Skip to main content
2025年8月18日22時13分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
同性愛・LGBTQ

合同メソジスト教会が分裂へ LGBT、同性婚めぐり 米プロテスタント第2の教団

2020年1月6日07時22分
  • ツイート
印刷
関連タグ:合同メソジスト教会(UMC)LGBTQ同性愛ウェスレアン・カベナント連合(WCA)アメリカ
合同メソジスト教会が分裂へ LGBT、同性婚めぐり 米プロテスタント第2の教派+
昨年2月に開催された合同メソジスト教会(UMC)の特別総会でLGBT(性的少数者)の完全な受け入れを訴える人々=2019年2月25日、米ミズーリ州セントルイスで(United Methodist News Service / Paul Jeffrey)

米国第2のプロテスタント教団である合同メソジスト教会(UMC)が、分裂する見通しとなった。UMCの監督や指導者ら16人によるグループが3日、「分離による和解と恩寵の協定案」(英語)を発表。LGBT(性的少数者)の聖職者や同性婚を認めないグループがUMCを離脱し、新教団を設立することを認める内容で、5月に開催される総会で承認されれば、正式に分裂することになる。

協定案は、LGBTの聖職者や同性婚を認めない「伝統主義のメソジスト」による新教団設立を容認し、設立された場合、UMCから2500万ドル(約27億円)を拠出することを約束している。一方、残留派によるUMCは分裂後、LGBTの聖職者や同性婚を認めることができるようになる。

UMCは、福音派・保守派主体の南部バプテスト連盟(SBC)に次ぐ米国第2の規模のプロテスタント教団で、主流派(メインライン)では最大規模の教団。LGBTや同性婚をめぐっては教団内で長年意見の隔たりがあったが、教団として公式には共に認めない立場をとり続けており、分裂後のUMCがそれらを認めれば、UMC史上初となる。

昨年2月にミズーリ州で開催した特別総会では、4日間にわたる激論の末、53パーセントの賛成で、LGBTの聖職者や同性婚を認めないことを決議。同性愛は「キリスト教の教義と相いれない」とする従来の立場を維持することを決めた(関連記事:同性愛に反対の立場を維持 米合同メソジスト教会、特別総会で決議)。さらに、2021年までにこれらに同意しない教会や聖職者は除名するとしていたため、分裂が確実視されていた。

協定案は3日に発表されたが、16人による署名は昨年12月17日付。作成には、米同時多発テロ(9・11)の犠牲者への補償基金などに関わった調停専門家のケネス・フェインベルク氏も携わった。

協定案は冒頭、UMCの現状に関する基本的理解を8項目にわたって記載している。そこでは「合同メソジスト教会とその会員には、入念な熟考と議論、祈りを経た後も、御言葉の理解と解釈、神学と実践において根本的な相違がある」と指摘。UMCの分離は「われわれの相違を解決し、教会の各部が、すべての人々の威厳と平等、誠実、尊敬を認めながら、その神学的理解に真実に立つための最善の方法」だとしている。

協定案については、保守派もリベラル派も5月の総会で承認する見通しだ。

協定案の署名者の一人で、LGBTの聖職者や同性婚に賛成するリベラル派のトマス・ベルリン牧師は米ニューヨーク・タイムズ紙(英語)に対し、「(協定案は)われわれがこれまで経験してきた対立への歓迎されるべき救済案です」とコメント。「合同メソジスト教会が、長らく続いてきた対立について議案を提示する道を見いだせたことで、とても励まされています」と語った。

同じく協定案の署名者の一人で、LGBTの聖職者や同性婚に反対するUMC内の保守派グループ「ウェスレアン・カベナント連合」会長のキース・ボイエット牧師は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(英語)に対し、協定案によりUMCは「対立を完全に過去のものとすることができる」とコメント。「伝統主義者としてわれわれは今、次のステップに集中することができます。このような提案がなければ、そうすることもできなかったでしょう」と語った。

