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イタリア地震:ローマ教皇、被災者と連帯の具体的なしるし 地元司教「被災者は『私たちを見捨てないで』」

2016年8月26日21時16分 記者 : 行本尚史
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関連タグ:イタリアフランシスコ(ローマ教皇)ローマ教皇
イタリア地震:ローマ教皇、被災者と連帯の具体的なしるし 地元司教「被災者は『私たちを見捨てないで』」+
カリタスのスタッフは、自宅を離れることを余儀なくされた人たちのために、地元の宿泊設備を提供するとともに、相談を行ったり、基本的な必需品を提供したりしている(写真:Caritas Italy)

教皇フランシスコは、24日未明にイタリア中部で起きた大地震の被災者たちに、祈りと連帯の具体的なしるしの両方をもって寄り添っている。バチカン放送局英語版が26日、報じた。

すでにバチカンの消防隊を被災地に派遣した教皇フランシスコは、救助や救援活動を支援しようと、イタリアの市民保護局と調整をしつつ、25日、バチカンの警察隊を派遣した。

また、教皇はサン・マルタ館で25日、この地震のために苦しんでいる全ての人たちのためにミサを行った。典礼では、1997年に地震で自ら被災した、ウンブリア州のスペッロにあるサンタ・マリア・ディ・ヴァレグロリアの修道院から、聖クララ会のグループが加わった。聖クララ会は、仮設住宅に14年間住まなくてはならなかった。

このミサで、教皇フランシスコはその修道女たちに対し、「希望の種をまいて」祈りと生活の両方を通じて他の人たちにキリストを伝えるようにと招いた。教皇は、イエスは「私たちに何もないときでさえ、真の富である」と述べた。

一方、アマトリーチェに派遣されたバチカンの消防隊は、救助活動を行い、がれきから若い少女を引っ張り出すのを手伝った。残念ながら少女の家族たちは、この地震で自らの命を失った。消防隊は、被災者たちに霊的な支援も提供し、教皇フランシスコによる祝福を受けたロザリオや聖像を配っていた。

バチカンの医師や看護師たちも、必要に応じて被災地に向けて出発する準備をしている。

一方、バチカン放送局日本語版は25日、「イタリア中部地震:カリタスの支援始まる、現地司教『人々は連帯を必要としている』」という記事で、被災後の状況を伝えた。

この地震による犠牲者は、25日午後の段階で250人以上に達している。

ラツィオ州北東を震源としたこの地震は、同州のリエーティ、マルケ州のアスコリ・ピチェーノとフェルモ、ウンブリア州のペルージャの各県に被害を広げ、特にアマトリーチェとアックーモリ(ラツィオ州)、アルクアータとペスカーラ・デル・トロント(マルケ州)では、建造物の大半が崩壊、がれきの下の被災者の捜索・救助が昼夜を徹して続けられている。

カトリック教会の支援組織、カリタスイタリアの事務局長フランチェスコ・ソッドゥ神父によれば、各地のカリタスのネットワークにより、関係者は地震発生からわずかの時間で現地入りし、状況のモニタリングと被災者への支援を開始した。

現段階で急務とされる人命救助の作業を妨げないことが基本とソッドゥ神父は述べつつ、各被災地に入り、現場の必要に合った緊急支援を行う一方で、中・長期的な支援にも視野を広げていきたいと話した。

すでにさまざまな教区のカリタスが避難所を開設しており、そこで初期支援やカウンセリングを行っているという。また、カリタスイタリアには、カリタス・インターナショナルや、カリタス・ヨーロッパ、また世界各国のカリタスから支援の申し出が寄せられており、昨年地震よる大きな被害を受けたネパールのカリタスからも連帯が示されたことを明らかにした。

ソッドゥ神父は、さらに前日地震に襲われたミャンマーの状況も忘れてはならないと指摘した。

被災地では、カリタスはもとより、現地の教区関係者らも、直接被災者に寄り添っている。

アスコリ・ピチェーノ教区のジョバンニ・デルコレ司教は、昨日から被災者たちと共に助け、励まし合い、がれきをかき分けていると、バチカン放送局のインタビューに電話で語った。

地震が発生した24日、司教はペスカーラ・デル・トロントで、捜索活動を翌日夜2時まで見守る一方、犠牲者の家族に付き添い、遺族たちを慰めていたと話した。

また、避難テント内の様子を見に行くと、被災者たちは沈黙を欲しているようだったが、そこでも人々と言葉を交わすことになり、その後、アスコリ・ピチェーノに戻ると、アスコリ市民も余震におびえて、人々は外で寝ていたと司教は語った。

デルコレ司教は、子どもが救出される一方で、別の子どもは残念ながら助からないなど、被災地は悲劇と希望が隣り合わせた状況で、多くの救助隊員たちは夜通しがれきを掘り続け、疲労の極地に達するまでの努力をしていると述べた。

