Skip to main content
2021年3月3日18時38分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 中東

シリアの正教会府主教2人、改宗強要を拒否し殉教

2020年1月19日18時41分 記者 : 井手北斗
  • ツイート
印刷
関連タグ:アンティオキア総主教庁(アンティオキア正教会)シリア正教会シリア
拉致から6年、シリアのアレッポ府主教2人がいまだ行方不明+
アンティオキア総主教庁(アンティオキア正教会)のアレッポ府主教ボウロス・ヤジギ(左)と、シリア正教会のアレッポ府主教ヨハンナ・イブラヒム

シリア人ジャーナリストのマンソアー・サリブ氏が率いる調査チームが、2013年4月に誘拐されたアンティオキア総主教庁(アンティオキア正教会)のアレッポ府主教ボウロス・ヤジギと、シリア正教会のアレッポ府主教ヨハンナ・イブラヒムが16年12月に殉教していたと発表した。「正教ジャーナリスト連合」(UOJ、英語)が16日に報じた。

調査によると、2人はイスラム教スンニ派の反政府武装グループ「ノール・アル・ディン・アルゼンキー」に殺害された。同グループはサウジアラビアと米国から資金と武器を提供され、シリア紛争に独立参戦していたという。

また、2人の府主教は拷問により強制的に改宗させられようとしたという。一方、2人のうち1人は15年に、シリアとの国境に近いトルコの中南部の都市アンタキヤ(古代アンティオキア)の病院で治療を受けていたことも分かった。

調査チームはさまざまな情報から、2人の府主教は16年12月に殺害され、埋葬されたと結論付けた。一方、埋葬地は不明で、2人の遺体がまだ発見されていないことから、公式的な調査は継続するとしている。

誘拐の動機

サリブ氏がウェブサービス「メディウム」(英語)に掲載した報告によると、誘拐犯が何の要求もしてこなかったため、誘拐の動機を推定することは困難だという。メルキト・ギリシャ典礼カトリック教会のアレッポ大主教ジェーン・クレメント・ジェンバートは、「正教会とカトリック教会は誘拐犯と接触するために大変骨を折りました。しかし、彼らが誰なのか、彼らの動機が何だったのか、私たちには理解できないのです」と語った。

調査チームは、イスラム主義者が、シリアの反政府勢力の指導者との人質交換のために2人の府主教を誘拐したのではないかとも予想している。2人が現地で宣教や人道支援活動を積極的に行っていたからだ。しかし調査チームは、動機に関してこの説を裏付けるいかなる証拠も見つけてはいない。別の可能性として、2人が別のテーゲットと間違われて誘拐された可能性もサリブ氏は指摘した。

カルデア東方典礼カトリック教会のアレッポ主教アントニー・アウドは、「シリアでキリスト教の高位聖職者を誘拐する誘拐犯の主な動機は金銭であり、宗教的理由ではありません。例えば、シリア南部で誘拐された司祭のハッサン神父は、親族が10万ドル(約1100万円)の身代金を支払った後で解放されました」と述べた。しかし2人の府主教に関しては、誘拐犯がいかなる要求もしてこなかったため、この説には無理があるとサリブ氏は見ている。

そのためサリブ氏は、最も有力な犯行の動機として、2人がシリア政府との対話を呼び掛けていたため、彼らをイデオロギー的な目的のために利用しようとしたとの見方を挙げた。

「正教会の信者にとって、キリストの復活を記念する祭日の前日に、高位聖職者が別の宗教に改宗すれば、11年からテロと戦っているシリアの正教会に対する信頼を弱体化させることになります。この誘拐は、シリアのキリスト教徒に対してシリアから出ていけというメッセージにもなり得ます」

殺害の真相

サリブ氏の報告には、13年の事件発生時からの流れが時系列で詳細に記録されており、その最後には悲劇的な結末として、16年の出来事の詳細が記されている。

「16年末、シリア軍はアレッポ地域の解放に成功しました。ほとんどの武装勢力は緑のバスでシリアの北西部に移送されました。誘拐犯は身の危険を感じていたでしょう。その頃には、2人の府主教は囚われの身となって3年がたっていました。(府主教たちが監禁されていた)マシュハド村の解放は、アルゼンキーとその西洋の支援者たちに深刻な結末をもたらすかもしれませんでした。シリアのさまざまな特殊機関が府主教たちを捜索していました。彼らが解放されることは至上命題だったからです。このような状況で府主教たちが見つかれば、武装勢力は審問なしに銃撃される可能性がありました」

