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ネパール:昨年の大地震後、教会の数が著しく増加 聖公会の執事区が近況報告

2016年2月5日21時36分 記者 : 行本尚史
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関連タグ:ネパール
ネパール:昨年の大地震後、教会の数が著しく増加 聖公会の執事区が近況報告+
ネパールのある山岳地帯での交通手段(写真:Krish Dulal)

聖公会東南アジア大主教管区のシンガポール主教区ネパール執事区が、昨年4月と5月のネパール大地震の被災者支援に関する活動について近況報告を行った。この地震で9千人の犠牲者が出た一方で、教会の数が著しく増加しているという。以下はアングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス(ACNS)に掲載された英文のインタビュー記事を本紙が日本語に訳したものである。

―国民は地震の後にどうやってうまくやっているのですか?

9カ月を経て、9千人の命を奪い約800万人に被害をもたらしたあの地震で被害を受けた人たちに、ほとんど変わりはありません。カトマンズのような都市で暮らしている人たちのほとんどが生活を続けてきた一方で、山の多いダディンやゴルカ、シンドゥーパルチョーク、ラメチャップといった地域に住んでいる何千人もの聖公会の会員たちは、今もなお間に合わせのテントや避難所で暮らしています。彼らは昨年4月と5月に二つの大地震、466の余震、その中にはマグニチュード6・5にまでなったものも幾つかありましたし、最も過酷な季節風も克服しました。そして今、ネパールの歴史で最も寒いヒマラヤの冬の一つを、勇気を持って耐えています。

高度が低い所に住んでいる多くの人たちが、初めて雪を体験しています。この雪は見る景色だった一方で、高齢者や幼い子どもたちが低体温で亡くなっており、多くの人たちが病気になってしまいました。タール塗り防水布が彼らの唯一の避難所であるため、人々は夜に温かくし続けるために、たき火を始めなければなりません。残念なことに、ダディンではある4人家族(両親と2人の子どもたち)が、テントに火がついて火あぶりになってしまいました。そのような悲しい話がこの国では依然として多いのです。

―政治情勢はどうなんでしょうか?

ネパールの政治情勢は、あの地震の後も忘れられ続けています。今日に至るまで、新政府は政党同士の政治的な緊張を解決できていません。その結果、インド政府による支援を受けている政治団体のうちの一つ(UDMF:統一民主マデシ戦線)が、ネパールとインドの間の国境を封鎖しました。過去5カ月間のこの封鎖によって、燃料や食糧、医療品や建設用物資のような重要な必需品が非常に不足する結果となってしまいました。それによって国民はとても苦しみ、経済もこの封鎖のせいで大きく逆戻りしてしまいました。

霊的に満たされた堅信式

この極端な苦しみにもかかわらず、それによって信者たちが神を礼拝して自らの信仰を表現するのをやめることはありません。神を求める彼らの飢え、神への彼らの信仰、そして神への彼らの愛は、昨年12月の堅信式で直接証しされました。レニス・ポンニア主教とクアン・キム・セン主教は、カトマンズとタワルの両方でそれぞれ合計700人を超える聖公会の会員の堅信礼を施しました。

驚くべき増加

地震の後、ネパールの聖公会は前年よりも33・3パーセントも増加しました。11パーセントの増加率は世界で最も速いキリスト教徒の増加率(ゴードン・コンウェル神学校のグローバルキリスト教研究センターによる2013年の研究)でも普通ですが、33パーセントの増加は私たちの驚くべき神の聖なる働き以外にあり得ません。「こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである」(使徒言行録2章47節)。この驚くべき増加を満たすべく、15の新しい教会が来たる日に建てられるのです。

あの地震の後、神がネパール聖公会にこの驚くべき増加をいかにしてもたらしたかについては、二つのことが際立っています。一つ目は、病人の奇跡的な癒やしを通してです。あの地震によって、山岳地帯では大多数の医療保健施設が破壊されました。医療保険施設や医療職員の不足で、他の宗教を信じていた人たちは、お祈りのために、キリスト教徒である自らの隣人たち以外に頼るところがありませんでした。彼らの奇跡的な癒やしの体験の結果、多くの人たちが今やキリストに帰依するようになっています。

二つ目に、ACROSS(在シンガポール聖公会災害緊急支援組織)や私たちの地域の教区、そして私たちの宣教協力団体による医療・救援活動は、国民に私たちの主イエス・キリストの愛をもたらしました。キチェットという村のある新しい改宗者はこう語りました。「私たちを気遣ってくれる人なんて誰もいなかった・・・でもあなた方は何千マイルも旅をしては、私たちにお米や毛布、そして医薬品を持ってきてくれた。私たちはこのような愛を体験したことがない・・・」

キリスト教徒たちが使徒言行録4章32節「信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた」をいかにして実践しているかという話を耳にするのは、心温まるものです。キリスト教徒は文字通り自らの土地を売ってはお米などの救援物資を貧しい人たちのために買い、そして基本的な供給物資を、自分たちの世話をすることができない人たちに与えています。真に、愛はこれらの信者の犠牲的な愛を通じて分かち合われるのです。

プロジェクト・タジャ・アサ(新しい希望)

ネパール執事区があの二つの地震によって破壊された教会の再建に取り組んだわけですが、それは単に物理的な建物だけでなく、人々の共同体を再建することになるわけです。プロジェクト・タジャ・アサは生活の技術をネパールにいる神の民の共同体に分け与え、キリスト・イエスにある新しい希望を彼らに与えるのです。

※ この記事は、ACNSの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ネパール
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