Skip to main content
2025年12月22日18時03分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

キリストは大祭司 岡田昌弘

2021年8月22日20時43分 コラムニスト : 岡田昌弘
  • ツイート
印刷
関連タグ:岡田昌弘

まただれでも、この名誉は自分で得るのではなく、アロンのように神に召されて受けるのです。同様に、キリストも大祭司となる栄誉を自分で得られたのではなく、彼に、「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。」と言われた方が、それをお与えになったのです。別の個所で、こうも言われます。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である。」キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救うことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いをささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました。キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって従順を学び、完全な者とされ、彼に従うすべての人々に対して、とこしえの救いを与える者となり、神によって、メルキゼデクの位に等しい大祭司ととなえられたのです。(ヘブル5:4〜10)

世界的にクリスチャンという呼び名が普及しておりますが、「キリストを神だと主張する人々」という自然発生的な時代背景があるそうです。

キリスト信者たちを聖書的に言うと「神に選ばれし人々」と言えるでしょうし、言い換えると「王である祭司の民」とか「キリストの弟子たち」とか「神の子たち」とも言い表せると思います。

1. 神に召され

まただれでも、この名誉は自分で得るのではなく、アロンのように神に召されて受けるのです。同様に、キリストも大祭司となる栄誉を自分で得られたのではなく、彼に、「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。」と言われた方が、それをお与えになったのです。(5:4、5)

「まただれでも、この名誉は自分で得るのではなく」とある意味は、1〜3節の内容によると、大祭司は、1)神に仕える事がらを代表するため、多くの祭司の中から一人が任命され、2)人々と自分の罪の贖(あがな)いの働きをするが、3)この名誉は人の能力や選びによらないということです。

「アロンのように神に召されて受けるのです」と続きますが、モーセの兄アロンが、神の選びによってモーセと人々の仲介者となり、後に大祭司の名誉を得たように、大祭司となる名誉は神からの召しであるという意味です。

ただの土くれである私たちが、神に召されて祭司とされる名誉のように、大祭司として任命される者もみな、神の召しによるのです。

「同様に、キリストも大祭司となる栄誉を自分で得られたのではなく、彼に、『あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。』と言われた方が、それをお与えになったのです」と結論付けていますが、神キリストが大祭司の栄誉を受けたのは、天の父がキリストを人の子イエスとして生み、イエスが神に従順したことで「アロンのように神に召されて受け」たということです。

聖書には「神の賜物と召命とは変わることがありません」(ロマ11:29)とあって、新約聖書の時代の神からの名誉も栄誉も、旧約聖書の時代から変わることがないのです。賜物と召命において、偉大なのは神です。

2. 祈りと願い

別の個所で、こうも言われます。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である。」キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救うことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いをささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました。(5:6、7)

「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である」とあるのは、アブラハムの時代、王や祭司としての系図が無いメルキゼデクがサレムの王で祭司であったことを引用して、新約聖書の時代に、王や祭司としての系図が無いイエスが、神の召しで永遠の王で祭司となられたという意味です。

「キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救うことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いをささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました」とあるように、キリストが人の子イエスとして地上で働きをしている間、弟子たちに目撃されなかったが、激しい叫びと涙とをもって、特別な祈りと願いをささげた敬虔のゆえに、聞き届けられたのです。

もし私たちが、王であり大祭司キリスト・イエスを信じているなら、イエスがそうであったように、王であり祭司である私たちも、死から救うことのできる神に叫びと涙をもって祈りと願いをささげ、敬虔なクリスチャンを目指しましょう。

3. 従順

キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって従順を学び、完全な者とされ、彼に従うすべての人々に対して、とこしえの救いを与える者となり、神によって、メルキゼデクの位に等しい大祭司ととなえられたのです。(5:8〜10)

「キリストは御子であられるのに」「苦しみによって従順を学び、完全な者とされ」とある意味は、神キリストは人々から仕えられる方でしたが、神と人に仕えるイエスとなり、イエスは苦しみによって信仰の従順を学び、死に至るまで忠実で完了した者とされたということです。

「彼に従う」「人々に対して、とこしえの救いを与える者となり」「メルキゼデクの位に等しい大祭司ととなえられた」とある意味は、キリストは、1)従う信仰者に対し、永遠の救いの創始者となり、2)神によって、メルキゼデクと同様に、永遠に王である大祭司として認証されたということです。

キリストは、イエスとして生まれ生き死んだ信仰の従順により、完了した完全な者とされ、神により永遠の王である大祭司として認証され、私たちに永遠の救いを与える救い主とされました。

