Skip to main content
2022年5月19日18時26分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー

【インタビュー】異色のクリスチャン大工・大山利行さん まさにイエスの“弟子訓練”

2015年5月5日14時40分 インタビュアー : 竹村恭一
  • ツイート
印刷
【インタビュー】異色のクリスチャン大工・大山利行さん まさにイエスの“弟子訓練”+
埼玉県を拠点に注文住宅の設計・施工などを手掛ける工務店「サクタスタイル」の代表取締役である大山利行さん(54)

職人技がものをいう大工の世界に、30を過ぎてから、しかも教会の移転に立ち会ったことがきっかけで入ったという、まさに異色の経歴の持ち主がいる。埼玉県を拠点に注文住宅の設計・施工などを手掛ける工務店「サクタスタイル」の代表取締役、大山利行さん(54)だ。七つ道具の入った腰袋を付ければ眼光鋭い職人も、お茶を飲んで一息付けば優しい“オヤジさん”に早変わり。“弟子”と共に笑い話に興じる姿があった。

話は、大山さんが大学時代、一人のエジプト出身の宣教師と出会ったことにさかのぼる。最初はただ英語を学びたくてついて行った。だが、その宣教師の誠実さや態度にだんだんと魅力を感じ、1年ほどで教会に行くようになった。「当時の私の基準と言えば、結局は自分の経験。そこには何の真理もなかった。そうやって自分の根拠のない自信が打ち砕かれたとき、神様の赦しなしには一歩も動けなかった」と、神を信じるようになった心情を語る。

大学を卒業後、いったんは出版社に入社。営業として5年間勤務した。ところが、30歳の頃、通っていた教会が移転することになり、それが大山さんの人生を大きく変えることになる。「プロでもない教会の人たちが協力し合ってビルの空きスペースを会堂に仕立て上げる姿を見たとき、こんな仕事がしたいと思ったんです」。迷わず転職を決意。家具メーカー勤務を経て、先代の社長に弟子入りした。既に妻子もある身。大工を志すにはかなりの遅咲きだった。

【インタビュー】異色のクリスチャン大工・大山利行さん まさにイエスの“弟子訓練”
昔ながらの釘を使わずに柱を組む技法を現代の内装に合わせてアレンジ。

当然、周りは自分より若い人ばかり。毎日怒鳴られ、へこみながら修行した。しかし、だからこそ今、会社の経営を引き継ぐようになった自分があると感じている。「もし最初に職人になっていたら、多分もっと人付き合いが下手で企画の提案や営業もできなかったはず。そんな自分の姿を、神様は『何一つ無駄にならないでしょ?』と笑って見ていてくれます」とほほ笑む。

そんな大山さんの最大の危機は10年前、先代から事業を引き継いだ頃に起こった。火事で社屋が全焼。資材も道具も何もかも失い、借金も抱えることとなった。大山さんは、自身の保険金を使って借金の返済を考えるまで追い詰められたが、聖書の言葉を読んで平静を取り戻した。「イエス様は自分が愛した人々に裏切られて、つばを吐かれても、人間全ての荷を背負った。そんな彼が『あなたの荷は軽い。どうやれば良いかは私が全て知っている』と言った。そこで『彼に委ねるしかない』と初心に帰りました」

つらい、つらいと思いながらも祈って日々を過ごすうち、新しい社屋が完成。インターネットで営業を始めたところ、徐々にまた仕事が入るようになっていった。「当時はちょうどリーマンショックで世の中の価値観がひっくり返った時。そうでなくとも、人はうまく行っているときは傲慢(ごうまん)になってしまいやすいもの。思い返せば、あの時に神様は古いものを取り去り、全く新しくしてくれたのだと思います」とうなずく。

【インタビュー】異色のクリスチャン大工・大山利行さん まさにイエスの“弟子訓練”
木目を生かしたデザイン。年月を経るごとに色合いの変化も楽しめる。

現在サクタスタイルは、国土交通省が設立した大工育成塾に加盟し、昔ながらの大工の技を持った職人育成も併せて行っている。一戸建てはまさに一つとして同じものが無く、現場の状況もクライアントの要望も全く違う。また複数の案件を掛け持ちすることも珍しくなく、これらに対応するには、“腕“だけでなく、職人同士の緊密な連携が必要不可欠だという。「長い時を一緒に過ごした仲間だからこそできることがある。イエス様も長い時間を共に過ごして弟子たちを育てたように、大工の世界も同じ」と感慨深げに口にした。

現在、日本では大手のハウスメーカーが住設機器などを大量に仕入れることで工事コストを下げ、その時々に応じて地元の工務店に仕事を回すのが主流。ハウスメーカーの家は画一的になりやすく、国産の良材をふんだんに使った家を造ってもらおうにもなかなかに難しい。

