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なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(85)人間はその親が造ったのか 正木弥

2017年4月2日07時50分 コラムニスト : 正木弥
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関連タグ:正木弥

人間は親たちの生殖行為によってできたものだ。つまり、人間はその親が造ったのだ。

図を見て考えましょう!

なにゆえキリストの道なのか(85)人間はその親が造ったのか 正木弥

上記の図を説明します。

ある時、ある電機メーカー西芝が液晶TVの製造工場を建てることにしました。スタッフに命じて詳細計画を立てさせ、別のスタッフには資金計画を、また別のスタッフには人員計画を、そして技術スタッフには設備の詳細設計をそれぞれ立てさせました。それから取締役会で決定し、工場用地を購入、工場建屋を建て、機械などの設備を据え付け、コンベアーベルトで結び、制御コンピューターとプログラムでつなぎ、いわゆる生産ラインを立ち上げました。

いよいよ生産開始という時、社長の合図で従業員Aが電源スイッチを押しました。すると、コンピューターがそれぞれの機械などに指示を出し、機械もベルトも動いて、製品を造り、とうとう完成して会社のラベルを貼り、製品となりました。この製品は誰が造ったといえるでしょうか?

従業員Aが「私が最初にスイッチを入れたから各部門、各機械が動いて、ついに製品ができたのだ」と言ったとしたら、これは正しいでしょうか。もちろん、正しくないですね。これは、スイッチさえ入れたら各部門、各機械がうまく連携して動き、製品を造り上げるよう、全体の設備やシステムを整えた者(上の図では西芝株式会社)であるというべきです。

スイッチを入れた従業員は、生産の初めの1コマを果たしたにすぎません。それ以外は製造の何の過程をも果たしていないのですから。だから、製品には“西芝”という会社名が表示され、Aという従業員の名は書かれないのです。

人間の赤ちゃんが母親の胎内に宿って出生にまで至るのも、これによく似ています。父親、母親はスイッチを入れる役割を果たしたのです。しかし、母親の子宮の中にいる十月十日の間、父親はもちろん、母親も、赤ちゃんの体や精神を造るための何事もしてはいません。ただ、呼吸して、食べ(栄養を摂取す)るだけです。父親、母親が引き継いだDNAが指示して、母親の子宮の中でもろもろの機能が働き、栄養素がうまく組み込まれ、胎児として育ち、月が満ちてついに赤ちゃんとして生まれるのです。

このDNAを父親も母親も無論造っていない。その父、母(つまり祖父母)から引き継いだものですが、その祖父母もDNAを造ったわけではない。誰もあんな複雑でよくできたDNAを造れません。こんな素晴らしい赤ちゃんを造り出す立役者なるDNAを造れるわけがないのです。

結局、みな連綿として先祖から受け継いできたわけです。先祖の一番の先祖は誰ですか。その先祖も自分でDNAを造って生まれたのではありません。もちろん、猿から引き継いだのでもありません。神が“初めの人”を造ったときに、そこに埋め込まれたのです。DNAを造れるのは神しかいません。

以上をまとめてみますと、赤ちゃんを造るのはその父、母ではない、ということ。父親、母親は初めのきっかけ(スイッチ)を入れたということ〔つまり、先祖から受け継いでいるDNAをその赤ちゃんに引き継いだということ〕それだけです。「赤ちゃんを造る」「子どもを造る」とは、本来は大それた言い方であって、そんなことはできない、むしろ「授かった」というべきです。

結局、(子だけでなく、自分も含めて)人間の命は誰も、親が造ったのではなく、神が造ったのです。神が、親たちの生殖行為をきっかけとして赤ちゃんである人間を造ったんだ、といえるのです。

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◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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