
わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。(ヨハネの福音書7章38節)
聖書の多くの箇所で「水」は、永遠の命を指し、イエスを信じることで得られる霊的な満たしを象徴しています。
イエスが言われた「生ける水の川」とは、ヨハネの福音書7章39節で「霊」または「御霊」と解説されています。つまり「聖霊」のことを意味します。ここでは、「イエスはまだ栄光を受けておられなかったので、御霊はまだ注がれていなかった」と説明されています。
聖霊とは、知性、感情、意思のある人格を持った神であられます。聖霊は、イエスが地上を離れて昇天された後、天の御父が私たちに与えてくださった、救いの保証です。イエスを信じる者の心の奥底から流れ出る「生ける水の川」は、魂の必要を満たす「水」であり「聖霊」なのです。
聖霊は、信仰者の「証印」「保証」であり、神が私たちをご自身に属するものとして証明するために、私たちに与えてくださいました。イエス・キリストを信じる者に注がれる御霊(聖霊)は、その人の心の奥底に「生ける水の川」となって流れ出て、魂の必要を満たし、他の人を潤す祝福の源ともなります。
ヨハネの黙示録に記されている新しいエルサレム(天の御国)の幻では、「いのちの水の川」が、神と小羊の御座から出て流れています(黙示録22:1、2)。
救いの保証である聖霊は、私たちに神を信じる信仰を与え、「御霊の実」を結ばせ、信仰を成長させてくださいます。「御霊の実」とは、「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」です(ガラテヤ5:22、23)。私たちは日々の生活の中で、栄光から栄光へと、キリストの似姿につくり変えられます。
①「生ける水の川」は、イエスを信じる者が受ける聖霊のことを指しています。②イエスを求めて信仰を持つなら、聖霊をも求めるようになり、聖霊を受ける者となります。
③永遠に神に属する者となり、聖霊により、生ける水の川が心の奥底から満ちあふれ、他の人をも潤すことができます。④真理を証しする者となり、「御霊の実」を結ぶ者へと変えられます。
全ての感謝と栄光、誉れを、全能なる神にお返しします。
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【書籍のご紹介】
クリスチャン漫画家のさとうまさこさん(清瀬キングダムチャーチ執事)がこのほど、新約聖書・ヨハネの福音書を忠実に描いた聖書漫画『聖書のイエス』を出版しました。

『聖書のイエス』は、前作の『キリストの言葉』をリメイクし、水彩画とPCグラフィックを多用して全ページにわたって色調補正が行われ、芸術性の高い作品となっています。新共同訳聖書と新改訳聖書に準拠して聖書の内容を忠実に再現し、色彩豊かなフルカラー漫画にしたことで「絵本のような聖書漫画」となり、イエスの時代をイメージしながら聖書の世界に入れます。
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