キリストは、神のご計画にある多くの苦しみによって従順を学び救い主とされ、イエスを信じる私たちも、試練の苦しみの中でイエスに従う従順により、永遠の救いを与えられます。

まとめ

  • 神キリストは、祭司たちの中からただ一人選ばれる大祭司として神に選ばれ、アロンが大祭司として神から召されたように、キリストも神から召し出され名誉を得ました。
  • 神キリストは、御父により人イエスとして生まれたことで、永遠の大祭司として召し出され栄誉を得ました。
  • 神キリストは、サレムのメルキゼデクと同様に、王である祭司の系図に無く継承者もいませんでしたが、死から救うことのできる神に涙と叫びをもって願い祈り、その敬虔さによって聞き届けられ、永遠の王である大祭司とされました。
  • 神キリストは、御父のご計画に従い、多くの苦しみを通られたことで従順を学び完全な者とされ、キリストを信じキリストに従う信仰者を、死から救い出すことができます。
  • イエスをキリストと信じる者たちは、イエスのように苦しみによって従順を学び、永遠の王である祭司と見なされ、真のキリスト者となります。
  • 真のキリスト者は、涙と叫びによりキリストに願い祈る敬虔さにより、死から救われ永遠のいのちを得て、神の子としての永遠の栄誉を受けることになります。

<<前回へ     次回へ>>

◇

岡田昌弘

岡田昌弘

(おかだ・まさひろ)

日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ牧師。東京中央神学校卒。NPO法人キングダム理事長、キングダム出版代表。ユーチューブで聖書メッセージを配信中。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:岡田昌弘
  • ツイート

関連記事

  • 折にかなった助け 岡田昌弘

  • 神のことばは生きている 岡田昌弘

  • 私たちは安息に入る 岡田昌弘

  • もし御声を聞くならば 岡田昌弘

  • 私たちが神の家 岡田昌弘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 上智大学キリシタン文庫が初の貴重資料展、キリシタン版や大友宗麟書状など30点を公開

  • ニカラグア、入国者の聖書の持ち込みを禁止

  • イーロン・マスク氏、最も尊敬するのは「創造主」 宇宙を創造した神の存在を肯定

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • シリア語の世界(39)マル・マリの働き②土地を耕し種をまき、収穫を得よ 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(12月21日):南米の霊的乾燥地帯―世俗化著しいウルグアイ

  • ワールドミッションレポート(12月22日):インド・マハーラーシュトラ州のマン族のために祈ろう

  • 金城学院大学と名古屋YWCAが協定締結、外国ルーツの子ども支援で協力

  • 聖心女子大学と鹿児島純心女子中学・高校が協定締結 共にカトリック系

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 給食で子どもたちに笑顔と教育の機会を 最貧国マラウイを支援する「せいぼじゃぱん」

  • 聖なる励まし 穂森幸一

  • 綱渡りのような人生 菅野直基

  • 『幸福論』 カール・ヒルティが贈る聖書を土台とした人生論

  • 第4回ローザンヌ世界宣教会議で発表の「ソウル声明」 日本語版が公開

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(237)聖霊による傾聴活動は日本社会を覚醒する(後編) 広田信也

  • キリストの死によって与えられる新しいいのち 万代栄嗣

  • 元阪神マートンさんが来日ツアー「クリスマスの贈り物」 関西学院大でトークイベントも

  • 2025年に最も人気のあった聖句はイザヤ書41章10節 この6年で4回目

  • 英聖公会の聖職者ら約700人がカトリックに、この30年余りで 女性司祭導入後に急増

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 【書評】鶴見太郎著『ユダヤ人の歴史―古代の興亡から離散、ホロコースト、シオニズムまで』

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 英国で「路傍伝道者憲章」 相次ぐ街頭説教中の逮捕受け

  • 京都ノートルダム女子大学、次期学長に酒井久美子氏 学生募集停止の来年4月から

  • 東洋英和女学院大学、次期学長に藁谷友紀氏

  • ニカイア公会議1700周年を記念、開催の地で一致求め祈る 教皇や全地総主教らが参加

編集部のおすすめ

  • 日本聖書協会が恒例のクリスマス礼拝、聖書普及事業150年を感謝しコンサートも

  • 「神の霊によって、主はこの国を造り替えられる」 日本リバイバル同盟が「祈りの祭典」

  • 15人の演者でマルコ福音書を再現、観客をイエスの物語に引き込む「マルコドラマ」

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.