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テゼ共同体の創設者生誕100周年記念し「一日黙想会」開催 新たな始まりへ向けて

2015年5月12日23時57分
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関連タグ:テゼ共同体黙想と祈りの集い
テゼ共同体の創設者生誕100周年記念し「一日黙想会」開催 新たな始まりへ向けて+
「一日黙想会―ひとつの始まりから新たな始まりへ―」の会場の様子=9日、池袋聖公会(東京都豊島区)で

フランスのテゼ村にある超教派の男子修道会、テゼ共同体の創設者であるブラザー・ロジェ(1915〜2005)の生誕100周年を記念し、「黙想と祈りの集い準備会」(世話人代表:植松功)が呼び掛ける「一日黙想会―ひとつの始まりから新たな始まりへ―」が9日、池袋聖公会(東京都豊島区)で行われた。集まった人々は、短くシンプルなメロディを繰り返すテゼの歌を歌い、歌の合間に朗読される聖書の言葉に静かに耳を傾け、長い黙想を通して祈りをささげた。また、ブラザー・ロジェのショートビデオが流され、ブラザー・ロジェの語ったメッセージをあらためて分かち合う時を持った。

「短い言葉を繰り返し唱える」という祈りや歌は、昔からの伝統的な礼拝形式として受け継がれてきたもの。テゼの歌は、あらためてその素晴らしさを人々に思い出させるとともに、聖書の言葉が用いられ、誰にでも分かりやすいということから、教派を超えて、世界中のさまざまなクリスチャンの間で歌われている。また、テゼの歌に触発されて日本でも同様の形式の歌が作られている。この日は、テゼ形式の日本の歌を数多く生んだ作曲家の塩田泉神父(カトリックさいたま教区)が参加し、「キリストに従う者は歩き続ける、始まりから次の始まりへと」という新曲が紹介され、集まった人々で共に歌った。この歌詞は、ブラザー・ロジェがしばしば引用した4世紀の聖職者、ニュッサのグレゴリウスの言葉に基づいている。

ショートビデオの中でブラザー・ロジェは、「人が神の姿に近いのは自由な存在だからこそ」と語り、福音は強制的に押し付けるものではない、神は一人ひとりの心からの同意がなければ来られない方だと穏やかに話した。テゼ共同体は約30カ国から集まる約100人のブラザーで成り立っているが、それ以外にも年間数万人の、多い時には週に何千人もの若者が、単純素朴なもてなしに満ちた生活に心惹かれて、人生の意味と希望を見出すために訪れる。そんな若者たちに対し、ブラザー・ロジェは、ただ「耳を傾けてもらう」ことの大切さを語る。耳を傾けてもらうことで、全ての人に与えられている「平和の心」という神からの贈りものに少しずつ気付いてほしいのだという。

ブラザー・ロジェは2005年、夕方の祈りの最中に(テゼ共同体では1日に朝昼夕の3回「共同の祈り」をささげる)、精神障がいを患う女性に刺されて亡くなった。しかし、天に召されて10年たった今も、その生き方はブラザーたちに受け継がれ、語った言葉によって多くの人々に励ましを与えている。この日は、実際にブラザー・ロジェ、テゼ共同体の祈りや歌に影響を受けたという5人の兄弟姉妹が証しを分かち合った。

日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)の理学療法士ワーカーとして、バングラデシュに派遣され、テゼ共同体が開設した障がい者コミュニティーセンターで働く山内章子(あやこ)さんは、間近で見てきたブラザーたちの活動について話した。バングラデシュには5人のブラザーがいたが、昨年そのうちの一人、ブラザー・フランクが天に召された。彼は、障がいを持つ貧しい人々の父と呼ばれていたという。天に召された後、山内さんは、彼と交わりのあった全ての人が口々に《私たちは》ではなく、「《私は》ブラザーにかわいがられていた」「《私は》愛されていた」と言うのを聞き、その愛の対象が一人ひとりにまっすぐに向けられていたことに驚かされたという。いまだに貧困と欠乏、暴力の中にいる人々が多く、イスラム教徒が大半を占めるバングラデシュにおいて、さりげなく歩むブラザーたちの姿から「愛することに一生懸命になるべき」だということを教えられたと話した。

テゼ共同体の創設者生誕100周年を記念し「一日黙想会」開催 新たな始まりへ向けて
分かち合いをする佐藤有喜さん

また、人々との交わりに痛みを覚えていたときに、どうにか足を運ぶことができたのが黙想と祈りの集いだったという佐藤有喜さんは、テゼの祈りやそこでの出会いによっって自身の中に変化が起きたことを証しした。学校や会社などに属していない佐藤さんは、これまで「学生ですか」「社会人ですか」という質問に「はい」と答えられなかった。しかし、テゼの祈りの集いで、自分の存在を信頼してくれる人々と出会い、初めて自分の存在を確認することができた。いつしか呼び掛けに「はい」と答えることができている自分に気が付いたという。

虐げられ、苦しみのある人の中にいるキリストを愛するブラザーたちがいることは、佐藤さんにとって大きな驚きだった。自分の苦しみの中にキリストがおられるということを信じることはそう簡単ではないが、「有喜さんの苦しさの中にキリストがおられる」と信頼できる兄弟姉妹が何度も語ってくれるという。沈黙も以前は苦手だったが、強いられる沈黙ではなく、神の声を聞くための沈黙というものがあることを知り、その中にいられるようになったという。「うまく言葉で表現できない」と言いつつも、直接会ったことのないブラザー・ロジェの生き方が風のようにして受け継がれていると確かに感じるという。「まずは自分と和解をすることで、身近なところから平和を築いていきたい」と希望に満ちた表情で話した。

テゼ共同体では、2015年の1年を通して、創設75周年を祝い、ブラザー・ロジェの生誕100周年と逝去10年目を記念する。ブラザー・ロジェの誕生日である5月12日から逝去した8月16日までの期間は、さまざまな集いが開催される。この年に備えて、2代目の共同体院長であるブラザー・アロイスは、福音に立ち返りながら人々と連帯する決意を新たにするための模索に3年前から取り組んできた。特に5月12日ごろには、世界各地の青年たちに、それぞれの場所で祈りの集いを開き、連帯のための行動を思い描くように呼び掛けがなされている。

今回の集いの中でも、新しい連帯に向かって祈りの集いを準備する、日本、台湾、韓国などの東アジアの青年たちから祈りが集められ、「ブラザー・ロジェの祈り」「ブラザー・アロイスの祈り」と共に、神にささげられた。

関連タグ:テゼ共同体黙想と祈りの集い
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