て、最近になって安定期を迎えていることは注目に値します」と指摘する。その一方で、「確実には分からないことは、これらの短期的な安定化の兆候が、米国の宗教動向における持続的な変化となるかです」と話している。

世界全体では、宗教を信じる人の割合は20年時点で76%に上る。しかし、それでも10年前と比較すると、1ポイントの減少となっている。これらの変化は主に世代的な要因によるという。

先の分析記事の執筆者であるピュー研究所のユンピン・トン研究員は、「この減少は主に、宗教的な環境で育った人々が、その宗教的アイデンティティーを手放すようになったためです」と述べている。

今回の分析記事の中で注目すべきは、キリスト教が「宗教の変更」により最も大きな減少を経験している点だ。

キリスト教徒として育てられた100人のうち17・1人がキリスト教から離脱したのに対し、新たに入信した人は5・5人にとどまり、全体としては11・6人の減少となっている。仏教は、仏教徒として育てられた100人のうち22・1人が離脱しており、離脱率は最も高い。しかし、入信者は12・3人とキリスト教の2倍以上あり、全体としては9・8人の減少にとどまっている。

イスラム教とヒンズー教は、離脱者と入信者の割合がほぼ同数で、「宗教の変更」による影響は全体としてはほとんど受けていない。無宗教は、無宗教として育てられた100人のうち7・5人が宗教を信じるようになったのに対し、新たに無宗教になった人は24・2人に及び、全体として16・7人の増加となっている。

関連タグ:ピュー研究所
  • ツイート

関連記事

  • 英国で「静かなリバイバル」 教会の礼拝出席率が増加、Z世代の男性で顕著

  • 米国で宗教離れに歯止めか 政治学者らが指摘

  • 世界では神を信じている人の方が多い 85カ国・地域9万1千人を対象に大規模意識調査

  • 若者の77%がイエスについて知りたいと思っている 米世論調査

  • キリスト教徒は米国でいつまで「多数派」でいられるか 米研究所が示す4つのシナリオ

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • Gゼロ時代の津波石碑(5)参政党と「分断」の時代―ゴレンジャー分裂が映す日本の病理 山崎純二

  • 国際調査が示すキリスト教の厳しい現実 「世界最大の宗教」は維持も、進む信仰離れ

  • 沖縄キリスト教学院大とフェリス女学院大が協定締結 「国内留学」で学生を相互受け入れ

  • ワールドミッションレポート(7月18日):イラン 暗闇に住む者に昇る義の太陽(1)

  • ワールドミッションレポート(7月16日):コンゴのラリア族のために祈ろう

  • 信仰は感情や感覚によらない 菅野直基

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 福音派の著名講解説教者、ジョン・マッカーサー牧師死去 86歳

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • ガザ唯一のカトリック教会が空爆被害 3人死亡、神父含め10人負傷

  • Gゼロ時代の津波石碑(4)芥川を自死に至らしめた「ぼんやりした不安」と2つの遺書 山崎純二

  • トランプ氏批判でビリー・グラハム氏の映像を使用 ハリス氏支持の福音派グループが謝罪

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 吉松繁・日本基督教団隠退教師死去、92歳

  • 栄光の富で必要を満たされる神 万代栄嗣

  • 2025年参院選、クリスチャンの候補者も 牧師2人が立候補

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 福音派の著名講解説教者、ジョン・マッカーサー牧師死去 86歳

編集部のおすすめ

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.