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在留外国人にも開かれた教会を シンガー・ソングライターのベック由美子さんと夫のダニエルさん

2017年10月6日06時26分 記者 : 河西みのり
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在留外国人にも開かれた教会を シンガー・ソングライターのベック・由美子さんと夫のダニエルさん+
ダニエル・ベックさんと由美子さん

シンガー・ソングライターのベック由美子さんは、コンサートなど、さまざまな音楽活動を通して福音を宣べ伝えている。例えば、地域の高齢者向けに教会が開催している歌の会では、懐かしい唱歌などを歌ってもらい、そこになじみのある賛美歌を入れるなどして、福音に触れる機会を作るという。

「多くの方が感じている『教会への敷居の高さ』を取り払うことができたらいいなと思っているんです」

由美子さんにとって、音楽は主から与えられたたまものだという。イベント参加者の多くは、そんな由美子さんの明るい歌声に励まされ、笑顔をもらっている。

由美子さんのパートナー、ダニエルさんが初めて日本に来たのは1992年。日本人を母親に持つダニエルさんにとって、日本は憧れの地でもあったという。大学卒業後、すぐに宣教チームの一員として来日し、奉仕生活を送ったが、滞在ビザの期限があったため、わずか半年で帰国しなければならなかった。

「帰国後は、貧しい人々が暮らす地域で奉仕していたのですが、思うようにいかないことが多く、行き詰まりを感じていました。それに、日本でまだやれることがあると感じていたんです」

そして、再び来日。ダニエルさんが由美子さんと出会ったのは、関根一夫氏が牧師を務めるミッション・エイド・クリスチャン・フェローシップ(通称「MACF」。お茶の水クリスチャン・センター内)で奉仕していた時のこと。初めて会ったとき、由美子さんの明るく朗らかな笑顔に引かれて「一目ぼれ」したのだとか。

一方、由美子さんがMACFを訪れたのは99年4月。ちょうどビジョンを見失い、信仰生活の谷間を歩んでいるように感じられた時期だった。

「私の家はクリスチャンホームではありませんでしたが、ミッション系の幼稚園に通ったのがきっかけで、卒園と同時に近所の教会の日曜学校に行き始めました。素直に信仰を持ち、教会が大好きで、毎週飽きもせず通ったものです。

大学1年で洗礼を受けてからは、教会の多くの奉仕に関わるようになりました。ところが、神様への感謝の応答であるはずの奉仕が、いつしか、『よいクリスチャンであるためには、これもあれも頑張らなくちゃ』と無理をするようになりました。今思えば、『ただ恵みによって救われた』ということが腹で分かっていなかったんですね。また、大学で音楽を専攻したので、『音楽の分野で何かしら世に出たい』という願いと、『いやいや、それは自我だ。教会に仕えることを優先しなきゃ』という思いの板挟みになりました。『召し』についても分かっていなかったと思います」

結局、独り暮らしをするために引っ越したのを機に母教会を巣立つことになるが、「植えられた教会」を離れた自分を許せない気持ちを心のどこかに抱えていた。

「そんな時、MACFで出会ったダニエルが ”It was time to move on.(踏み出す時だったんだよ)”って言ってくれたんです。そのひと言でスッと視座が高くなりました。彼は神学好きで、とても真面目なんですが、同時に娯楽を楽しむ心も持っています。また、いわゆる日本の教会にありがちな『しがらみ』からまったく自由なので、彼と一緒にいるうちに私も、『この考え方は聖書的なのか、それとも単なる教会文化なのか』と客観的に見られるようになりました。今は超教派で賛美の働きをさせていただいていますが、彼から受けた影響は大きいです」

その後、主の導きにより2人は交際をスタートさせ、2001年に結婚。現在は、所沢にあるインターナショナルチャーチ「インターナショナル・コミュニティ・チャペル・オブ・サイタマ(ICCS)」に共に仕えている。

ダニエルさんは大学で英語を教え、由美子さんは音楽活動。平日の働きはそれぞれ異なるが、2人の共通の願いは、地域に暮らす人々に対して開かれた教会を作り上げること。現在の活動に加えて、今後は在留外国人に向けても呼び掛けていきたいと考えている。

由美子さんが以前、慰問伝道の働きに同行して女子刑務所を訪れた時のこと。受刑者の中で外国人の多くがアジア系で、それもクリスチャンが半数を占めていたことに衝撃を受けたという。

「セッションの中でそうした受刑者の方たちの心の内を垣間見ることがあり、胸が痛くなりました。母国ではない土地で暮らす中で、寂しさから生まれた心の隙間を埋めるために犯罪に手を染めてしまう方がたくさんいることを知ったのです。だから、いつか私たちの教会がそういう方たちの心のよりどころになれたらと思っています。所沢市にも外国人の方がたくさん暮らしているのに、インターナショナルチャーチはほとんどありません。今後は、在留外国人のクリスチャンで日本語が話せない方や求道者の方に対して情報を発信していきたいと思っています」と由美子さん。

ダニエルさんも、「僕たちの教会には専任の牧師がいないので、皆で教会を支えています。主日の礼拝は毎週朝10時半から行っています。僕が講壇で説教をする日もあります。地域教会のよいところは、コミュニティーの絆(きずな)の強さ。ぜひ気軽に足を運んでいただけたらうれしいです」と語る。

現在、在留外国人は約238万人と言われており、埼玉県だけでも15万人に上る(※)。慣れない日本の地で心細さを感じている人は少なくないだろう。

教会は地域と人、人と人をつなぐ上で大きな役割を果たす。「さまざまな苦難の渦中にある人に、キリストの愛を届けたい」。そう2人は祈り求めている。

■ ICCS(INTERNATIONAL COMMUNITY CHAPEL OF SAITAMA)

※法務省発表「平成28年末現在における在留外国人数について(確定値)」より

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