Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

重荷を軽くするには 佐々木満男

2018年7月6日10時43分 コラムニスト : 佐々木満男
  • ツイート
印刷
関連タグ:佐々木満男

1. 奇跡の人

5歳で失明した少女は、8歳で母を亡くした。その後、アル中の父に捨てられた少女は弟を亡くし天涯孤独となり、統合失調症を患う。14歳になり、彼女は盲学校に入学した。何度もつらい目の手術をし、少し目が見えるようになった彼女は、盲学校を首席で卒業。そして、22歳で教師になる。

彼女は知人の紹介で、目も口も耳も不自由な少女の家庭教師になった。その不自由さの故に裕福な両親に甘やかされて育った少女は、心が閉ざされていて獣のように暴れて手が付けられない。彼女は少女を両親から離して、たった一人で信仰と愛をもって徹底的に厳しく訓育した。

やがて少女は彼女に心を開くようになり、点字で本を読み、唇の動きを指で触って会話ができるようになる。自分の知的才能に目覚めた少女は、ハーバード大学に入学して熱心に学び、2つの博士号を授与された。

教師はアン・サリバン、少女はヘレン・ケラー。2人は生涯、共に行動し、障がい者を含む弱者の社会的平等実現のために戦い、世界中の人々に生きる勇気と希望を与え、世の光として大きく輝いた。

日本では、三重苦を克服したヘレン・ケラーが「奇跡の人」と言われているが、米国では、盲目、死別、孤児、心の病、貧乏、低学歴、障がい者差別などの多くの苦難を克服したアン・サリバンを「奇跡の人」と呼んでいる。アン・サリバンあってのヘレン・ケラーであるからである。2人とも、「キリストを信じるなら、どんな苦難をも乗り越えて生き、栄光の道を歩むことができる」という素晴らしい証人である。

2. 「重荷」を軽くするには

聖書は、神を信じる者には「苦難は軽い」から耐えることができると言う。そして、苦難を耐えることによって「重い栄光」がもたらされると言う。

弁護士としてさまざまな問題に苦しんでいる方々を助けていると、それが大きな重荷となってくる。弁護士には守秘義務があるから、誰にも相談できず一人で問題を抱え込んでしまうことが多い。

すでにこじれている問題がさらにこじれて、どんどん追い詰められてしまうこともある。抱えている問題の重圧から心の病に陥る弁護士が増えている。弁護士会としてもこの事態を無視することができず、弁護士のために専任の心のカウンセラーを置くようになってきた。

しかし、聖書には、誰でも重荷を軽くすることができる秘訣が書かれている。「重荷を背負って苦労している人は、わたしのところに来なさい。わたしが休ませてあげよう」とイエスは語っている。柔和で謙遜なイエス・キリストから生き方を学んでいると元気になって、「重い荷物」を「軽い荷物」として背負える力が湧いてくる。(マタイ11:28)

自分では「重い重い」と苦しみながら重荷を負っているつもりが、「これは重くないんだ!実は軽い荷物なんだ!」と信じると、本当に軽くなるから不思議である。だから私は、どんな難問を抱えても、「重い重い」と思い煩わないで、「軽い軽い」と自分に言い聞かせている。イエス・キリストという最高のカウンセラーに相談していると、神の力が内側から湧いてきて、難問を軽く背負うことができるようになる。

神を信じる者にとっては、本当はどんな苦難も一時的なものであり、かつ軽いのである。そして、一時の軽い苦難を生き抜くことによって、永遠の重い栄光がもたらされるのである。

「今の時の軽い患難は、私たちのうちに働いて、測り知れない、重い永遠の栄光をもたらすからです」(2コリント4:17)

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:佐々木満男
  • ツイート

関連記事

  • あなたが燃えると、世界は燃える 佐々木満男

  • それでも、続けよう 佐々木満男

  • スティーブ・ジョブスは、どこにいるのか? 佐々木満男

  • 感謝は問題を解決する力 佐々木満男弁護士

  • 赦す力 佐々木満男弁護士

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.