「それが理由だったのでしょう。16年12月初旬、府主教たちのイスラム教改宗を達成することができず、彼らをこれ以上国内の他の場所に移送し続けることは困難だと判断して、アルゼンキーの現地司令官たち(ヤシール・ムヒディによるとアブ・ハッサンだったという)は、府主教たちの銃殺を決め、遺体を埋葬しました。府主教たちの捜索はシリアの国中で行われていましたが、彼らは結局アレッポから35キロの場所(マシュハド村)に監禁されていたのです」

関連タグ:アンティオキア総主教庁(アンティオキア正教会)シリア正教会シリア
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 拉致から6年、シリアのアレッポ府主教2人がいまだ行方不明

  • 「キリスト教こそ探し求めていた宗教」 過激派の残虐行為で改宗、シリアのクリスチャンたちの証し

  • シリアのキリスト教地区にロケット攻撃、修道院近くで子ども5人死亡

  • 「教会にいると平安を感じる」 レバノンで多くのシリア人難民がキリストの元に

  • ナイジェリア・キリスト教協会の地区議長を拉致 ボコ・ハラムが動画公開

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

新型コロナウイルス特集ページ

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • コロナ禍で宗教グループが「スケープゴート」にされている 世界各地で事例報告

  • 「大きな味方」はきっといる 貧民街の聖者、賀川豊彦の生涯を朗読

  • 同性愛めぐり分裂見通しの米合同メソジスト教会、保守派が新教団名発表

  • 聖書はコロナ禍のクリスチャンに希望を与えている 英国聖書協会が調査

  • 聖隷福祉事業団、新理事長に青木善治氏

  • ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏、裁判所で聖書を引用

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • WEAのシルマッハー新総主事就任、演説で福音主義の核心語る

  • 主は生きておられる(173)もう春ですよ 平林けい子

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • 米南部バプテスト連盟、4教会を除名 性犯罪歴ある牧師雇用や同性愛支持で

  • 同性愛めぐり分裂見通しの米合同メソジスト教会、保守派が新教団名発表

  • 聖書はコロナ禍のクリスチャンに希望を与えている 英国聖書協会が調査

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 「わたしは父から出て、世に来ました」 さとうまさこの漫画コラム(3)

  • WEAのシルマッハー新総主事就任、演説で福音主義の核心語る

  • 聖隷福祉事業団、新理事長に青木善治氏

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

  • 宮城労働局が涌谷保育園元園長牧師のパワハラ認定、日本基督教団議長「解決に向けて全力尽くす」

  • 米南部バプテスト連盟、4教会を除名 性犯罪歴ある牧師雇用や同性愛支持で

  • 同性愛めぐり分裂見通しの米合同メソジスト教会、保守派が新教団名発表

  • 聖書はコロナ禍のクリスチャンに希望を与えている 英国聖書協会が調査

  • 2021年の「レント(四旬節)」始まる、きょう「灰の水曜日」 その意味と由来

  • 「聖書は神の言葉ではない」 進歩主義の米教会がSNSの投稿で炎上

  • 「わたしは父から出て、世に来ました」 さとうまさこの漫画コラム(3)

  • WEAのシルマッハー新総主事就任、演説で福音主義の核心語る

  • 聖隷福祉事業団、新理事長に青木善治氏

  • 信仰と不信仰の距離 安食弘幸

編集部のお勧め

  • 「クリスチャンだからこそ、もっと知って祈って関わってほしい」 人身取引に取り組む「ゾエ・ジャパン」

  • パンデミック時代の宗教の可能性探る IPCR国際セミナーで日中韓のキリスト者も発題

  • コロナ禍で増える自殺、奥田知志牧師「宗教にできること、いっぱいあるのでは?」

  • 日本から遠く離れた地の日本人伝道最前線 駐在員家族120人に福音伝える英語教室

  • 「開拓伝道は失われた人々への憐れみの心」 第23回断食祈祷聖会1日目

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 論説委員・編集部
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 問い合わせ・アクセス
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2021 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.