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米国で宗教離れに歯止めか 政治学者らが指摘

2020年3月2日11時10分
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関連タグ:公立宗教研究所(PRRI)無宗教無神論不可知論アメリカ
米国で宗教離れに歯止めか 政治学者らが指摘+
現代的な礼拝で賛美する若者たち(写真:Hannah Busing)

最近の研究報告によると、これまでの多くの調査で指摘されてきた米国の宗教離れに、ついに歯止めがかかるかもしれない。

米ワシントン・カレッジ教授で米公立宗教研究所(PRRI)の研究者でもある政治学者のメリッサ・デックマン氏は最近、Z世代(1997~2005年生まれ=15~23歳)とミレニアル世代(1981~96年生まれ=24~39歳)の宗教的傾向に関する調査を実施。その結果、両世代の「宗教と宗教活動」が酷似していることが分かったという。

デックマン氏は2月、宗教情報サイト「公共における宗教」に、研究報告「Z世代と宗教:最新情報が示すもの」(英語)を掲載。その中で、「『宗教的所属なし』と自認するZ世代の米国人の割合は、PRRIが実施した2016年の米国民価値観調査に見られたミレニアル世代と類似しています」と述べている。

「言い換えますと、組織的な宗教に所属していない若者の割合は横ばい状態にあるように思われます。ですから、宗教という点で、Z世代とミレニアル世代を同一視することは必ずしも不適切ではありません」

デックマン氏がZ世代(調査は19年)とミレニアル世代(調査は16年)を比較したところ、「宗教的所属なし」と自認する人の割合は両世代とも同じ38%だった。さまざまな機関、特に米ピュー研究所によるこれまでの調査では、米国では若い世代になるほど、信仰心(宗教的所属)が低下することが報告されていた。

デックマン氏は研究報告で、「宗教的所属なし」と回答したZ世代の特徴も紹介している。「宗教的所属なし」は、「無神論者」「不可知論者」、また宗教は「特になし」とした回答者の総体。このうち「無神論者」に対する感情温度は、米国では他の宗教グループ(イスラム教を除く)より低く、社会的に無神論者であることを公言するのを避ける傾向がある。2018年の米中間選挙時に行われた調査では、「宗教的所属なし」に分類される米国人は全体で31%だったが、このうち「特になし」が18・6%で最も多く、「無神論者」「不可知論者」はそれぞれ6%だった。

しかし、今回の調査では、Z世代がより積極的に「無神論者」を自認する傾向があることが分かった。Z世代で「宗教的所属なし」(38%)に分類された人のうち、「無神論者」を自認する人は約10%で、「不可知論者」(9%)よりも若干多いほどだった。

また一部の分野では、ミレニアル世代に比べ、Z世代の方がより世俗的であったとデックマン氏は指摘している。例えば、教会出席の一部に関しては、両世代の間で差が見られた。ピュー研究所の調査(2014年)によると、教会に「毎週、またはそれ以上」出席していると回答したミレニアル世代は27%で、Z世代の25%と大きくは変わらなかった。しかし教会に「ほとんど、またはまったく」出席していないとする回答者は、Z世代(45%)の方が、ミレニアル世代(35%)よりも大幅に多かった。

この他、Z世代は、他の世代と比べて宗教の実践において男女差が少なかった。「教会出席の場合と同じで、Z世代の女性は無宗教である場合が多く、伝統的な習わしを拒絶します。この点は、Z世代の男性も同じです」とデックマン氏は言う。

人種で比較すると、Z世代においても、黒人やラテン系に比べて白人に無宗教の人が多いという歴史的な傾向が見られた。また、Z世代で最も無神論者が少ないのは黒人だった。

米デニソン大学准教授のポール・ジュープ氏と、イースタン・イリノイ大学助教授でバプテスト派の牧師でもあるライアン・バージ氏も、最近の3つの社会学的調査を基に、米国の宗教傾向を調査し、「宗教離れは減速しているかもしれない」(英語)と題した研究報告としてまとめている。

「無宗教者の割合が1994年以降、着実な増加傾向にあることは、現時点では社会通念となっている。政治やスキャンダル、親からの信仰継承の弱体化が相まって、所属する宗教を持たない人の割合は約5パーセントから約30パーセントに増加した」

「こうした根拠から、Z世代で無宗教の割合がさらに高まり、ミレニアル世代を上回る可能性が予想された。しかし、総合的社会調査(GSS)から得られたわずかなサンプルの初期推定値によると、Z世代はミレニアル世代を上回っておらず、むしろ減少傾向となる可能性さえあることが示唆されている」

両氏の研究報告によると、ミレニアル世代の「無宗教」(無神論者・不可知論・宗教は「特になし」の合計)の割合は42・8%で、Z世代の42・9パーセントとほとんど変わらない。

こうした傾向の理由について、共に政治学者である両氏は複数の可能性を示した。宗教に敬意を払わない人の減少、多様性の高まりを受けて保守的な教会に移行する白人の増加、「無神論者」「不可知論者」の対立項として、宗教は「特になし」とする人の増加などがある。

「(宗教は)『特になし』とする人たちは、政治的にも宗教的にも無神論者や不可知論者とは別の人たちです」と両氏は言う。「『特になし』とする人たちは、宗教という範疇(はんちゅう)の中外に存在しますが、大抵の場合、宗教という枠にこだわりません。一つの可能性として、こうした宗教的奔放さも減少傾向にあるのかもしれません」

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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