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ナッシュビルからの愛に触れられて

ナッシュビルからの愛に触れられて(姉妹編)チャリティ・ロックハート(1) 青木保憲

2020年3月19日06時51分 コラムニスト : 青木保憲
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関連タグ:青木保憲チャリティ・ロックハート
ナッシュビルからの愛に触れられて(姉妹編)チャリティ・ロックハート(1)+

緊急のお願い

本稿を書いている最中、とんでもないニュースが飛び込んできた。3月3日テネシー州を襲った竜巻は、ナッシュビル北部を直撃。甚大な被害がもたらされたとのこと。その惨状は、ちょうど9年前の東日本大震災を想起させるほどの被害状況で、まだ復興のめども立っていないという。

クライストチャーチ・ナッシュビルは、2011年の東日本大震災の時、私青木がアポなしで訪ねて行ったときに、日本への支援として、献金と共に実際に彼らのゴスペルチームを派遣し、復興支援を手伝ってくれた教会である。その過程で、モリース・カーターというシンガーが命を落とすという悲劇にも見舞われている。それでも日本への支援をやめることなく、2013年までチームで、その後は個別に支援のために来日し続けてくれている。

今、その地域が私たち日本と同じような自然災害に苦しんでいる。私たちは、彼らのために何かさせていただきたいと願い、募金活動を開始している。第一期として、今月末までに集められた義援金を、クライストチャーチへお送りする予定。クライストチャーチでは、それを一番良い形で役立ててくれる。

どうかこの趣旨に賛同くださる方、下記までお振込みください。

【ナッシュビル復興支援 振り込み先】
■ 三菱UFJ銀行

【店番】506(出町支店) 【口座番号】普通 0196668
JAG代表 青木保憲(ジャグダイヒョウアオキヤスノリ)

「姉妹編」に突入! ~出会い~

さて、今回から数回にわたって「ナッシュビルからの愛に触れられて」姉妹編をお届けする。ナッシュビルとは直接関係はないが、日本での宣教活動に大いに貢献してくれているゴスペルミュージシャン、という意味では、彼女を抜きにその後の活動は語れない。その人物の名はチャリティ・ロックハート。以前、彼女の記事を数回書いたことがある(関連記事はこちら)。そもそもの「奇跡的な出会い」から始めよう。

ナッシュビルからの愛に触れられて(姉妹編)チャリティ・ロックハート(1)

2012年の冬、朝から誰も教会を尋ねてくる者がいなかったためか、午後になって私は一人留守番をしながらうたた寝をしていた。石油ストーブの燃料はしっかり入っているので、取り急ぎすることもない。「説教でも考えようか」と思ってはみたものの、心と体は裏腹な状態で、なかなか進まない。そんな時に睡魔が襲ってきて、まどろみの中へと歩を進めつつあったのである。

と突然、入り口のガラス戸が開いた。外気の冷たさが頬に伝わってくる。「誰か来た」。そう思った私は、イスから立ち上がり、開けられた扉の方を向いた。そして・・・思わず後ずさりした。

目の前に立っていたのは、足元のヒールからロングスパッツに至るまで「黒」でコーディネートされ、髪の毛を丁寧に編み込んだアフリカ系アメリカ人の女性であった。ダークブラウンのかっこいい革ジャンを羽織り、ポケットに手を入れたままこちらに近づいてくるその姿は、クロヒョウを思わせるものがあった。

その女性はハスキーな声でこう尋ねてきた。「ここは教会ですか?」私は「そうです」と答えた(もちろん英語で)。すると彼女は手を差し出し、「私はゴスペルシンガーです」と続けたのである。ちょうどナッシュビルとの関わりが本格的になっていた時期でもあり、「ゴスペルシンガー」という言葉に私は思わず反応した。

「それはすごい。どこから来られているんですか?」「アリゾナ州フェニックスからです」。「この教会は何派ですか?」と彼女。「ペンテコステ教会です」と私が答えると、飛び上がらんばかりに喜び「ああ、私の出身もペンテコステです!」と笑顔になっていった――。

話が弾んだ。2人とも立ち話であったが、お互いの素性を語り合うこととなった。彼女の名前は「チャリティ・ロックハート」(その名前を絶対芸名だと私は思った。しかし驚くべきことに本名であった)。京都祇園のナイトクラブでシンガーとして来日しているが、本業は米国でゴスペルを歌っているとのこと。牧師の娘で、ホイットニー・ヒューストンに憧れてシンガーを目指したこと。毎年祇園のクラブからの要請で来日しており、来年は夏ごろの来日を考えていること。どうしてこの教会を知るようになったかというと、二つ先の通りにボクシングジムがあり、昼間の暇な時間にエクササイズとして通い出し、毎日この前を通っていたため、前から気になっていたとのことだった。

彼女は「私に何かできることはないかしら?」と、私が一番欲していた質問をついに口にしてくれた。だから「来週日曜日にまた来てくれる? そうしたら子ども礼拝、日曜礼拝があって、そこでいろいろ歌ってもらえたら、と思うんだけど。あと、うちはゴスペルクワイアもあるので、コンサートとかもできると思うよ。可能ならホールを借りて開催することもできるし・・・」と矢継ぎ早に答えた。

すると彼女は申し訳なさそうにこう答えた。「明日帰るんです・・・」。今思い返しても、この時どうしてチャリティさんが突然教会の扉をたたいたのか、全く見当がつかない。なぜこのタイミングで、どうして私と出会うことになったのか? 信仰的に回答するなら、これはまさに「主の導き」以外にはなかった。

その後、2020年の現在に至るまで、チャリティさんとは良き友人であり、今では私が彼女の日本側の窓口、マネージャーを兼任するようになっている。今年の6月にも来日し、関西圏でコンサートツアーを行う予定になっている。現在、彼女はアレサ・フランクリンのトリビュート・ショーを全米各地で行っている。

この時は連絡先を交換し、彼女の名刺に明記されていたウェブサイトにアクセスすることができる精いっぱいであった(現在の彼女のサイトがこちら)。

それから1年半、チャリティさんが2013年に再来日するときまで、私はSNSで彼女と連絡を取り続けた。するといろんなことが分かってきた。アリゾナにはお母さんと兄弟が住んでいて、彼女は(残念ながら)離婚してこの地にやってきたこと。二児の母であること。ラスベガスで時々ショーを行っていること。そのさまがまさに「リアル・天使にラブソングを」であること。そして何よりも「むちゃくちゃ歌がうまいこと」である。

そしてついに2013年7月、チャリティ・ロックハートは満を持して、当時私が赴任していた教会の礼拝にやってきたのである。

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◇

青木保憲

青木保憲

(あおき・やすのり)

1968年愛知県生まれ。愛知教育大学大学院卒業後、小学校教員を経て牧師を志し、アンデレ宣教神学院へ進む。その後、京都大学教育学研究科修了(修士)、同志社大学大学院神学研究科修了(神学博士)。グレース宣教会牧師、同志社大学嘱託講師。東日本大震災の復興を願って来日するナッシュビルのクライストチャーチ・クワイアと交流を深める。映画と教会での説教をこよなく愛する。聖書と「スターウォーズ」が座右の銘。一男二女の父。著書に『アメリカ福音派の歴史』(明石書店、12年)、『読むだけでわかるキリスト教の歴史』(イーグレープ、21年)。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:青木保憲チャリティ・ロックハート
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