Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. アジア・オセアニア

ネパールで「改宗禁止法」成立、大統領が署名 キリスト教団体が懸念

2017年10月29日23時07分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ネパール世界キリスト教連帯(CSW)改宗禁止法
ネパールで「改宗禁止法」成立、大統領が署名 キリスト教団体が懸念+
ネパールの首都カトマンズ=2012年5月24日(写真:Royonx)

ヒンズー教が多数派を占めるネパールで、ビドヤ・デビ・バンダリ大統領が16日、改宗や宗教感情を害する行為などを禁じる「改宗禁止法案」に署名し、同法が成立した。キリスト教迫害監視団体「世界キリスト教連帯」(CSW、英語)が20日に伝えた。

同法案は8月に議会で可決され、バンダリ氏の署名を待つ状況だった。英カトリック・ヘラルド誌(英語)によると、同法の成立により、改宗の手助けなどをすれば5年以下の懲役、宗教感情を害する行為をした場合には2年以下の懲役などが科されることになる。信教の自由を訴える活動家らはこれまで、バンダリ氏に対し法案に署名しないよう求めていた。

CSWによると、「ネパール信教の自由フォーラム」の創設メンバーで議長のタンカ・スベディ牧師は次のように語った。「この法案が成立したことを心から悲しんでいます。大統領や他の議員たちに対し、この法案を修正するよう訴えていましたが、無視されてきました。この法律は、表現の自由と信教の自由をかなり制限するものであり、ネパール政府は(時代に)逆行しています」

一方、インド東部のジャールカンド州でも8月、改宗を禁止する法案が州議会を通過し、現在、同州の知事と首相の署名を待つ状況にある。CSWのマービン・トーマス代表は、「インドの改宗禁止法やパキスタンの冒とく法がどれだけ宗教的緊張をあおり、宗教的少数者をターゲットにしているかを見てきました」と言う。

ネパールでは2015年9月、憲法が改正され、新たに他人を改宗させることを禁じる条項が盛り込まれたが、実際に改宗の禁止を規定する法律はこれまで成立していなかった。しかし、CSW(英語)によると、憲法改正後の16年6月には、キリスト教の漫画冊子を配ったキリスト教徒8人(うち1人は牧師)が逮捕されている。8人は、改宗を禁じる新憲法の条項に違反したとして同国で初めて起訴されたが、審理が数回延期された後、同年12月に無罪を言い渡されている。

CSWによると、バンダリ氏が法案に署名したのは、国連総会でネパールが国連人権理事会(UNHRC)の新理事国15カ国の1つに選ばれたのとまさに同じ日だった。冒とく法を有するパキスタンもまた、UNHRCの理事国に選ばれた。

トーマス氏はこう主張する。「私たちはネパール政府に、この不当な改宗禁止法を廃止し、(他人の改宗を禁じる)憲法26条第3項を修正するように強く求めています。それは、この2つとも、信教の自由を制限するものであり、国際法に基づくネパールの立場、つまりネパールがUNHRCの理事国であることと矛盾することになってしまうからです」

「改宗禁止法」と呼ばれ、問題視されているのは「刑法第2074号」。その中でも特に第9部160条は、宗教表現や信条を広範囲に制限する懸念が持たれている。例えば、宗教団体が慈善活動をしたり、自身の信仰について語ったりする行為も改宗を促すものとみなされてしまう可能性があるという。

さらに、CSWが以前から警告していたのは、「宗教感情を害する行為」を禁じるという同法第9部158条。これは、イスラム教徒が、非イスラム教徒に自身の宗教を冒とくされたとして反撃しても罰せられないというパキスタンの冒とく法と似ている。改宗を禁止する法律はインドやミャンマーなどの国にもあるが、宗教的少数者に対する迫害を正当化するために使われるケースもある。

ネパールのロカマニ・ダカル国会議員は8月、宗教的少数者に混乱を引き起こすとして、改宗禁止法の問題視されている2つの条文は削除すべきだとし、次のように述べていた。

「ネパールは、国内法を起草するとき、信教の自由や人権を守る国際条約の調印国であることを忘れてしまっているように思えてなりません。『国際条約の署名国であるネパールが、国内法に関してはまったく別のことを行う国だ』などと、世界の人々にどうか言わせないようにしてほしいものです」

ネパールは人口の約8割がヒンズー教を信じており、2006年までは国教とされていた。一方、米クリスチャニティー・トゥデイ誌(英語)によると、キリスト教徒は1960年までは同国での居住を禁止されていたが、その後、年10〜20パーセントの割合で増加し、アジアで最も教会成長が著しい国の1つとなっている。2015年には、ネパールの人気フォーク歌手、ラジュ・パリヤーさんが洗礼を受け、話題を集めた。しかし、人口比で見ると、キリスト教徒はまだ1・4パーセントにすぎないという。

関連タグ:ネパール世界キリスト教連帯(CSW)改宗禁止法
  • ツイート

関連記事

  • ネパール、国の祝日からクリスマスを除外 キリスト者側が反発

  • ネパールの新憲法が「改宗」を禁止

  • なぜネパールには、世界で最も急成長している教会があるのか

  • ネパール:昨年の大地震後、教会の数が著しく増加 聖公会の執事区が近況報告

  • ネパール地震から1年、今後の復興と発展に向けて何ができるか 上智大でシンポ

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ヨハネの黙示録(3)御言葉と証し 岡田昌弘

  • ワールドミッションレポート(6月9日):カンボジア ポル・ポトの迫害を乗り越えた西チャム族のために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.