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ケニア新大主教にマサイ族出身主教 教会、国家、若者の未来に注力誓う

2016年7月9日01時44分 翻訳者 : 山本正浩
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関連タグ:ケニア聖公会ケニア聖公会ジャクソン・オイリー・サピット
ケニア大主教にマサイ族出身の主教が就任 教会、国家、若者の未来のための注力を誓う+
ケニア大主教に就任したジャクソン・オイリー・サピット氏(中央)とケニアのウフル・ケニヤッタ大統領(左)とウィリアム・ルト副大統領(写真:アングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス=ACNS / Bellah Zulu)

ケニアの先住民族であるマサイ族出身のジャクソン・オイリー・サピット主教が3日、ケニア聖公会の新大主教に就任した。大主教は崇高な職位ではあるが、サピット氏の友人や支持者らにとってはそれほど衝撃的ではないようだ。

その理由は、この大きくて力強く、しかも聖なる人物が、誉れ高いマサイ族という戦士部族の出身で、大主教という職位が、そのカリスマ性を象徴するものだからだ。彼の母親は、11人の妻を持つ裕福な父親の7番目の妻だった。

しかし、彼の父親はサピット氏がまだ4歳の頃に亡くなり、年若い妻たちは離縁させられた。つまり彼は、少年時代を貧困の中で過ごしたのだ。

サピット氏は、キリスト教NGO「ワールド・ビジョン」の教育費支援事業によって救われた。

それため、このマサイ族出身の大主教は、社会の両極を肌で知っている。大主教として、彼は国や貧困のためだけでなく、ケニアの若者や正義と憐れみ、そしてイエス・キリストの福音のために戦ってくれるだろう。

サピット氏は、保守的な立場に立つ世界聖公会未来会議(GAFCON)の大主教評議会の一員となる。アフリカのほとんどの聖公会で一般的になっている通り、サピット氏は、結婚などの諸問題に関して保守的なスタンスを維持する意向だ。

しかし、サピット氏は、聖公会の世界的な共同体であるアングリカン・コミュニオンから離別したり分離する動きには、わずかたりとも支持しない方針だ。

「サピット大主教には、存在感と深い人格的な温かみ、また勇気があります。真に敬虔で、政治的野心などはありません」と、サビット氏の人柄とケニア聖公会を熟知するある英国の教会指導者は語る。

カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏が大主教に就任する際、ケニアの首都ナイロビにある諸聖徒聖堂を訪れたように、サピット氏は、意見の相違のあるところで大きな一致を生み出すために、自身の立場を用いる意向だ。意見の相違を皆が受け入れるなら、将来が開かれるからだ。

サピット氏は、以前はケニア西部のケリチョ教区の主教だったが、2002年に英国のリーディング市に1年間留学し、社会開発と持続可能な生計に関する修士号を取得した。

ケニア大主教にマサイ族出身の主教が就任 教会、国家、若者の未来のための注力を誓う
ケニアの新大主教に就任したサピット氏(左)と、エリウド・ワブカラ前大主教(写真:ACNS / Bellah Zulu)

大主教の就任式でサピット氏は、ケニア聖公会が召命に忠実であることの重要性について述べた。「今日の教会の役割について、世界中で多くの疑問が投げ掛けられています。ケニアの人口の80パーセントがクリスチャンであるにもかかわらず、なぜ腐敗や環境破壊があるのでしょうか」

「こういった悪い慣習は、ケニアの教会の将来を危うくします。私たちは貧しい人や社会から見捨てられた人々を救済し、その人たちのさまざまな必要に応えなければなりません。それこそが宣教の本質であり、教会の中心事業だからです」

「堅固な宣教戦略を練る以前に、教会はその役割を再定義し、宣教能力を見直さなければなりません」とサピット氏が語ったと、アングリカン・コミュニオン・ニュース・サービス(ACNS)は報じた。

サピット氏は、教会には数多くの人々がいるとし、「この人的資源をよく考えることが、人材を有効利用する鍵です」と述べた。

サピット氏はまた、政府は具体的な国家像を掲げ、国家の構築に取り組んでほしいとケニア大統領に訴えた。「そうするとき、初めて愛するケニアは癒やされ、苦しみの叫びを上げずに済むようになるのです」

カンタベリー大主教のウェルビー氏はサピット氏に向け、「この世界には苦難があり、大主教であるあなたには、あなたの身近な所における艱難(かんなん)があるでしょう。この国では苦しみやテロ、残虐行為が慢性化しています。しかしあなたは、そのような諸問題に立ち向かう平和と希望の声なのです。私たちは大いに喜んでいます。なぜならキリストは、既にこの世に打ち勝っているからです」と語った。

大主教就任に先駆けサピット氏は、ケニア大主教になる旅は、まだ若かった頃に始まったと、ジンバブエのジャーナリスト、ベラ・ズールー氏に語った。サピット氏は、英国から来た1人の女性宣教師と出会った。移動診療所を運営していたその宣教師は、小さな聖公会の教会を設置し、サピット氏は彼女の通訳者になったという。並行して村の牛をナイロビに引いていく仕事もし、村とナイロビの間を行き来するのに、7〜8日もかかったことなどを話した。

ケニア大主教にマサイ族出身の主教が就任 教会、国家、若者の未来のための注力を誓う
サピット氏(写真:ACNS / Bellah Zulu)

また、サピット氏はある団体に加わり、政府の協力を取り付けて、地元の地域社会に学校を設立する事業に参加した。地元からマサイ族の若い戦士たちに読み書きを教える機会を与えられ、夜になって放牧から帰ってきた戦士たちに教えるようになった。「若者たちの成長と向上を助ける情熱を持つようになったのは、それが始まりでした」とサピット氏は言う。

子どもや若者は、サピット氏が力を注ぐ中心的な領域になる見込みだ。彼には、この国と世界のより良い未来を築く情熱があるからだ。

「将来を構築するには、子どもたちの人格形成と教育に特に力を注ぐべきです。この国や世界中の若者が、アルコールや麻薬の乱用といった問題に直面しており、それらの問題が社会を構造的に破壊しています。加えて、グローバル化によってさまざまな文化が台頭しており、若者の生き方に適切な方向性を示すプログラムを考案する必要が出てきています。詰まるところ、若者は未来の指導者ですから、私たちの未来は彼らをいかに育て上げるかにかかっているのです」

サピット氏は、神がこれまでよりも大きな業を行われると信じている。「これは成長と信仰の旅です。私の願いは、教会が現状を脱して、愛と信仰の教会としてますます成長することです。地域社会を愛し、支援する教会になることです。また国による地域社会発展事業の推進に、情熱的にかかわっていく教会にならなければなりません」

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ケニア聖公会ケニア聖公会ジャクソン・オイリー・サピット
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