Skip to main content
2025年11月2日08時47分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

完全な救いの原理 岡田昌弘

2021年11月1日11時47分 コラムニスト : 岡田昌弘
  • ツイート
印刷
関連タグ:岡田昌弘

私たちの希望の実現が確実であったり、社会保障が完備されていたり、財産補償が完全であるなら、私たちの生活は安定し、平安な日々を送ることができるでしょう。しかし実際には、私たちの生活に関わる希望や保証は確実でなく完全でもなく、それによっては平安な日々を過ごすことはできません。一方で、聖書が言う希望や約束は、神の全知全能による確証によって確実であり完全です。

1. 祭司と律法

祭司職が変われば、律法も必ず変わらなければなりませんが、私たちが今まで論じて来たその方は、祭壇に仕える者を出したことのない別の部族に属しておられるのです。私たちの主が、ユダ族から出られたことは明らかですが、モーセは、この部族については、祭司に関することを何も述べていません。もしメルキゼデクに等しい、別の祭司が立てられるのなら、以上のことは、いよいよ明らかになります。(ヘブル7:12〜15)

旧約時代のイスラエルでは、今でいう法律や生活規範のようなものが律法として神から与えられていて、律法を運営し守る役目は祭司職が担っていました。律法下で祭りごとを行うのが祭司なので、祭司職が変われば律法も変えられるという原理です。メルキゼデクは紀元前2千年のアブラハムの時代の人物で、イエスはそれから2千年後にお生まれになりました。

「このメルキゼデクは、サレムの王で、すぐれて高い神の祭司でした…彼は、その名を訳すと義の王であり、次に、サレムの王、すなわち平和の王です。父もなく、母もなく、系図もなく、その生涯の初めもなく、いのちの終わりもなく、神の子に似た者とされ、いつまでも祭司としてとどまっているのです」(7:1〜3)

主イエスはメルキゼデクのように系図もなく、その生涯の初めもなく、いのちの終わりもなく、天のエルサレムの王であり、平和の王で、祭司としてとどまっているのです。主イエス・キリストが祭司職を永遠に相続したので、律法が変わらなければならないことがいよいよ明らかになった、と聖書は証言します。

2. 希望と誓い

その祭司は、肉についての戒めである律法にはよらないで、朽ちることのない、いのちの力によって祭司となったのです。この方については、こうあかしされています。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である。」一方で、前の戒めは、弱く無益なために、廃止されましたが、――律法は何事も全うしなかったのです――他方で、さらにすぐれた希望が導き入れられました。私たちはこれによって神に近づくのです。また、そのためには、はっきりと誓いがなされています。(ヘブル7:16〜20)

イエスの祭司職は、朽ちる肉への律法によらず、朽ちないいのちの力である聖霊によって祭司となったということです。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である」(詩篇110:4)と紀元前1000年に預言されていることの実現が父なる神の右に座られたイエスの祭司職であり、全祭司の頂点である大祭司です。

旧約の律法は肉において全うしなかったので、イエスの祭司職により廃止されましたが、主キリスト・イエスにある永遠のいのちの力によって、優れた救いの希望が私たちに導入され、この新約の神の誓いで救われるということです。

アダムとエバの時代に神を裏切った罪は、今の私たちの時代においても相続されていて、イエスを神キリストと信じないことでの、永遠の死の世界が存在します。しかしイエスは、肉のもたらす死の世界に唯一勝利し、死から復活し、永遠のいのちに移され、天地において永遠の大祭司職を相続しました。

律法は、罪による報酬は死であると言い、律法では誰も救われませんでしたが、他方で、イエスを神キリストと信じる人には、永遠のいのちを得て救われるというさらに優れた希望が導き入れられ、この新約の福音に対して神の誓いがなされています。創造主による誓いは、すべての反論をやめさせます(6:16)。

3. 完全な救い

――彼らの場合は、誓いなしに祭司となるのですが、主の場合には、主に対して次のように言われた方の誓いがあります。「主は誓ってこう言われ、みこころを変えられることはない。『あなたはとこしえに祭司である。』」――そのようにして、イエスは、さらにすぐれた契約の保証となられたのです。また、彼らの場合は、死ということがあるため、務めにいつまでもとどまることができず、大ぜいの者が祭司となりました。しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。(ヘブル7:21〜25)

律法によれば、神の誓いなしに祭司となるのですが、主イエスの場合は、主が誓い、「あなたはとこしえに祭司である」とされ、さらに優れた救いの契約の保証となられたのです。律法による祭司は、死により務めを継続できませんが、キリストは永遠に存在されるので、永遠に祭司の務めを継続でき、神に近づく人々を完全に救うことができます。

  1. 旧約の律法による祭司職は神の誓いなしに任命され、救いに保証がないですが、主イエスの場合は神の誓いで祭司とされ、優れた救いの保証となられました。
  2. さらに、律法の祭司職は死ぬことで終わり、人々の救いは不完全ですが、キリストの祭司職は永遠で、人々を完全に救うことができます。

まとめ

聖書に書かれている契約と保証の数々は、すべてが人間への救いのメッセージです。天地創造から、アダムとエバ、ノアと箱舟、アブラハムにメルキゼデク、イサク、ヤコブとイスラエル、モーセと律法、ダビデと王権。そしてイエスと十字架、大祭司職、神に近づく人々の救い、天の御国などなど、無数にある真理と奥義の数々。聖書のすべては、私たちが救われ永遠に続く完全な救いを得て、神の身元に行き、神と共に御国で永遠に過ごすための、キリストによる完全な救いの福音です。

<<前回へ     次回へ>>

◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:岡田昌弘
  • ツイート

関連記事

  • 約束と誓い 岡田昌弘

  • 神の祝福にあずかる 岡田昌弘

  • 成熟を目指そう 岡田昌弘

  • 見分ける訓練 岡田昌弘

  • キリストは大祭司 岡田昌弘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • ワールドミッションレポート(11月2日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(2)

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • カンタベリー大聖堂の「落書き」プロジェクトに批判の声

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(234)神様の思い(計画)が分からないのはありがたい 広田信也

  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(10月31日):エジプト 福音の力—何世代にもわたる暗闇を撃破(1)

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.