Skip to main content
2025年10月31日16時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
イスラム国(IS)

イラクのキリスト教徒、2年ぶりに帰還 ISに破壊された教会で礼拝

2016年11月22日16時51分 翻訳者 : 小又香織
  • ツイート
印刷
関連タグ:イラクイスラム国(IS)
イラクのキリスト教徒、2年ぶりに帰還 ISに破壊された教会で礼拝+
過激派組織「イスラム国」(IS)の支配から解放された、イラク北部の町バーテリアにあるマート・シモニー・シリア正教会で、荒らされた教会内を整理するキリスト教の聖職者ら(写真:ア・デマンド・フォー・アクション=ADFA)

キリスト教徒が多く住むイラク北部ニネベ平野にある町ケラムリスでは、キリスト教徒たちが徐々に、この自分たちの故郷へ帰る動きを見せている。過激派組織「イスラム国」(IS)の支配下となってから2年以上が経過しており、人々は期待とは裏腹に、汚され変わり果てた教会、損傷を受けた家々を目の当たりにした。

11月半ば、ケラムリスにある聖アダイ教会の鐘が、2014年8月以来、約2年ぶりに鳴らされた。しかし、AP通信によると、教会の懺悔(ざんげ)室はただの個室に変わり果て、墓は壊され、赤い祈りの椅子は燃やされていた。

「これ(鐘が鳴ったこと)は素晴らしかったです。鳥肌が立ちました。私たちにとってこの鐘は、大きな意味があります」。妻と一緒にケラムリスの自宅を確認しに来た住民のサヒル・シャモーンさんはそう語った。しかし、この地域では家屋のほとんどが破壊された。「私は大きな悲しみを感じています。いつ戻って来られるのか。また、戻って来ること自体できるのか分かりません。子どもたちのことを考えると、彼らは果たして、この地に将来希望を見いだせるのだろうか、と思います」

タベット・ハビブ司祭は、日曜日の礼拝を導いたが、人々が礼拝堂を歩くたびに、壊れたガラスを踏む音が響き渡ったという。

ケラムリスは、モスルの南東約30キロに位置する、古くからあるアッシリア人の町だが、ISがモスルと周辺地域を奪取し、ケラムリスを2カ月間侵攻した後、住人の大部分は避難した。

モスル奪還作戦を続けるイラク軍は10月末、ISからケラムリスを奪還した。しかし、家屋の大部分は破壊され、多くの住民はイラクのクルド地方でテント生活を余儀なくされ、何百人もの人々が、近隣諸国や欧州、米国やその他の国々へ逃れた。

イラク最大のキリスト教徒の町の1つであるカラコシュは、モスルの南東約30キロにある。カラコシュもまた、10月にISの支配下から自由になったばかりだが、故郷に帰還した住民らは、ISによって破壊された家々や教会を目の当たりにした。町は、崩れ、弾丸の穴だらけになった建物ばかりが並ぶ、すっかり変わり果てた姿になってしまっていた。

アッシリア人のキリスト教団体「アッシリア・ユニバーサル同盟」(AUA)の米国支部は最近、公開書簡を出し、ドナルド・トランプ次期米大統領に祝意を伝えた。トランプ氏は選挙期間中、ISを壊滅させるなどと語っており、公開書簡は、中東で現在も進行中のISによるキリスト教徒の大量虐殺について注意を喚起し、トランプ氏に約束を果たすよう求め、またイラクのキリスト教徒たちが故郷に帰還するための支援を促す狙いだ。

イラクのキリスト教徒、2年ぶり故郷に帰還 ISに破壊された教会で礼拝
イラク北部の町バーテリアにある黒く焼け焦げた教会(写真:ア・デマンド・フォー・アクション=ADFA)

AUA米国支部のカルロ・コークタペフ・ガンジェ氏は、異なる教派のキリスト教徒らからなるアッシリア人は、イラク、シリア、トルコ、イランの各国に昔から住む人々であり、「ISが中東で勃興して以来、ISによる虐殺の被害者である」と述べている。

イラクのアッシリア人は、長い間、ISによる人権侵害、虐殺、暴力などの人権に関わる犯罪の被害者として苦しみ続けてきた。

AUAのヨナサン・ベトコリア事務総長は声明で、「女性と子どもに対するレイプと殺人、高齢者の虐殺、アッシリア人の所有地の支配、アッシリア人への移住の強要、また彼らを人間の盾として使うことは、これらのテロ集団の犯罪のほんの一例に過ぎません。残念なことに、これは、国際人権機関やアッシリア人を擁護する国々などによって、まだ主張されている(具体的に対策が始まっていない)ということなのです」などと訴えた。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:イラクイスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • イスラム国を赦したイラク人キリスト教徒の少女「家に帰るのが楽しみ」

  • カルデア総大司教、「イラク教会協議会」の創設を提案

  • イラク出身の女性キリスト教徒が著した2千年にわたる貴重な通史 『イラクのキリスト教』

  • イラク政府軍、北部キリスト教徒の地域をISから奪還へ 喜び・懸念や「赦せぬ」との声も

  • イラク議会、ニネベ平原にキリスト教徒居住地区をつくる計画に反対

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 聖書アプリ「ユーバージョン」が間もなく10億インストール 11月に「聖書月間」開催

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「電波宣教師」の尾崎一夫氏死去、短波ラジオ・HCJB日本語放送に60年以上従事

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • ワールドミッションレポート(10月30日):イエメン 苦難はあれど希望は消えず

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(6)恐れずに主の導きに従う 加治太郎

  • 【書評】加藤喜之著『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』

  • 「2033年までに全ての人に福音を」 世界福音同盟の第14回総会、ソウルで開幕

  • 全ての人に福音伝えるための「イエスのモデル」 WEA総会でリック・ウォレン氏が講演

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 約250校の子どもたち数千人が「主の祈り」を唱和 英イングランド

  • 「迫害下にある教会のための国際祈祷日」 WEA・JEAが呼びかけ

  • 日本聖公会首座主教・主教会が「京都事件」の書簡発表 元牧師が性加害、教区が2次加害

  • 神の前に高ぶらないで生きよう 菅野直基

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(14)哲学と聖書(前半) 三谷和司

  • 花嫁(36)薄明かりの祈り 星野ひかり

  • やなせたかしさんの妻・小松暢さんはクリスチャン、朝ドラ「あんぱん」きっかけに判明

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 聖公会保守派、「グローバル・アングリカン・コミュニオン」設立を宣言 決定的な分裂に

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

編集部のおすすめ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.