Skip to main content
2025年9月18日09時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー

ブライダル伝道に召しを受けて 東田啓介牧師

2015年10月13日17時25分
  • ツイート
印刷
関連タグ:結婚

純白のウエディングドレス、真っ直ぐなバージンロードに、十字架とにこやかにほほ笑む聖職者の姿。映画やドラマでもよく目にする場面だ。クリスチャン人口がいまだ1%を超えない日本では、友人や知人の結婚式で初めて教会に足を運び、一生のうちで教会に足を踏み入れるのは、これが最初で最後、という人も少なくないだろう。

「未信者の方々に伝道できる、絶好の機会が結婚式なのです」

そう語るのは、15年以上ブライダル伝道に携わっている東田啓介牧師だ。大阪で生まれ育ち、スポーツが大好きだったという少年時代、東田牧師が憧れていたのはプロレスラーのタイガーマスクだった。あるイベントでタイガーマスクに会うことができ、「将来、プロレスラーになりたい。どうか弟子にしてほしい」と申し入れた。するとタイガーマスクは、「今はたくさん運動をしなさい。特にラグビーと柔道をやっておくとよい」とアドバイスをしてくれた。

その言葉通り、中学校時代はラグビーと柔道に明け暮れた。2つのスポーツを掛け持つことは容易ではなかったが、子どもの頃からの夢を実現するために、とにかく体を鍛えた。しかし、中学3年生の時に転機が訪れる。ラグビーの試合中に、頭蓋骨を骨折する大けがを負い、それから数カ月の間、ラグビーはおろか、体を動かすことすらできなくなってしまった。自暴自棄になり、夢も諦めざるを得ない状況に。

その後、東田牧師が夢中になったのが音楽だった。当時、若者に絶大な人気があったシンガーソングライター、尾崎豊の歌が大好きだったという。尾崎の歌を聴くうちに、「この世の真実はどこにあるのか?」「本当の自由はどこにあるのか?」と真剣に考えるようになる。「尾崎は問題を投げ掛けはするけれど、『真実』がどこにあるかは教えてくれなかった」と東田牧師は話す。無期限活動休止をした尾崎は、突如、外国へ行ってしまった。「迷いそうになりました。しかし、そこで神様は私に働き掛けてくださったのです」と、それまで「糧」としていた憧れの人を失った時のことを語った。

当時、パンクロックのバンドを組んでいたという東田牧師が、派手な髪型と服装で身を固め、大阪の繁華街「アメリカ村」を歩いていた時のことだった。信号が赤になったので、止まって待っていると、一人の宣教師が東田牧師に話し掛けてきた。イエス・キリストの愛、十字架、救い・・・。次から次へと入ってくる新しい言葉に閉じていた目を開かされたような気分だった。それから毎週教会へ通い、聖書を学んだ。渇いていた心に次々と入ってくる「命の水」は、東田牧師の心を急速に潤していった。

「学校の勉強すら、どこか空虚なものに思えて、やりたくなくなってしまいました。ただ、御言葉だけを学びたいと思い、高校一年生で学校を自主退学しました」と東田牧師。その後、当時、千葉県にあった神学校に入学。文字通り、毎日が聖書漬けの生活を送った。神学校卒業と同時に19歳で結婚。卒業後は献身して牧師になったが、信徒のための「牧会」ではなく、日本でまだ救われていない99パーセントの人たちに全身全霊を投じようと、さまざまな方法で伝道をすることになった。

ブライダル伝道に召しを受けて 東田啓介牧師
神学校卒業後に取り組んだ音楽伝道時代のバンドメンバーと。東京の繁華街を牧師仲間と回った。左端が東田牧師。

東田牧師がまず取り組んだのは、音楽活動。渋谷、新宿などで、ギター一本で個人伝道をすることもあったが、生計を立てるために夜の街でバンド活動もした。数曲のオールディーズを演奏して、一曲の賛美歌を入れたり、MCの間にもさりげなく聖書の言葉を語ったりと、その場にいた人々へさり気ないメッセージを送った。

バンドのメンバーは全て牧師だったが、客や店主は必ずしもクリスチャンではなかった。「誰も知らないからこそ伝える意味がある」と東田牧師は話す。しかし、20代後半ごろになると、日本経済の低迷とともに、こうしたバンド活動もだんだん少なくなっていった。

そんな中、たまたま子どもと訪れた外出先で、大道芸を披露していたピエロに出会った。子どもたちが喜んでいる様子を見て、「これは、良い伝道のツールになるかもしれない」と、芸をしていたピエロに弟子入り。いくつかのテクニックを覚えて、商業施設などでマジックや大道芸を披露することになった。現在では、教会のイベントでの出演も多く、子どもたちを楽しませながら、大胆に聖書のメッセージを伝えている。

ブライダル伝道に召しを受けて 東田啓介牧師
胸の十字架が輝く衣装を着たピエロ姿の東田牧師。軽快なトークに子どもも大人も大笑いする。

さまざまなスタイルで、まだ救われていない人々のために働いてきた東田牧師だが、15年以上前から携わってきたのが「ブライダル伝道」だった。現在は、六本木にあるステリーナ教会の牧師として、結婚式の司式をしている。他の教会での司式も合わせると、これまでに1000組以上のカップルの結婚式に立ち会ってきた。時代とともに、さまざまな事情を抱えたカップルも多く式場を訪れるが、人生の「晴れ舞台」に参加できる喜びは大きい。

しかし、それ以上に東田牧師が「喜び」だと話すのが、式に参加するほとんどがクリスチャンではない場合が多いのに、皆が熱心に自分の語る聖書の話に耳を傾け、賛美歌を歌い、祈りをささげる姿を見られることだ。「小さな種かもしれないし、実を結ぶ日が来ないかもしれないけれど、その日、教会にいた一人一人に種が植えられたことは事実です。そのお手伝いができることに、今は神様からの『召し』を感じています」と話す。

近頃は、海外から日本にやってくる観光客が記念に式を挙げるといったケースもあり、結婚式を通じての伝道が広がりを見せているという。「結婚式だけでなく、銀婚式、金婚式の他、結婚記念日を祝う『記念式』のようなものもはやりつつあります。伝道の機会が増えるのは喜ばしいことです」。神からの確かな「召し」を感じて、多くの人々の人生の「晴れ舞台」に立ち会い続ける東田牧師。その顔には結婚式の主人公である新郎新婦が見せる笑顔にも勝る喜び溢れていた。

関連タグ:結婚
  • ツイート

関連記事

  • 「楽しく、おもしろく、神様の愛を伝える」 ピエロのジミー

  • 聖書抜きにシェークスピアは語れない 『じゃじゃ馬馴らし』から聖書に基づく結婚観学ぶ

  • ビリー・グラハム氏、72年前のきょう結婚 ウェディング写真公開

  • 質問形式で結婚について学ぶ『愛し合う二人のための結婚講座』 今月刊行

  • 命の絵本『一つになろうよ!!』 聖書に忠実に恋愛・結婚・家族描く

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ワールドミッションレポート(9月17日):ロシアのリブ族のために祈ろう

  • 聖書のイエス(17)「わたしを見た者は、父を見たのです」 さとうまさこ

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.