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ティモシー・ケラー牧師が語る「死と復活の希望」 末期がんの闘病生活の中で新著出版

2021年4月9日21時34分
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関連タグ:ティモシー・ケラーリディーマー長老教会癌(がん)イースター(復活祭)アメリカ
ティモシー・ケラー/ティム・ケラー+
ティモシー・ケラー牧師(写真:Godwell Andrew Chan)

米ニューヨークのリディーマー長老教会創設者で、著名な執筆家でもあるティモシー・ケラー牧師(70)にとって、イエス・キリストの復活は、いつの日か善は悪に打ち勝つというような抽象的な信条以上のものだ。末期のすい臓がんを患い、死に直面するケラー氏にとって、キリストの復活は人生に希望と平安と慰めをもたらす力強い真理なのだ。

「自分は間もなく死ぬかもしれないと知るとき、人は自分がいつの日か死を迎えることになるという事実に背を向けて生きていたことに気付きます」。ケラー氏はクリスチャンポストの独占インタビューにそう語った。「死の予感に襲われるとき、人は自問しなければなりません。『私には死を迎える信仰があるだろうか。イエス・キリストの復活が本当に起きたと信じているだろうか。イエスを信じて死ぬなら、私もその復活にあずかると信じているだろうか』と」

ケラー氏は昨年5月、ステージ4のすい臓がんと診断された(関連記事:米リディーマー長老教会創設者のティモシー・ケラー牧師、すい臓がんを告白)。すい臓がんは進行が早く、多くの人は発覚後1年以内に亡くなってしまう。「通常、その1年間はとても困難なものです」とケラー氏は言う。

しかしケラー氏は楽観的で、がんに対する勝算がある。自身の病状が「極めて深刻」であることを認めつつも、体が化学療法に良好な反応を示していることから、「余命は数カ月ではなく数年」になる可能性が高いとケラー氏は話す。

「妻のキャシーも私もとても感謝しています。診断当初に思っていたより、私たちには時間があるようです」

21世紀の最も尊敬されるキリスト教思想家の一人とされるケラー氏がこの独占インタビューの前、クリスチャンポストの取材(英語)に最後に応じたのは昨年4月のことだった。それは、新型コロナウイルスの感染が急拡大し、ニューヨークや世界を震撼(しんかん)させ始めてから数週間後のことで、ケラー氏ががんと診断される前のことだった。ケラー氏は当時、今年3月に出版された新著『恐怖の時代における希望:復活とイースターの意味』(原題:Hope in Times of Fear: The Resurrection and the Meaning of Easter)を4分の1ほど書き進めていた。

この本は当初、ケラー氏が2016年に出版した『隠されたクリスマス』(原題:Hidden Christmas)の姉妹本として出版される計画だった。『隠されたクリスマス』はクリスマスとキリストの受肉の意味をテーマにした黙想集だが、「突然、ロックダウン(都市封鎖)となり、がんも見つかって、この本はまったく別のものになりました」とケラー氏は思い起こす。

「ここで私は、復活について書いていますが、自分がいつか死ぬということを半分しか信じていなかったことに気付きました。私はわれに返り、自分はまた復活についても半分しか信じていなかったことに気付いたのです。知的にではなく、心の奥底で信じ切っていなかったのでした。私は知的にも心おいても、復活をより広く、より深く信じる必要があることに気付きました」

その後ケラー氏は、数カ月にわたるがんの治療を受けながら、イエス・キリストの復活の歴史的証拠に目を向け、祈りと聖書に没頭し、心の中で復活が真実なものとなるよう聖霊に依(よ)り頼みつつ、「知的かつ感情的」に取り組んだ。

「漠然と信じていたことを心で実感するのに数カ月かかりました。実在的かつ経験的に復活が分かるようになり、確信が強まりました。取り組みが功を奏したのです。神の言葉の真理を受け入れ、日々それに没頭し、心の中で真実なものとなるよう聖霊に依り頼むことを望むなら、聖霊はそうしてくださいます」

