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完全な救いの原理 岡田昌弘

2021年11月1日11時47分 コラムニスト : 岡田昌弘
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私たちの希望の実現が確実であったり、社会保障が完備されていたり、財産補償が完全であるなら、私たちの生活は安定し、平安な日々を送ることができるでしょう。しかし実際には、私たちの生活に関わる希望や保証は確実でなく完全でもなく、それによっては平安な日々を過ごすことはできません。一方で、聖書が言う希望や約束は、神の全知全能による確証によって確実であり完全です。

1. 祭司と律法

祭司職が変われば、律法も必ず変わらなければなりませんが、私たちが今まで論じて来たその方は、祭壇に仕える者を出したことのない別の部族に属しておられるのです。私たちの主が、ユダ族から出られたことは明らかですが、モーセは、この部族については、祭司に関することを何も述べていません。もしメルキゼデクに等しい、別の祭司が立てられるのなら、以上のことは、いよいよ明らかになります。(ヘブル7:12〜15)

旧約時代のイスラエルでは、今でいう法律や生活規範のようなものが律法として神から与えられていて、律法を運営し守る役目は祭司職が担っていました。律法下で祭りごとを行うのが祭司なので、祭司職が変われば律法も変えられるという原理です。メルキゼデクは紀元前2千年のアブラハムの時代の人物で、イエスはそれから2千年後にお生まれになりました。

「このメルキゼデクは、サレムの王で、すぐれて高い神の祭司でした…彼は、その名を訳すと義の王であり、次に、サレムの王、すなわち平和の王です。父もなく、母もなく、系図もなく、その生涯の初めもなく、いのちの終わりもなく、神の子に似た者とされ、いつまでも祭司としてとどまっているのです」(7:1〜3)

主イエスはメルキゼデクのように系図もなく、その生涯の初めもなく、いのちの終わりもなく、天のエルサレムの王であり、平和の王で、祭司としてとどまっているのです。主イエス・キリストが祭司職を永遠に相続したので、律法が変わらなければならないことがいよいよ明らかになった、と聖書は証言します。

2. 希望と誓い

その祭司は、肉についての戒めである律法にはよらないで、朽ちることのない、いのちの力によって祭司となったのです。この方については、こうあかしされています。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である。」一方で、前の戒めは、弱く無益なために、廃止されましたが、――律法は何事も全うしなかったのです――他方で、さらにすぐれた希望が導き入れられました。私たちはこれによって神に近づくのです。また、そのためには、はっきりと誓いがなされています。(ヘブル7:16〜20)

イエスの祭司職は、朽ちる肉への律法によらず、朽ちないいのちの力である聖霊によって祭司となったということです。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である」(詩篇110:4)と紀元前1000年に預言されていることの実現が父なる神の右に座られたイエスの祭司職であり、全祭司の頂点である大祭司です。

旧約の律法は肉において全うしなかったので、イエスの祭司職により廃止されましたが、主キリスト・イエスにある永遠のいのちの力によって、優れた救いの希望が私たちに導入され、この新約の神の誓いで救われるということです。

アダムとエバの時代に神を裏切った罪は、今の私たちの時代においても相続されていて、イエスを神キリストと信じないことでの、永遠の死の世界が存在します。しかしイエスは、肉のもたらす死の世界に唯一勝利し、死から復活し、永遠のいのちに移され、天地において永遠の大祭司職を相続しました。

律法は、罪による報酬は死であると言い、律法では誰も救われませんでしたが、他方で、イエスを神キリストと信じる人には、永遠のいのちを得て救われるというさらに優れた希望が導き入れられ、この新約の福音に対して神の誓いがなされています。創造主による誓いは、すべての反論をやめさせます(6:16)。

3. 完全な救い

――彼らの場合は、誓いなしに祭司となるのですが、主の場合には、主に対して次のように言われた方の誓いがあります。「主は誓ってこう言われ、みこころを変えられることはない。『あなたはとこしえに祭司である。』」――そのようにして、イエスは、さらにすぐれた契約の保証となられたのです。また、彼らの場合は、死ということがあるため、務めにいつまでもとどまることができず、大ぜいの者が祭司となりました。しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。(ヘブル7:21〜25)

律法によれば、神の誓いなしに祭司となるのですが、主イエスの場合は、主が誓い、「あなたはとこしえに祭司である」とされ、さらに優れた救いの契約の保証となられたのです。律法による祭司は、死により務めを継続できませんが、キリストは永遠に存在されるので、永遠に祭司の務めを継続でき、神に近づく人々を完全に救うことができます。

  1. 旧約の律法による祭司職は神の誓いなしに任命され、救いに保証がないですが、主イエスの場合は神の誓いで祭司とされ、優れた救いの保証となられました。
  2. さらに、律法の祭司職は死ぬことで終わり、人々の救いは不完全ですが、キリストの祭司職は永遠で、人々を完全に救うことができます。

まとめ

聖書に書かれている契約と保証の数々は、すべてが人間への救いのメッセージです。天地創造から、アダムとエバ、ノアと箱舟、アブラハムにメルキゼデク、イサク、ヤコブとイスラエル、モーセと律法、ダビデと王権。そしてイエスと十字架、大祭司職、神に近づく人々の救い、天の御国などなど、無数にある真理と奥義の数々。聖書のすべては、私たちが救われ永遠に続く完全な救いを得て、神の身元に行き、神と共に御国で永遠に過ごすための、キリストによる完全な救いの福音です。

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◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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