「キリスト看板」取り上げた記事が話題に 「看板の作り方」「家主に許可を取って貼っている」など活動の裏話も

2014年6月12日16時30分 印刷
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白と黄の文字で書かれているのではなく、文字以外の部分を黒く塗っている。効率的で耐久性も高いという。

地方や郊外に行くとよく見かける、「神と和解せよ」「悔い改めよ」「イエス・キリストを呼び求める人は救われる」などの看板。黒地に白や黄色の文字で書かれ、民家や塀の壁に打ち付けられているあれだ。「キリスト看板」と呼ばれるあの謎の掲示は、何者のどのような情熱で生み出されているのか、疑問に思ったことのある人は多いだろう。

「キリスト看板」を製作し、全国を回って掲示活動を続けている宣教団体「聖書配布協力会」は宮城県丸森町にあった。団体の本部を訪問して運営者の話をルポにまとめたブログが、いまネット上で評判を呼んでいる。「誰も知らない『キリスト看板』(聖書配布協力会)の真実!」と題されたその投稿は、SNSによって情報が広まり、わずか2日間でツイッターでは4000リツイート、フェイスブックでは1300いいね! に迫る人気となっている。

記事を読んだ人たちからは、「そうだったのか!」「長年の謎が解けた」「迫真のルポルタージュですね」「クリスチャンなのに知らなかった」「看板の製作工程まで詳しく紹介したものは初めてじゃないか?」といった高評価の書き込みが相次いでいる。

ルポを書いたのはキリスト教関係者ではなく、「銭湯・奥の細道(東北の銭湯巡り)」という東北の銭湯・温泉紹介のブログを運営している満月さん。「誰も知らないキリスト看板~」の記事も、この温泉ブログに掲載されている。満月さん自身、「昨日ツイートした『キリスト看板』の記事みたら、恐ろしい数のRT(リツイート)とお気に入りされている。なにが起きたんだろう。これがキリストの力。。。」とツイッターで驚きの声を上げている。

ブログの記事では「看板はいっぱいあるけど、いざ聖書配布協力会のこととなると情報が少なく、一体どんな人が作って実際に張っているのか、ほぼ誰も知らない分からないという状態」「気になる、知りたい!ということでやってきました!」と純粋な興味から取材を敢行したことをユーモラスに書いている。

写真も多数掲載しているブログ。フレンドリーで親切な対応だったと好意的に紹介されている。

記事によると、聖書配布協力会の活動は戦後の1950年に米国人と日本人クリスチャンによって開始され、本部は当初、宮城県の松島米軍基地内にあった。創設メンバーはすでに死去や高齢化し、現在は子や孫の世代が中心になっている。東北地方から主に東日本で看板貼りを行っていたが、20年ほど前から西日本にも進出。現在は九州(沖縄県のみ未開拓)や北海道で重点的に新規の看板設置を進めている。

「キリスト看板は全国にどれくらいあるのか?」という問いには、「50万枚くらい」という回答で、正確な数は本部も把握していないとのこと。古くなったり破損したりした看板を新しいものに交換することもある。聖書の言葉を元にした看板の種類は100以上あり、「一度にたくさん作って本部の倉庫に数百枚ストックしてある」という。

記事はさらに「型を使った看板量産の方法」「掲示させてもらう時は必ず家主や建物の所有者に許可を取っている」「この看板でよいか了解を取ったり、看板の言葉を複数の中から家主に選んでもらうこともある」「うちはもっと柔らかい言葉がいいな、とか、この周辺は悪さする人が多いから強めの文言で、と要望が出ることも」など活動の裏話を伝えている。

「聖書配布協力会の人達は、あの不気味な看板とは裏腹に非常にフレンドリーで、ブローマンさんを筆頭に初めて会った自分に対しても、丁寧親切にキリスト看板や協力会のことなどを説明対応してくれた」と好意的な感想でルポを締めくくっている。

味わい深く貴重な報告であることは間違いない。聖書配布協力会の街宣活動や看板には、「死後さばきにあう」「神は罪を罰する」「地獄は永遠の苦しみ」といった人々の恐怖心をあおるようなものも多く、視覚的な暗さの印象も加味されて、キリスト教への反感や偏見の原因になっているという批判の声があることも確かだ。

キリスト看板に対する疑念はおおむね晴れたようだが、強い言葉で罪の自覚を迫る彼らの表現が、すべてのクリスチャンに共有されたものではないということについては、一般の人たちにあらためて理解を求めていく必要がありそうだ。

■『誰も知らない「キリスト看板」の真実!』
http://1010meguri.blog.fc2.com/blog-entry-234.html

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