Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
ネパール大地震

「現地に継続的な支援を」 ネパール被災地視察した神戸国際支縁機構の岩村牧師が報告

2015年5月27日17時28分 記者 : 土門稔
  • ツイート
印刷
関連タグ:ネパール神戸国際支縁機構(KISO)岩村義雄
「現地に継続的な支援を」 ネパール被災地視察した神戸国際支縁機構の岩村牧師が報告+
ネパールの首都カトマンズのダルバール広場付近

先月末に発生した大地震で大きな被害が出ているネパールを訪れた、神戸国際支縁機構代表の岩村義雄氏(神戸国際キリスト教会牧師)が23日、神戸市長田区で報告会を行った。

岩村氏は、ネパールと日本の友好のための活動を行っているNPO法人枚方交野国際奉仕活動協会(HIVAKI=ヒキバ)や、神戸スイミープロジェクトの代表らと共に、12日から17日まで、首都カトマンズ市内や近隣地区を訪れて現地の様子を視察、救援金を渡すなど支援活動を行った。この日は、その様子を現地の写真を交えて紹介した。

岩村氏はまず、カトマンズの様子を報告した。ネパールの一般的な住居は、日干しレンガを積み上げ、木や鉄の金具で固定し、その上にブリキ屋根を付けた簡単なものが多く、鉄筋が入っていない構造のため、地震でレンガの壁が崩壊し、多くの人が犠牲になったという。カトマンズの中心、ダルバール広場でも、王宮や寺院に大きな被害が出て、普段は観光客や土産屋でにぎわう通りは、がれきの脇にテントを張って野宿する人々の姿が目立ったという。ネパールはこれから雨季を迎え、テント生活は続けることできなくなるため、仮設住宅の建築が急がれているという。

「現地に継続的な支援を」 ネパール被災地視察した神戸国際支縁機構の岩村牧師が報告
仮設テントで生活する人々

カトマンズに隣接するキルティプル市パンガ地区では、建物の約90%が損壊するなど大きな被害を受け、ライフラインも断たれる中、湧き水を煮沸させ、飲み水として使っているという。この地区では、地震発生の4日後から、地元の若者たちがCDMC(Community Disaster Mnnagement Committee=コミュニティー災害対策協議会救援本部)をつくり、自分たちの手でトタンと竹を使って仮設住宅の建築を始めた。現在までに9戸の仮設住宅が建てられたが、海外からの支援が行き届いておらず、末端のコミュニティーに直接、援助を行う必要性を感じたと岩村氏は報告した。

また岩村氏は現地の知人の案内で、ダリット(不可触民)と呼ばれる人々の元を訪れた様子も報告した。ネパールではヒンズー教徒が約8割を占め、カースト制度により5つの階級に分かれている。ダリットはその中の最下層階級の人々で、全人口の約15%とされている。こうした人々は、「触ると穢(けが)れる人間」「困窮した人々」「押しつぶされた人々」と見なされており、他の階級の人々と同じ寺院や井戸を用いることが禁じられ、隔離された地域に居住しているという。

「現地に継続的な支援を」 ネパール被災地視察した神戸国際支縁機構の岩村牧師が報告
トタンと竹で仮設住居を造るパンガ地区の若者たち

同国におけるカースト制度は、1990年の民主化運動で名目上は廃止されたが、現在も就職、結婚などで差別があるという。こうした人々は、仕立て屋や靴作り、靴磨き、街路掃除員などの仕事に就いているが、今回の地震で大きな被害を受けながら、援助の手はほとんど届いていないという。

岩村氏は、そうした現地の被災者を訪ね、話を聞く傾聴活動も行い、その様子を紹介した。

「1995年の阪神・淡路大震災の時から、傾聴ボランティアを行ってきました。被災者の隣に座り、家族を亡くし、生きる希望を失った人々から、ただ静かに悲しみを聞きます。聖書に、『キリストと共に苦しむなら、共にその栄光をも受けるからです』と書かれているように、共苦することしかできません」と岩村氏は語った。

「現地に継続的な支援を」 ネパール被災地視察した神戸国際支縁機構の岩村牧師が報告
8歳の妹を亡くしたアニーシャさん(左端)らと一緒に写る岩村氏(左から2番目)

最後に岩村氏は、8歳の妹を地震で亡くした16歳の少女アニーシャさんの言葉を紹介した。

「地震の前までは、都会への憧れや、自分のことしか考えてこなかったけれど、妹を亡くし、家もつぶれて住む所もなくなってはじめて、人生について考えるようになりました。地震は私を変えました。これからは人のために生きたいと願っています。そのために進学もしたいです。私も、自然災害で困っている所に駆け付けることができるような大人になりたいです」

「現地に継続的な支援を」 ネパール被災地視察した神戸国際支縁機構の岩村牧師が報告
毛布にくるまるダリットの男性

アニーシャさんが進学を希望している大学の入学金は、日本円にして約4万円だが、ネパールでは一般的な農家の30年分の収入に相当するという。岩村氏は、現地で被災した子どもたちが教育を受けることができるような、継続的な援助を募ることの大切さを感じたと語った。

神戸国際支縁機構は、7月31日までネパールの緊急救援金を募っている。救援金は、地震によって両親を亡くした孤児たちのための「子ども基金」として、直接被災者に送られる。救援金の振込先口座は下記まで。問い合わせは、同機構(〒655−0049 神戸市垂水区狩口台5−1−101、電話:078・782・9697、携帯:070・5045・7127、FAX:078・784・2939、ホームページ)まで。

<ネパール緊急救援金振込先>
郵便振替口座:00900−8−58077
受取人:一般社団法人神戸国際支縁機構
※「ネパールのために」と添え書き

■ ネパール現地の様子を撮影した動画

関連タグ:ネパール神戸国際支縁機構(KISO)岩村義雄
  • ツイート

関連記事

  • 大地震で「痛ましい状況」 ネパール・キリスト教連盟のタマング総主事

  • ネパール大地震:キリスト教団体支援物資、山間部の遠隔地にも 医療チームも派遣

  • ネパール大地震、キリスト教団体の支援届き始める

  • キリスト教諸団体もネパール現地で震災支援 仮設テントや毛布など配布

  • ネパール大地震、死者3700人超 国内のキリスト教NGOが緊急募金呼び掛け

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.