Skip to main content
2025年6月16日19時18分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(41)神はどのような方なのか 正木弥

2016年5月22日06時32分 コラムニスト : 正木弥
  • ツイート
印刷
関連タグ:正木弥

神はどのような方なのか。

世界には実にさまざまなものが神として拝まれています。

太陽、月、星、海、山、川、池、滝、巨木、巨大岩、火、雷、獅子、虎、蛇、コブラ、鷹(たか)、鷲(わし)、隼(はやぶさ)、狼(おおかみ)、牛、山犬、狐、カモシカ、山羊、鵞鳥(がちょう)、鰐(わに)、河馬(かば)、蠍(さそり)、聖甲虫(糞ころがし)、蚕(かいこ)、剣、大根、特別の石、鏡、竃(かまど)、過去の偉大な王、偉人、神話で重要な存在、抽象的な知恵、恐れ、真理などなど、何でも“神様”に祭り上げられているのです。中には手の届かない大きさとか、他を圧する強さの故に何らかの力が秘められているように感じられるのかもしれません。

しかし、大きくもなく、強くもない、隔絶もしてなくて日常的に身近にいる動物なども神として拝むわけですから、その心理は理解に苦しみます。また、死んだ存在は、モノも言えず、何の行動もとれないため、生きている人間よりも無力な存在であるはずですが、超能力があるかのようにあがめたり、願いごとをしたりするのは、不可解なことです。

本当の神様を知らないとき、「かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗く」なって、「自分では知者であると言いながら、愚かな者となり」、不滅の神を、「滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました」(ローマ1:21~23)といわれています。

これらは、どれ一つとして大半の人が一致して神と認めるものはありません。逆に多くの人が神ではないと認めるものが、ある時代、ある地方では神とされてきました。要するに、人の神意識は気まぐれです。

そのような気まぐれの人類のために、神は聖書の中でご自分がどんな存在なのかをきちんと現しました。多くの人がこもごもに考え、全体として迷っている神の姿を明確に示しました。

それだけでなく、歴史の中で現実に、具体的に語り、動き、働いてこられました。それ故、その神の実在を確信し、それによって生きる人がたくさん増えてきたのです。中には、その神のために、生命・財産・人生の一切を賭けてもいいと考える人も出てきたのです。

《聖書が示す神‥‥その特質》

1. 神は霊

霊は物質ではない。物質は限界があるが、物質でない霊は限界がない、形がない、目に見えない。見えないが知ることはできる、見えないが生きて働いていることを感じることができます。また、形がないので、形ある像に作り上げてはならないし、形あるものを拝むべきでない(偶像礼拝をしない)ということになります。

2. 神は超越者

換言すれば、神は人(自分)の外にいる。人の心の中に、人の心理・心の持ち方においてだけいるのではない。従って、心の中にいない、と否定できたら存在しないのではない。自分が否定しようとどうしようと、自分の外に客観的にいる方です。つまり、自分の心を超越している方です。

3. 神は絶対者

神は他と比較されることがない、相対的な存在ではない、他の全てに抜きんでている、そういう方です。神が全てを決め、他に制約されることがない、他に並ぶもののない方です。

4. 神は唯一(唯一人)

前項のとおり、絶対者であるなら、二つ以上が並び立つことはあり得ない。唯一つです。この神以外に神はいない。他に“神”と呼ばれるものがあっても真の意味での神ではない。ただし、「一つ」なる言葉の原語は「エハド」であって、集合名詞的で、例えば、一房のぶどうも一つと表現しています。みかん一つには、小袋も内側にあり、その小袋にはつぶつぶのみかんがありますが、全てみかんです。全体でみかん一つと表現しておかしくありません。そういう意味で神は一つ、唯一です。

5. 神は創造者

神は、この世界、この宇宙、その中にある全てのものを造り、また、維持している方です。それ故、“主”です。創造者は、創造の対象(被造物)の創造に際して意図や目的を持ったのは当然といえます。それ故に、被造物(造られたもの)の筆頭たる人間はその意図とか目的をわきまえて生きるべきことになります。また、人間に命令を与えることができるのも当然ということになります。

6. 神は人格を持っている

人格とは(人柄という意味ではなく)個別自存性があり、自己意識を持ち、自己意思を決定でき、自己表現できることをいう。そのため、理性的・論理的・道徳的に考える主体だということができます。この人格ある神に似せて人は造られたので、人にも人格があるのです。〔逆に、人間に人格があるので、神もそのような存在に違いない、と想像するのではありません〕

7. 神は全知全能

何でも知っており、全てのことを見ている、他人が見ていないことも、地球の裏側でしたことも見ている、心の中で考えたことも、知っている。神の目を逃れるものは何もない。また、何でもできる方である、なにしろ、全世界・全宇宙を造り、維持しておられるほどの方だから、人間ができないと思うこともできる。それが奇跡です。全知全能の神であれば、奇跡は当然ではないですか。

8. 神は永遠におられる

神は造られた者ではない。神は、ある時期から存在するのではない。天地創造の前から、宇宙開闢(かいびゃく)の前からおられ、この世の終末の後にもおられ、永遠の存在です。

9. 神は無限の方であり、完全な方であり、遍在(どこにもおられる)の方であり、不変の方

遍在であるためには、物質ではありえないことにもなります。

10. 神は真実な方

約束したことは必ず守って果たし、言われたことに間違いはない、という誠実な方です。

11. 神は聖

神は、他と隔絶した存在であり、汚いことや罪は受け入れることができない。神のこの属性は大事なものであり、非常に注意しなければなりません。

12. 神は義

この属性は上の“聖”性と関係しているようです。不義、邪悪などとは相いれません。ここから、悪行への裁きが行われるのです。

13. 神は愛

神は人が滅びないよう、不幸にならないよう、憐れむ。その原因である罪に陥らないよう、そして神から離れないよう、導く。何よりも、犯した罪を赦(ゆる)すために、御子イエスの十字架の犠牲の死を用意してくださいました。これは、神が愛であるからです。

以上のとおり、神がどのような方かを示しました。目に見えない神、創造者である神、人格を持つ神、そして義と愛なる神。これらは大変ユニークな神観であって、聖書が示すところです。

<<前回へ     次回へ>>

◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:正木弥
  • ツイート

関連記事

  • なにゆえキリストの道なのか(40)キリスト教はパウロがつくったと言えないか 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(39)キリスト教はなじみがないので取っ付きにくい 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(38)たくさんの教派・教会の中で、どれを選んだらよいのか 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(37)キリスト教はどうして教派が多いのか 正木弥

  • なにゆえキリストの道なのか(36)発祥の地に、キリスト教会はなくなったのか 正木弥

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 自分の考えを大切に生きよう 菅野直基

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月16日):アンゴラのクワンガリ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.