Skip to main content
2025年6月14日18時48分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会

終活とキリスト教「死を覚えるとは、祈りを覚えること」関智征牧師(1/2)

2016年3月22日17時50分
  • ツイート
印刷
関連タグ:関智征

高齢化社会に伴い「終活」「エンディングノート」などがはやっているが、実際にどのようにして家族や自分の死、家族の死と向き合えばよいのか。福祉や教会の現場での体験を踏まえ、終活ブームに「死生学」の切り口から提言を行うブランドニューライフ牧師の関智征氏に聞いた。なぜ、今、死生学なのか。

終活とキリスト教「死を覚えるとは、祈りを覚えること」 関智征牧師(1/2)
福祉や教会の現場での体験を踏まえ、終活ブームに「死生学」の切り口から提言を行うブランドニューライフ牧師の関智征氏

――「終活」ブーム

終活とは、人生の最期を迎えるに当たっての活動です。自分のお葬式、お墓などの準備、また自分が寝たきりになったときなどに、延命治療をするかどうかの意思表示を事前に行い、人生の終わりをより良いものとするためのものです。

最近の終活セミナーでは、葬儀会社や保険会社などが主催するものを多くみかけます。エンディングノートや粗品をプレゼントされたり、お葬式やお墓のパンフレットをもらったり、相続税のセミナーが行われたりします。

現代の終活ブームは、従来タブー視されていた生老病死の話題を公に語り合う場を創り出し、日本社会に風穴を開けました。ただ、葬儀会社や保険会社のパンフレットとお土産を持って帰る「商品化された終活セミナー」に私自身、違和感があり、別の切り口からの「終活」を提案しています。

――終活と死生学

例えば、先日担当いたしました公開講座「終活と生命倫理」(自由学園明日館、2016年2月)では、今までの人間関係の棚卸しを通して、自分が大切にしていたものを見つけるワークショップを行いました。仏教の僧侶の方も参加してくださり、参加者同士の楽しい交流の時ともなりました。

その際、講座では「死生学」の観点を意識しました。死生学とは、死と生を表裏一体のものとして捉えることで「命」を考えるものです。

私は「一人一人の人間は、神に愛されている神の最高傑作だ」というキリスト教の思想を土台に、死生学に取り組んでいます。キリスト教では、「命」を考えるに当たり、「父なる神は、その愛する子どもとして人間を造られたのだ」という天地創造のストーリーが前提とされています。

誰でも自分の子どもを愛し、大切にします。しかし、それにはるかに勝って「天の父なる神」は、ご自分の子どもを大切にしてくださっている。ここに、人の「命」の価値があります。

――メメント・モリ(死を覚えよ)

旧約聖書には、「私たちの齢は七十年。健やかであっても八十年。しかも、その誇りとするところは労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです」(詩篇90:10)とあります。それゆえ、詩篇の作者は「われらにおのが日をかぞへることを教へて、智慧の心を得させたまへ」(詩篇90:12、文語訳)と祈りました。これは「メメント・モリ(死を覚えよ)」の祈りです。

大事な人を失った悲しみ、痛み、空虚感は、誰もが直面し得ることです。ぶつけようのない寂しさ、怒りを誰かにぶつけずには、いられない。そんな遺族の方を見てきました。私たちは、突然の自分の親しい人の死に対して、どう接すればよいか言葉を失います。頭では処理できない家族の突然の死、また自分自身の死への不安や虚無感と向き合うには、信心、祈り心が不可欠だと思います。

「死を覚えよ」とは、すなわち「祈りを覚えよ」ということなのです。キリスト者、牧師という存在は、死後の葬儀の時に登場するだけでなく、日常から死に向き合い寄り添う存在なのではないでしょうか。

(1)(2)

関連タグ:関智征
  • ツイート

関連記事

  • 若者の「居場所」回復のため、教会は何ができるのか? 「教会と地域福祉」フォーラム21

  • 京都で「自死を想う宗教者の行進」 宗教超え自殺と向き合う

  • 自死の苦悩を抱えた方へ 牧師や僧侶からの65のメッセージ、冊子で紹介

  • 「おひとりさま」で生きるとは 大阪YWCAで社会学者・上野千鶴子さんが講演

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • トラウマからの解放と癒やし 菅野直基

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • ワールドミッションレポート(6月11日):キリスト教信仰が最も急速に成長している国々

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(230)聖書と考える「あなたを奪ったその日から」

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.