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花嫁

花嫁(7)痛みと愛は 星野ひかり

2024年7月11日17時22分 コラムニスト : 星野ひかり
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花嫁(1)食卓 星野ひかり+

夫は化学療法のための1カ月半に及ぶ入院生活を終えて、わが家に帰ってきた。ちょうど夫が入院している1カ月半、私も心労から体調を崩して入院してしまい、この連載もお休みさせていただいていた。統合失調症という持病があるため、私の連載の急な休載はこれからもあるかもしれないことをおゆるしください。

私は夫の病が分かった頃から、雅歌をよく読むようになっていた。もともと雅歌が好きであり、主イエス様からの花嫁・教会への愛と読んでは喜んでいた。

今、雅歌はこの世においての夫婦の愛をも描いているものとして、心に染みわたっている。雅歌を夫と私の愛のようにとなぞらえて読めるようになることは、結婚当初の願いであり、その夢は夫の闘病を通してかなえられた。

主人から私の病室に宛てて送られてくる手紙には「最愛の妻・ひかり姉妹へ」「愚直なまでにあなたを愛する者より」などと記されており、闘病中の私を励ましてくれた。6月15日の結婚記念日は共に別の病院の病室で迎えた。それは寂しいことであったが、主イエス様が私たちをつないでくださり、一日一日、離れていても手を携えて歩んでいた。

イエス様はこの暗やみの世界に肉の足を下ろされた。イエス様は固くなった足の裏でこの地を踏みしめて歩かれた。その麗しき御足の跡を2千年以上の月日、数多くの信仰者、先人たちが歩んだ。その道のりの先に夫と私の歩みもあり、夫婦となる出会いもあった。

夫は、以前と違って弱々しく見えることもあり、それを寂しく思うこともある。頼りがいのある夫だったのに支えが必要になってしまうこともある。しかし、病の中にある夫は今まで以上の深い愛で私を慰め、愛してくれる。私の作ったきざみ食を口に運び、「おいしい?」と聞くと、夫はまだ神経の麻痺している唇をゆがめて「ほいしい(おいしい)よ!」と返してくれる。そんな夫は涙声で、涙にぬれていることもある。

信仰が脅かされるときもある。これからの生活や健康の心配に、信仰は嵐の中のもろい帆船のように揺らいでしまう。その時に御言葉は強い力をもって支えてくれる。

「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」(マタイ6:33)

そして、主の御翼の陰に心から安んじて、夫と二人、御国の兄妹のように手を握り合う。ぎゅっと握ると、もっと強い力で握り返してくれる。私も負けじと握り返す。そんなバカみたいなことを飽きるまで繰り返していると、涙もにじんでしまう。

共に御国への道を歩もうと、慰め合い、励まし合い、涙をぬぐい合い、痛みの中で愛を知っていく私たち二人を、主イエス様は優しい光で守ってくださる。

「この病の上に、主の栄光が現れますように」。夫が闘病の初めに祈った言葉であった。その祈りは御心にかない、私たちは主の栄光を目撃し、体験し、主の栄光の光の中を歩むことを信じている。しかし、それらは信仰を盾にした強がりでもある。だが信仰、強がりが、もろくて今にも崩れてしまいそうな私をやっとのことで支えている。

病の経験が、私と夫に深い痛みを与えた。とても、心も体もとても痛い。愛は痛い。命は痛い。御神はなぜ私たちに、これほどにもろく、傷つきやすく、針一つに耐えられぬほどに感じやすい体を与えたのであろうか。心を与えたのであろうか。

それは私たちに、命を傷つけてはならぬことを、一心に教えているのではなかろうか。優しくなりなさい、と一心に教えられているのではなかろうか。

私たち人間は御神ご自身を、おそろしい鞭で叩き続け、それでも飽き足らず言葉の限りを尽くしてののしり、十字架につけてまであざ笑った。イエス様は私たちの身代わりに鞭を受け、十字架につけられ、腹を槍で突かれた。そして、命を差し出してまで私たちの罪をあがない、私たちへの一方的な愛を明らかにされた。

痛みと愛は、深く絡み合っている。それはまさに愛し合うごとくに絡み合っているのではなかろうか。主イエス様の十字架のごとくに。

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◇

星野ひかり

星野ひかり

(ほしの・ひかり)

千葉県在住。2013年、友人の導きで信仰を持つ。18年4月1日イースターにバプテスマを受け、バプテスト教会に通っている。同年より、クリスチャントゥデイで連載を始める。これまでの掲載作品は、「のりぼと神様」(18年)、「はっつぁんとかおる姫」(同年)、「背徳の街のマリヤ」(19年)、「み使いダニエル」(20〜21年)、「さくら時計」(21〜22年)、「すみれ時計」(22年)、「小菊時計」(同年)、「夜明け前」(22〜23年)、「花嫁」(24年〜)。

■ 星野ひかりフェイスブックページ
■「花嫁(9)白百合の願い」で取り上げた星野ひかりの石鹸はこちら

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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