サクタスタイルではそこに目を向け、「20年、30年と時間が経過してこその風合いを感じてもらえるのが良い木の特徴。その変化をお客様に楽しんでいただきたい。当然一手間も二手間もかかりますし、金額もかかります。そもそも家はお客様にとって一生に一度ともいえる大きな買い物。私たちはその分、大きな責任をお客様からお預かりするということ。甘い世界でないのは当然」と、職人特有の鋭い目を光らせながら語る。

【インタビュー】異色のクリスチャン大工・大山利行さん まさにイエスの“弟子訓練”
現代の機能性やデザインに年月を経た職人芸が光る。温故知新という言葉を思い起こさせる仕事が“サクタスタイル”だ。

もちろん建築業界に限った話ではないが、とした上で、大山さんは「生き残るためには『私たちだからこそできるもの』を提供し、お客様にメリットを感じてもらう必要がある」と強調。サクタスタイルがいわゆる“流れ大工”を雇わず、職人を一から育成し、現場に送り出しているのもそのためだという。

「人=企業の力であり、腕が良いだけの下請け、孫請けの大工では決して信頼は勝ち取れない。まさにイエス様の行った“弟子訓練”です。また弟子だけではなく、お客様とも長い時を一緒に過ごして関係を築き、技術と共に志を伝えていくことが大事」と、熱い思いを語ってくれた。

■ サクタスタイル
http://www.sakuta-com.jp

  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 自分のできることでニーズに応える 教会ホームページ制作の「工房ヒラム」

  • 【インタビュー】御心のままに望ませ、行わせてくださる神様 臨床言語士・津田望さん

  • 【インタビュー】所沢出身、動物大好き! 子どもタレントMeguちゃん

  • パリで32年、風景表現の限界に挑む 画家・渡部正廣さん(1)

  • プロ車椅子バスケットボール選手・野澤拓哉さん “車椅子は神様の贈り物”

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • ニューヨーク便り(4)日常に「ゴールデンルール」があるニューヨーク

  • 聖書と植物(4)生えさせよ 梶田季生

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 「祈り」と私たちの距離を教えてくれる良書 『大学の祈り』

  • 北朝鮮でコロナ感染爆発、WCC総幹事代行「緊急の人道的対応を」 制裁解除にも言及

  • 労働者の母―ケーテ・コルヴィッツの生涯(7)人生の掃き溜め

  • 新・景教のたどった道(72)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(5)内モンゴル2 川口一彦

  • 隠された歴史 穂森幸一

  • ルカ福音書を読む(7)「荒れ野での悪魔の誘惑」―神の子ならやってみろ― 臼田宣弘

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ

  • 「祈り」と私たちの距離を教えてくれる良書 『大学の祈り』

  • 米教会銃乱射、牧師や信徒が命懸けで容疑者取り押さえ 犯行動機は台中関係への不満か

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • 「流浪の月」 人の「分かり合えなさ」を映画ならではの手法で描く傑作

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 第4回日本ゴスペル音楽祭、4年ぶりオンラインで念願の開催

  • イタリア初の中国系神学校、ローマに開校

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • シンガー・ソングライター、牧師の小坂忠さん死去 73歳

  • 元外務官僚の牧師、日本維新の会の参院比例区支部長に

  • ひとり子を十字架につけられる程の愛 小坂忠

  • 16歳の高校生、洗礼受けた数時間後に銃弾受け死亡 米フロリダ州

  • 世界最高齢の田中カ子さん死去、119歳 戦後クリスチャンに 教会で幼稚園開設

  • 「悪」はいかに伝染するか 「心の闇」描くサイコサスペンス映画「死刑にいたる病」

  • 同志社大神学部・神学研究科が公開シンポ「戦争と同志社」 戦時下知る有賀誠一氏が講演

  • 米教会で銃乱射事件、1人死亡5人重軽傷 教会員らが容疑者取り押さえ

  • 神学書を読む(79)これぞ誰でも手にできる「組織神学」の本! 橋爪大三郎著『いまさら聞けないキリスト教のおバカ質問』

編集部のお勧め

  • 「天の故郷」に帰った小坂忠さんに最後のお別れ 思い出のホールで追悼告別式

  • 「妥協しない」テーマに ジーザス・レインズ、終戦記念日の8月15日開催へ

  • 「必ず日本にリバイバルは起こる」 首都圏イースター、高木康俊牧師がメッセージ

  • 【三浦綾子生誕100年】8年間の交流と召天後の神のドラマチックな展開 込堂一博

  • 孤立社会で求められる「ケア」の回復 宗教学者の島薗進氏が講演

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.