ほとんどの人が死に背を向けて生きているとケラー氏は言う。しかし、自分自身の死と霊的現実に直面することで、地球上での時間の見方が変わり、復活が持つ変革の力が増大するという。

「地上の事柄はあまり重要ではなくなります。それらは皆さんにとってそれほど重要ではないのです。幸せになるのに地上の事柄は必要がないことに皆さんは気付くでしょう。そう思うと、もっと楽しめるようになります。私は神や天国を地上の事柄に置き換えようとはしません。それこそが、私の心を本当に満足させる唯一のものだからです」

「皆さんは、神の現実を霊的に体験しなければならないことを痛感します。それは『栄光と恵みは照り、地のものは消え去る』からです」と、ケラー氏は1世紀前の賛美歌「目を上げて主のみ顔を」を引用して説明した。

ケラー氏はがんを患ったことで、復活を信じて生きる力について語る状況に置かれたことを認めた。しかし、そのプロセスは、差し迫った死を宣告されるような「衝撃的な」始め方をする必要はないと話す。

「誰もが経験する小さな死において、このプロセス(復活の力を信じて生きること)を始めることもできます。例えば失業であったり、友人や愛する人の死であったり」とケラー氏は言う。「そうしたつらい状況において、人は死を宣告されたときと本質的に同じことをしなければなりません。つまり、神に関する抽象的な信条に目を向けて、それを現実的なものとする必要が出てくるのです。そうすることで、初めて神があなたにとって本当の慰めになるのです。そして、もはやあなたは、この世のものを自分の救いとして見なさなくなるのです」

『恐怖の時代における希望』の中でケラー氏は、聖書がどのようにして復活や新しい創造を、人種や社会的関係、組織的不正、性に関する問題など、クリスチャンが心にとめるべきあらゆる問題に結び付けているかを説明している。

「復活の意味は何かというと、神がこの世を決して見捨てなかったということです」とケラー氏はつづっている。「それどころか、復活は苦しみに意味をもたらします。苦しみを通して癒やしが到来するという希望が与えられるのです。復活は、万物が新しくされることが確実であることを保証するだけでなく、間違っていることや不当なことに立ち向いなさい、というクリスチャンに対する呼び掛けでもあるのです」

この数年に執筆した数十冊の著書の中で、この新著を書いていたときほど「神の導きと助け」を感じたことはなかったとケラー氏は話す。

「私はここ数カ月間、実に多くの助けと慰めと霊的な滋養を受けました。普通、本というものは、著者が何らかの体験をした後に書かれるものです。しかし今回、私はこの本を執筆する中で体験したのです」

「(本というのは)面白いものです。まるで人間のようだ」とケラー氏は言う。

「多くの人が称賛する本があると、私はそれを読み『良かったけれど、今一つ心に迫るものがなかった』と言って、誰も私に勧めてくれなかった他の本を手に取ります。すると、その本がまさに人生を変えるような本だったりするものです」

ケラー氏が自著の中で特に勧めるのは、2008年に出版した『「放蕩」する神―キリスト教信仰の回復をめざして』(原題:Prodigal God)と、今回出版した『恐怖の時代における希望』の2冊。

「これまでに私が書いた作品の中で最高の本だというわけではありませんが、この2冊にはキリスト教とは何かについて私が伝えたいメッセージが含まれています。私としては、これら2冊の本の中にキリストの福音の本質が書かれていると信じていますので、それを皆さんにお勧めする次第です」

人生の最後となるかもしれない時期に置かれているケラー氏は、「どんなことにも覚悟はできています」と述べた上で、次のように付け加えた。

「将来がどうなるか、私には分かりません。私の余命が数カ月ではなく数年であるように祈ってください。また、化学療法が引き続き効果的であるよう祈ってください。しかし私たちは、神が私のためにいかなることを決定しても、それを受け入れる覚悟ができています。私たちは霊的に備えができているのです」

「私は知っています。イエス・キリストの復活が実際に起こったことを。そして、私が死ぬとき、私もその復活を知ることになるのです」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ティモシー・ケラーリディーマー長老教会癌(がん)イースター(復活祭)アメリカ
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