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日本人に寄り添う福音宣教の扉

日本人に寄り添う福音宣教の扉(79)なぜ、日本の宣教は進まないのか? 広田信也

2019年9月21日11時41分 コラムニスト : 広田信也
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関連タグ:広田信也

古代の日本に届いていた福音

約2千年前にイエス・キリストによってもたらされた福音は、世界各地に宣べ伝えられ、長年にわたり、多くの地域に霊的な覚醒を起こしてきた。イスラエルから西回りに伝わった流れは、アメリカ大陸まで届き、東回りの流れは日本にまで届けられた。

最初に福音が日本に届いたのは、聖徳太子(6~7世紀)以前の時代だった。その当時、中国大陸全土で景教(キリスト教ネストリウス派)が広く伝わっていたことから、日本にも多くの景教徒が渡来していたと考えられている。

当時の福音宣教の様子を示す資料は残っていない。しかし、日本文化のさまざまにその痕跡がみられることや、日本の仏教の中には、原始仏教にない「罪からの救い」や「死後の世界」といった福音の要素が数多く取り込まれている。福音は、確かに日本人の信仰心に大きな影響を与えたのだろう。

聖徳太子以降、仏教による統制が強まったため、景教は姿を消すことになったが、心を天に向ける日本人の心の基礎を築いたのかもしれない。

人口の5パーセントを超える人々が福音を受け入れた

東回りに伝えられたキリスト教ネストリウス派は、アジアの各地に住む人々の心の内面に影響を与えたが、やがて、組織的な活動は、すべての地域で消滅していった。

一方、西回りに伝えられたキリスト教は、ローマ帝国の国教になり、やがて、カトリック教会や正教会、後の時代のプロテスタント教会などの組織的な働きを生み出すことになった。そして、そのような組織に属する宣教師が、世界の各地に福音を届けるようになり、かつて、東回りに伝えられたキリスト教の影響を受けたアジアの各地にも、新たに福音が届けられることになった。

そして1549年、カトリック教会の宣教師、フランシスコ・ザビエルが日本に派遣されて以降、短期間にあらゆる階層の日本人が福音を受け入れ、人口の5パーセント以上が信仰を持つに至ったと言われている。

当時の爆発的な霊的覚醒の要因は、既にさまざまな分析がされている。多くの要因が重なったことは確かだろう。しかし、確かな証拠はないものの、東回りに伝えられたキリスト教と、西回りに伝えられたキリスト教の出会いが、イスラエルから遠く離れた日本で結実したように思えてならない。

政治が宗教を利用する時代

16世紀後半に霊的覚醒を経験した日本は、その後の厳しい迫害の時期を迎えなければ、いわゆるキリスト教国になっていた可能性が高い。しかし、海外からの植民地支配を恐れる江戸幕府は、1612(慶長17)年にキリスト教禁止令を発令し、キリスト教弾圧のため、仏教を国教化する政策を取った。

本来、仏教はキリスト教に敵対するものではないが、キリスト教を迫害するための政治の道具として用いられた。日本における殉教者数は20万人にも達すると言われ、ローマに次いで世界で2番目に多い。

やがて江戸幕府が倒れ、明治維新において、政府は天皇を国家経営の中心に据え、その根拠をそれまでほとんど体系化されてこなかった神道に求めた。国家神道という新しい政治の道具が登場したのである。

明治維新において、国家神道は、日本を中央集権国家につくりかえる役割を担ったが、やがて軍国主義と結びつき、300万人以上が亡くなった第二次大戦の終わりまで、日本の統治に用いられた。

信仰心を公にできない日本人

このように、かつて16世紀後半に著しい霊的覚醒を始めた日本人は、それに続く約350年の政治主導による宗教誘導政策により、自らの素直な信仰心を表現できない国民に変えられてしまった。

さらに、宗教はかつて政治の道具として用いられ、時として多くの人命を失う恐ろしいものであったため、日本人は熱い信仰心を持っているにもかかわらず、総じて宗教嫌いになってしまったように思う。

なぜ、日本宣教は進まないのか?

戦後に誕生した多くのキリスト教会は、欧米の宣教師によって始められた経緯もあり、各個人の信仰を外部に表現し、公の場で洗礼を受け、地域のキリスト教会(宗教団体)に所属することを勧める宣教方法を用いている。

信仰心を素直に表現することを苦手とし、宗教嫌いになった日本人にとっては、最も受け入れがたい方法を選んできたのである。

結果として、信教の自由が保障され、自由に聖書を読める国でありながら、日本人のほとんどが、福音の存在さえ知らない状況が続いている。多くの日本人がキリスト教を誤解しているといっても過言ではない。

キリストが寄り添ってくださったように宣教したい

キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。(ピリピ人への手紙2章6~8節)

宣教の方法は多種多様である。私たちは、福音を届ける相手の隣人になることをもう一度考え直すべきだろう。主が私たちに寄り添ってくださったように、日本人の心に寄り添う宣教手段を、心を込めて選び直したいものだ。

欧米文化の衣を着せた借り物でなく、長い期間にわたって培われた日本人の心を大切にする姿勢を主が切に求めておられるように思う。16世紀後半に起こったような霊的覚醒が、現代の日本社会の衣を着て、再び日本全土に広がっていく時代が来ることを心より期待する。

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◇

広田信也

広田信也

(ひろた・しんや)

1956年兵庫県生まれ。80年名古屋大学工学部応用物理学科卒業、トヨタ自動車(株)入社。新エンジン先行技術開発に従事。2011年定年退職し、関西聖書学院入学、14年同卒業。16年国内宣教師として按手。1985年新生から現在まで教会学校教師を務める。88~98年、無認可保育所園長。2014年、日本社会に寄り添う働きを創出するため、ブレス・ユア・ホーム(株)設立。21年、一般社団法人善き隣人バンク設立。富士クリスチャンセンター鷹岡チャペル教会員、六甲アイランド福音ルーテル教会こどもチャペル教師、須磨自由キリスト教会協力牧師。関連聖書学校:関西聖書学院、ハーベスト聖書塾、JTJ宣教神学校、神戸ルーテル神学校

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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