多くの人が対人恐怖や引きこもり、うつ病などで精神的に苦しんでいます。ある医学博士は「精神病の一番の治療方は笑うことだ」と言いました。笑うと交感神経と副交感神経のバランスが取れるようになり、自律神経が正常になって、心は正常になるそうです。
精神的に苦しんでいる人がいたら、笑ったらいいということですね。どんなときにも笑って生きたら、心は健康になり、人生は幸福になりますが、現実はそう甘くはありません。
少し前まで笑っていたのに、誰かから言われた一言で、重く暗い気持ちになってしまうことがあります。笑うことができるのは、感情がうれしいときだけではありません。つらく悲しいときにも、笑うことを自分の意思で選ぶことができます。
今、とても笑える状態でなかったとしても、心が傷つき、涙があふれていても、笑ってみませんか。今の状況と笑いには、距離を感じるかもしれません。しかし、笑い始めたら、心からの笑いに一歩近づけるのです。
私は、笑いの引き金は、現状の気持ちをありのまま、神に祈ることからだと思います。気持ちが晴れず、イエス様の十字架を見上げていると、徐々に心が癒やされ、喜びが湧き上がり、最後は笑いに変わります。気が付いたら、心の底から笑いがあふれています。
感情が笑えないだけで、笑う理由はいくらでもあります。私が神によって造られ、愛され、生かされ、天国に行けること。これを本気で信じたら、こんな幸せなことはありません。これだけで十分に、笑える理由があるのです。
今日、笑いながら一日を過ごしませんか。「笑う門には福来たる」といわれるように、笑うあなたのもとに、たくさんの幸せが訪れると信じます。
最後に、私の兄弟たち。主にあって喜びなさい。(ピリピ3:1)
◇