UMCは米国内だけでなく世界にも所属教会がある世界的な教団で、会員数は世界で約1270万人。米国内の会員数は約680万人で、ボイエット氏は米国内では30~40パーセントの会員が新教団に移行すると見ている。

協定案は、伝統主義者による新教団設立の他に、別の教団設立の可能性にも備え、200万ドル(約2億1千万円)を保留することも定めている。また、歴史的に差別を受けてきたアジア人や黒人、ヒスパニック、ネイティブ・アメリカン、太平洋諸国出身の少数派への支援のために、8年間で3900万ドル(約42億1千万円)を拠出することも定めている。このうち1300万ドル(約14億円)は、新教団が該当金額の受け取りを辞退することで負担する形とし、残り2600万ドル(約28億1千万円)は、残留派が負担する形となる。また、現在UMCに雇用されている聖職者や教会スタッフに対する年金は、新教団、残留派にかかわらず支払われるという。

UMCは、1939年にメソジスト監督教会、メソジスト・プロテスタント教会、米国南メソジスト監督教会が合同してできた「メソジスト教会」と、46年にキリスト合同ブレザレン教会と福音教会が合同してできた「福音合同ブレザレン教会」が、68年に合併して誕生した。メソジスト派の教会としては世界最大。プロテスタントの中でも主流派に位置付けられるが、教団内の神学的、政治的立場は幅広く、共和党のジョージ・W・ブッシュ元大統領が所属する一方で、民主党のヒラリー・クリントン元国務長官も所属するなどしている。

関連タグ:合同メソジスト教会(UMC)LGBTQ同性愛ウェスレアン・カベナント連合(WCA)アメリカ
  • ツイート

関連記事

  • 米合同メソジスト教会、「神は男でも女でもない」とする教憲修正案を否決

  • 米合同メソジスト教会と米国聖公会、「フル・コミュニオン」の協議大詰め

  • 米合同メソジスト教会、同性愛などめぐり保守派が新グループ 創立総会に1800人以上出席

  • 合同メソジスト教会の長老、総会開催に合わせて同性パートナーと結婚

  • 米合同メソジスト教会、「インテリジェント・デザイン」推奨団体の総会参加を拒否

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 福音派増えるベネズエラ、大統領が「マーチ・フォー・ジーザスの日」制定 全国で行進

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • いのちの書に名を記される幸い 万代栄嗣

  • 主は生きておられる(240)黒い雨 平林けい子

  • シリア語の世界(30)シリア語新約聖書の和訳(1)マタイ福音書からテサロニケ人への手紙第二まで 川口一彦

  • 米韓政府の政策で対北朝鮮ラジオ放送が80%減少、キリスト教迫害監視団体が懸念

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 世界福音同盟、新総主事にアラブ系イスラエル人弁護士を選出

  • 嫌いと無関心 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(8月18日):オランダ ペルシャ語教会の静かなるリバイバル(2)

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • ドイツで神学生が大幅に減少、5年前の3分の2に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 立ち向かう勇気 佐々木満男

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(228)宣教は聖霊の働きによって拡大する 広田信也

  • 主キリストの選びに生きよう 万代栄嗣

  • 根田祥一氏の敗訴確定、最高裁が上告棄却 本紙に対する名誉毀損で賠償命令

  • 新約聖書学者の田川建三氏死去、89歳 新約聖書の個人全訳を出版

  • キリスト教徒が人口の過半数を占める国・地域、この10年で減少 米ピュー研究所

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(10)「苦しみ」から「苦しみ」へ 三谷和司

  • 日本基督教団、戦後80年で「平和を求める祈り」 在日大韓基督教会と平和メッセージも

  • 日本キリスト教協議会、戦後80年の平和メッセージ キリスト者の戦争加担にも言及

  • コンゴで教会襲撃、子ども含む43人死亡 徹夜の祈祷会中に

  • N・T・ライト著『わたしの聖書物語』が大賞 キリスト教書店大賞2025

  • メディアに取り上げられるキリスト教のイメージを改善する4つの方法

編集部のおすすめ

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.