Skip to main content
2025年9月17日20時04分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
同性愛・LGBTQ

アイルランドの大司教、教会は「否定」ではなく「現実直視」を 同性婚合法化受け

2015年5月27日00時53分 翻訳者 : 木下優紀
  • ツイート
印刷
関連タグ:アイルランドディアミド・マーティン同性愛カトリック教会
アイルランドの大司教、教会は「否定」ではなく「現実直視」を 同性婚合法化受け+
同性婚を認める憲法改正の是非を問う国民投票で、賛成票を投じるよう呼び掛るポスター・キャンペーン(写真:William Murphy)

アイルランドで、国民投票により同性婚の合法化が決まったことを受け、同国のカトリック教会の大司教の一人であるディアミド・マーティン大司教は、カトリック教会に対し、この決定を単に「否定」するのではなく、「現実直視」をするよう強く勧めた。

アイルランドでは国民の8割以上がカトリックであり、カトリック教会の影響力は大きい。今回の国民投票で同国のカトリック教会は、同性婚を認める憲法改正に反対し、同国の大司教4人全員がそろって信者に対し、反対票を投じるよう呼び掛けていた。

カトリック教会が、結婚は一人の男性と一人の女性の間でのみ成立するという、伝統的価値観に固く立つよう呼び掛けたにもかかわらず、この改正案は投票全体の6割近くの賛成を受けて承認された。同性婚の賛成票が反対票を大きく上回ったという事実は、同国のカトリック教会にとって、ここ数年に明るみとなった聖職者による児童虐待などにより、教会の社会に対する影響力が低下してきている兆候として受け取られている。

同国で広く尊敬されているダブリン大司教区のマーティン大司教は、この敗北を潔く受け止め、教会が道徳的な権威としての地位を回復したいのであれば、今回の結果は、教会が若い世代と再びつながる必要があることを示していると述べた。

マーティン大司教は同国の公共放送RTEに対し、「私たちは現実を否定することに走るのではなく、立ち止まり、現実を直視しなければなりません。復活を遂げたい、否定したいという感覚を持っていては、再起することもできないでしょう。私はこの日、ゲイの方やレズビアンの方が感じたことを受け止め、尊重します。このことによって、その方々の生き方が豊かにされることでしょう。私はこれを社会変革と捉えています」と語った。

カトリックの教えに従い反対票を投じたマーティン大司教は、同性愛者の権利は尊重されるべきだが、それは「結婚の定義を変えることなく」なされるべきだと考えている。

マーティン大司教は、「私は、今回の国民投票で賛成票を投じた若い人のほとんどは、私たちのカトリックの学校で12年間教育を受けてきた人ではないかと自問しました。いかに教会のメッセージに取り組むかという点において、非常に大きな挑戦があるという意味です」と語った。

教会の教えを語っているにもかかわらず、同性婚に反対するメッセージを送ることができなかった同国のカトリックの教育システムの失敗は、カトリック教会そのものが直面している根本的な問題を示している。欧米諸国において、プロテスタント諸派や他の教派も同様の問題に直面している。英国国教会もまた同じだが、最近の英国の法律では、同教会が同性婚に関わることから「保護」されている。

若者は、宗教系の学校でも公立学校でも同様に、性別や性的志向にかかわらず、生存権や性的関係を結ぶ権利、全ての人が持っている尊厳など、その他の全ての人権において、人々の平等を尊重するよう教育を受けている。こうした中、若者にとって、多数派が信じている世俗的な信条と、年配の少数派が実践する宗教的教義に折り合いをつけて生活することは、不可能とはいえないまでもかなり難しくなってきている。

また、現代社会の教育文化の中で、教会が同性婚反対の立場を堅持することは、時代の潮流に乗り遅れているとの認識が、教会の指導者たちの間にも広まっている。

英国のデイビッド・キャメロン首相は、この投票結果を歓迎するキリスト教徒の一人だ。キャメロン首相はツイッターに、「アイルランドの皆様、おめでとうございます。同性婚の国民投票を通して、皆様は同性愛者とそうでない人が平等であるという立場を明白にしました」と投稿した。

今回の国民投票では、有権者の61%に当たる約195万人が投票した。この数字は、1998年のベルファスト合意の是非を問う住民投票の投票率56%を上回る数字だ。憲法改正後の初の同性婚は、今年末にも行われる予定。

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:アイルランドディアミド・マーティン同性愛カトリック教会
  • ツイート

関連記事

  • アイルランドが国民投票で同性婚合法化

  • 同性婚祝福した神父、譴責される スイス

  • 米長老教会の同性婚容認で初の離脱教会

  • 米アラバマ州最高裁、連邦裁判決を覆し同性婚認めない命令

  • モルモン教、同性愛者差別に反対表明 同性婚は引き続き容認せず

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(3)神の御霊と一つ 加治太郎

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(28)ニコラス司教逮捕される

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 今の自分のままで幸せだと気付こう 菅野直基

  • ワールドミッションレポート(9月17日):ロシアのリブ族のために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(9月13日):インド リクシャに乗せて、デリーの街角へ福音を

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 「日本イスラエル・クリスチャン交流会」が発足、世界62カ国に広がる議員ネットワーク

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • キリスト教に回心したウィキペディア共同創設者、所属教会を発表

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.