Skip to main content
2025年8月31日08時25分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

人を騙さないためには 佐々木満男

2020年6月13日10時46分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐々木満男

1. メンターはこの人だ!

「その節はいろいろお世話になりました。刑務所では、聖書と信仰書を読み、悔い改めては祈る毎日でした。ボクの心の深いところがいかに不純であったかがよく分かりました。一から出直して頑張ります」

3年ぶりに出所したクリスチャンの青年と再会した。見違えるほど明るく爽やかな人になっていた。新しく出直して、きっと大成功すると思う。

高校生の時に洗礼を受けた彼は、「事業家になって成功し、財政面で教会を支えたい」と思い、大学卒業後一人で会社を設立して起業した。でも、幾つかの事業に関わったが、すべてうまくいかなかった。

「ボクはどうして失敗ばかりしたのかとずいぶん悩みました」。「自己啓発系の経営セミナーに参加して学び、そこで、ボクには自分の模範になるようなメンター(良き指導者)が必要なんだと思いました」。「そして、『ボクにふさわしいメンターと出会えますように』と真剣に祈りました」

「ある起業家グループの会合で、誠実そうな感じで恰幅が良く話もうまい人物と出会い、なぜか『ボクが求めていたメンターはこの人だ!』と思い込んでしまったのです」。「その場で『キミ、私と一緒に事業をしないか』と持ち掛けられて、その人物を社長とする会社で部下として働くことになりました」

彼は拘置所の接見室で私にこう語った。

2. 人に騙される

彼は社長に命じられるままに、一生懸命に投資案件の企画書を作成した。

「私の会社はもっと大きな案件を手掛けているため、この案件はキミの会社の名前でやってくれ。すべての責任は私個人と私の会社が引き受けるから」と言われて、疑うことなく従った。

彼の企画書を読んで賛同した何人かの投資家が、彼の会社の口座に資金を振り込んだ。彼はその都度、資金を引き出して全額現金で社長に手渡した。ところが、もともとその投資企画は架空の事業であったため、被害を受けた投資家たちから告訴され、彼は詐欺罪で起訴された。

社長も逮捕されたが、「俺は何も知らない。お金なんか1円も受け取っていない。すべてあいつが自分で勝手にやったことだ。それなのにこんな目に遭わせやがって、とんでもないやつだ。俺こそ被害者だ!」と、すべての責任を彼に擦り付けた。実は、この社長は詐欺の常習犯であり、当然、有罪になった。

3. 人を騙したことになるのか?

「あなたは投資家を故意に騙したのですか?」と、私は接見中に何度も尋ねた。「いや、ボクは人を騙してお金を取るようなつもりはありませんでした」と繰り返し答えたので、裁判では無罪を主張した。

しかし、公判の最後で裁判官と彼との間で次のような問答があり、判決では有罪と認定された。

「あなたは社長の命令に従ったにしても、もしかしたら『これは人を騙すことになるのではないか』と思っていたのではないですか?」「ちょっと気になりましたが、全面的に信頼していた社長から『まったく問題ない』と言われて、社会の常識ではそんなものなのかと思ってしまいました」

「でも、あなた自身は『これは詐欺になるのではないか』と内心では疑っていたのですよね!」「はい、確かに、私自身はそう思いました。でも、社会常識では許されるのではないかと・・・」

法律的には有罪か無罪か非常に微妙であったが、彼は祈った末に控訴を断念した。人に騙されて被害者になったとしても、人を騙して加害者にならないためには、よく祈って主に自分の心の深みを探っていただかなければならないと思う。

人は外の顔かたちを見、主は心を見る。(1サムエル16:7)

なぜ、むしろだまされていないのか・・・だまし取り・・・盗む者は・・・神の国をつぐことはないのである。(1コリント6:7~10)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐々木満男
  • ツイート

関連記事

  • 神の国と神の義、天の御国の戦いとは? 佐々木満男

  • 人のピンチは神のチャンス 佐々木満男

  • 死に至る病 佐々木満男

  • 悪い人に対抗する3つの方法―悪い人にはその逆の方法で対抗する 佐々木満男

  • 史上最大のグッドニュース 佐々木満男

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • ウクライナ、米大衆伝道者フランクリン・グラハム氏に勲章授与 人道支援を評価

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • イエス様と共に働く 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月31日):ガーナのリグビ族のために祈ろう

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(241)聖書と考える「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」

  • ワールドミッションレポート(8月30日):リビア 砂浜に響く殉教者たちの祈り(4)

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

  • 進藤龍也氏×山崎純二氏対談イベント「神様との出会いで人生が変わった」 埼玉・川口市で8月30日

  • 米福音派の重鎮、ジェームス・ドブソン氏死去 フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者

  • 花嫁(31)神に従う者の道 星野ひかり

  • 21世紀の神学(30)伊藤貫氏が提唱する古典教育とセオセントリズムの復権 山崎純二

  • 「森は海の恋人」の畠山重篤さん、気仙沼市の名誉市民に

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(前半)悪魔の起源 三谷和司

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(11)「苦しみ」が始まるまでの経緯(後半)救いの計画 三谷和司

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 米カトリック教会で銃乱射事件 ミサ参加中の付属学校の子どもら2人死亡、17人負傷

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.