生後間もない赤ちゃんを畳にたたき付け重傷を負わせたとして、父親の無職・小川洋平容疑者(24)=香川県三豊市豊中町=が16日、殺人未遂容疑で逮捕された。赤ちゃんは一時、心肺停止の状態になったが、現在は快方に向かっているという。時事通信などが伝えた。
同通信によると、小川容疑者は6月15日午後4時45分ごろ、三豊市豊中町笠田笠岡の自宅の寝室で、当時生後18日だった長男を、畳にたたき付け、殺そうとした疑いが持たれている。長男が翌16日、ミルクを飲まずに体温が下がったため、小川容疑者の妻(26)が病院へ連れて行った。長男は頭蓋骨を骨折する重傷だったという。小川容疑者は、殺意を否定し、容疑の一部を否認している。
産経新聞によると、小川容疑者は「長男に服をうまく着させられなかったときに妻に言われた言葉に腹が立ち、八つ当たりした」などと供述しているという。
小川容疑者は、妻、長女(1)、長男の4人家族。同紙によると、6月には、長女の頭をたたいて転倒させ、けがを負わせたとして傷害容疑で逮捕され、処分保留となっており、7月には、今年3月に妻に包丁を突きつけるなどしたとして、暴力行為法違反容疑で逮捕、起訴されている。