同司教は、自身も素手でがれきを取り除いていたときに、偶然十字架を発見したこと、また、ペスカーラ・デル・トロントの教会では聖母画だけが残っていたことなどを語った。

被災地の人たちは皆の連帯を必要としていると司教は強調。「私たちのそばにいてくれてありがとう」「私たちを見捨てないでほしい」という被災者たちの言葉は、全ての人に向けられていると話した。

一方、バチカン放送局英語版も25日、同放送局のデボラ・ドンニニ記者とのインタビューで、デルコレ司教が「最も多く心によみがえり続けている言葉はこれです。『私たちを見捨てないでほしい。私たちには何も残されていない』」と語ったと報じた。

24日夜、同司教はアスコリ・ピチェーノにあるマッツォニ病院でミサを行った。「遺体のためのミサの執行は、強い感情的な影響をもたらしました。・・・それはイエスの死と、自らの(亡くなった)小さき者たちにすがっているこれらの人たちを見る苦しみを思い起こさせる執行でした」

デルコレ司教は、自らが目撃した関連の体験談を語った。「昨日、ある母親がロザリオを自らの手に一日中過ごし、私たちのボランティアのうちの1人を抱きしめていました。彼女は彼らが生きて見つかるよう必死に望んでいました。彼女が望んでいた奇跡が起きなかったとき、彼女は私にこう言いました。『それは神がそのようにお望みだったのです。それはイエスがそのようにお望みだったのです』」

一方、25日付のバチカン放送局英語版によると、イタリア全土から救助隊ががれきの下からより多くの生存者を見つけようと日夜活動を行っており、その中にはアマトリーチェに派遣されたマルタ騎士団イタリア救助隊の団員がいるという。

1人の医師と1人の看護師を含む、5人のボランティアからなる調査団が、イタリアの市民保護局のスタッフに加わって救援活動を行っており、被災者に医療を行っている。

それらのボランティアの1人には、同騎士団の救援活動や目撃した破滅についてバチカン放送局に語ったジオルジオ・ミングッツィ氏がいる。

「現在、私たちには64人のボランティアがおり、夜間に230人を受け入れている地域の体育館を管理しています」とジオルジオ氏は語った。「この体育館では、私たちは自然発生的な寄付金や食品、そして基本的な必需品などの貯蔵を全て管理してもいます」「救助に関しては、私たちは何匹かの災害救助犬にまさに今活動してもらっています」

ジオルジオ氏は、アマトリーチェでは、ある地域に入ったり、ある建造物に到達することはいまだに非常に危険であり、人々はこのような状況に備えてよく訓練を受ける必要があるとも説明した。「助けることは非常に手際を要する任務であり、善意だけでは絶対に不十分です」。ジオルジオ氏はまた、余震は非常に危険だとも語った。「アマトリーチェは最悪のシナリオのようであり、一つ一つの衝撃が新たな倒壊を生み出しかねません」

一方、国際カリタスは25日、「イタリアで地震の救援活動が夜通しで続けられる」という見出しの記事を公式サイトに掲載した。

それによると、カリタスと教会のボランティアは、救援隊員や被災者たちに食糧を提供しているという。

カリタス・マルケのアンドレア・ピスコーポ氏は、「アルクアータとペスカーラ・デル・トロントでの救助活動は夜通し続けられました。私たちは救助隊員や生存者たちと一日中過ごしました。地元の(カトリック)教会や青年、そしてカリタスのおかげで、彼らに食糧を提供することが可能になっています。具体的な需要がこの先どうなるのかは、状況が安定するまで何とも言いがたいところです」と語った。

カリタスイタリアは10万ユーロ(約1100万円)を初期介入のために割り当てた。カリタスの事務所は、自宅を離れることを余儀なくされた人たちに地元の宿泊設備を提供するとともに、相談を行ったり、基本的な必需品を提供したりしている。

ソッドゥ神父は、26日に一団を率いて地元のカリタスのスタッフや当局者たちと会い、最も直近で必要な行動や、中長期的に必要となる行動について議論する。

ソッドゥ神父は、「カリタスは、地震発生後数時間から活動しています。私たちは、最も緊急な需要のために10万ユーロを用意しました」と語った。

カリタスイタリアは、被災した地域社会の再建のために寄付するよう、支援者たちに求めている。このアピールは、9月18日にイタリア全国の教区での献金集めで補強される。

2009年にイタリア中部のラクイラを襲った地震の場合のように、カリタスは、社会事業から経済基盤、そして雇用の創出に至るまで、町や村を元通りに取り戻すことに焦点を当てるという。

なお、イタリア・プロテスタント教会連盟は公式サイトに、同連盟がこの地震の被災者のために寄付を開始したとする記事を掲載している。

関連タグ:イタリアフランシスコ(ローマ教皇)ローマ教皇
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