倉敷市真備町の大規模冠水で千人孤立、信徒宅も被害に 床下浸水の近隣教会も

2018年7月8日16時33分 印刷
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+倉敷市真備町の大規模冠水で千人孤立、信徒宅も被害に 近隣教会では床下浸水
床下浸水した玉島福音ルーテル教会(倉敷市玉島)から見た外の様子=7日(写真:同教会提供)
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西日本を中心とした大雨により、NHKによると8日午後2時半現在、全国で65人が死亡、4人が意識不明の重体になっているほか、少なくとも61人が行方不明となっている。堤防が決壊し広範囲で冠水した岡山県倉敷市真備(まび)町では、8日午前の時点で少なくとも千人が孤立。住宅約9千戸のうちほぼ半数が冠水被害に遭ったとみられている。

本紙が倉敷市内の教会に電話で確認したところ、イエス・キリスト倉敷福音教会(同市中島)では、教会の建物自体は被害がなかったが、真備町在住の信徒宅1軒が浸水被害に遭った。幸いにも人的な被害はなかったという。8日の礼拝は通常通り行われたが、市の職員など災害対応に当たる一部の人が出られなかった。

玉島福音ルーテル教会(同市玉島)は7日、床上まであと数センチというところまで水位が上昇する床下浸水の被害に遭った。しかし8日朝までに水は引き、礼拝は通常通り行われた。排水の悪い地域に立地しているため、これまでも台風や大雨時には同様の被害を受けることもあるというが、今回はこれまでよりも水位が高かったという。信徒宅については直接的な被害は受けなかった。

カトリック倉敷教会(同市昭和)は建物自体に被害はなかったものの、この日午前に行われた集会祭儀の参加者は通常より少なく、午後3時から予定されていたブラジル人信徒向けのポルトガル語のミサは中止となった。ブラジル人信徒が多く住む同県総社(そうじゃ)市で大雨の被害が大きく、参加できない人が多く出ると見込まれたためだという。真備町在住の信徒もおり、被災者救助のため教会に来れなかった人もいた。

倉敷市真備町の大規模冠水で千人孤立、信徒宅も被害に 近隣教会では床下浸水
大雨で水に浸かってしまった自動車=7日(写真:同教会提供)

聖イエス会倉敷教会(同市酒津)も建物自体に被害はなかったが、7日未明に3階以上の建物に避難するよう避難勧告が出されたため、担当の女性伝道師は同日午後2時ごろまで近くにある4階建ての商業施設に避難した。7日は緊張した夜を過ごした信徒も多く、教会に来れない人も多かったため、8日の礼拝は中止となった。

西阿知キリスト教会(同市中島)も建物自体に被害はなかったが、大雨による交通事情で礼拝に出席できない信徒がいた。

大雨による大規模な被害を受け、神戸国際支縁機構は8日午後、真備町の避難者約300人に炊き出しを行うことを決めた。この日の夕食に間に合わせるよう現地に向かう。終了日程は未定だが、参加資格は一切問わないとし、合流希望者を募っている。連絡は同機構の岩村義雄会長(電話:070・5045・7127)まで。

また、同機構は救援金の募集も行っている。振込先は、郵便振替(口座番号:00900・8・58077、一般社団法人神戸国際支縁機構、「西日本豪雨」と明記)、または三菱UFJ銀行(店番:462〔三宮支店〕、口座番号:〔普〕3169863、神戸国際支縁機構 岩村義雄)まで。

倉敷市真備町の大規模冠水で千人孤立、信徒宅も被害に 近隣教会では床下浸水
玄関まで浸水した玉島福音ルーテル教会=7日(写真:同教会提供)

九州キリスト教災害支援センター(九キ災)は7日、緊急理事会を開催し、関係各所との情報共有・連携などについて検討したことを公式フェイスブックで発表した。「これから、被害の全容が明らかになってくると思われますが、まずは、現地の皆様の癒しをお祈り申し上げます」とし、今後フェイスブックを通して情報を発信していくという。

日本国際飢餓対策機構は、現在はまだレスキュー隊などによる救援活動が行われているため、被災者にはまずは身の安全の確保を優先してもらい、9日から本格的な対応の検討を開始する考えだという。

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