Skip to main content
2025年10月16日11時28分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

隠された宝 穂森幸一

2022年7月14日21時00分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

わたしは秘められている財宝と、ひそかな所の隠された宝をあなたに与える。それは、わたしが主であり、あなたの名を呼ぶ者、イスラエルの神であることをあなたが知るためだ。(イザヤ45:3)

欧米で日本食ブームが起きていることは周知の事実ですが、和食の中心は、醤油、味噌、日本酒といったこうじ菌を用いた発酵食品です。単にうま味を引き出すというだけでなく、健康にも良いということでブームに拍車がかかっています。

日本酒、焼酎つくりに欠かせないこうじ菌ですが、日本にしか存在していないそうです。日本から世界に向けて輸出されているというのです。日本では、こうじ菌は古くから用いられていて、平安時代には種こうじを売ることを商売にする人がいたようです。

そこで疑問になってくるのが、このこうじ菌はどこから来たのかということではないかと思います。朝鮮半島や中国大陸には同じようなこうじ菌は存在していないとすれば、果たしてどこから持ってきたのでしょうか。

ユダヤ系といわれている秦氏が古代日本にやってきたとき、彼らは養蚕や機織りだけでなく、清酒造りを日本に伝えています。実は、ぶどう酒というのはユダヤの儀式では欠かせないものです(申命記7:12〜15参照)。

古代ユダヤ人は、ぶどう酒を造るのにこうじ菌を用いていたのではないかと推測できます。ぬか漬けの菌がお母さんから娘に受け継がれていくように、ユダヤ人の間でこうじ菌が受け継がれていたのではないでしょうか。そして、はるばる日本にも伝えられたのに、祖国イスラエルの地には戦禍のために何も残らず、日本にだけ残っているとしたら、とても興味深いことではないでしょうか。

微生物は人々の健康に貢献するだけではなく、人々の暮らしや工業にも深く関わってきます。今やSDGsのために化石燃料の使用制限が叫ばれています。太陽光や風力も電気をつくることができるのですが、天候に左右され、不安定です。安定して電力を供給できるクリーンエネルギーは、水力と水素ではないかと思います。世界各国が水素エンジンの開発にしのぎを削っています。

確かに水素は有効なのですが、水を分解して水素を得ようとすれば化石燃料に頼らなければならず、いたちごっこになってしまうと嘆かれています。ところが、こうじ菌は水素を生み出す微生物になるというのです。増殖するために水の酸素を吸入し、水素を吐き出すそうです。そうすると、全く電力を用いないで水素を入手できるわけです。水素エンジンを動かしても排出されるのは水だけです。このシステムができあがれば、日本に新たなエネルギー革命が起きることになります。

古代ユダヤ人のもたらしたものが、健康問題だけでなく、エネルギー問題にも光明を差してくるとなると、わくわくしてくるのは私だけでしょうか。神様はとてつもない宝物を日本人に委ねていてくださったことになります。

日本には素晴らしい自然も文化もあるかもしれないが、キリスト教からはほど遠い国だと子どもの頃に聞かされていたのを覚えています。確かにエルサレムからは遠く離れていますし、豊臣秀吉のキリシタン追放、徳川幕府による鎖国政策などにより、キリスト教文化からは遮断された状況だったのは分かります。

しかし、キリスト教布教を隠れみのにして宣教師の格好をした悪徳商人が日本に乗り込み、多くの日本人女性や子どもを奴隷として買い取っていたというのも、紛れもない事実です。日本人奴隷を一番買い取っていたのが、ポルトガルだったといわれています。欧州各地だけでなく、メキシコにも売られていったようです。天正遣欧使節団の少年たちは、リスポンの奴隷市場で拘束されている日本人奴隷を見かけ、とても心を痛めて帰国したといわれます。こういう情報を耳に入れていた秀吉は、何とか取り戻したいと思っていたようです。2度の朝鮮出兵を試みますが、その直接の動機は、当時奴隷取引の拠点であったマカオを急襲しようということであったといわれます。

スペインとポルトガルの間では日本分割統治の話し合いが済んでいたのに日本が植民地化されなかったのは、鉄砲の急激な普及と戦国武将の勇猛果敢さを目撃して尻込みしたからといわれています。先人たちの薫陶により、日本の独立は保たれました。

日本文化の話をしているときに、神社がユダヤ教やキリスト教に関わりがあるかもしれないという話をする人がいました。私も最初は何をたわいもないことを言うのだという思いで聞いていました。示された文献に目を通し、渡来人としての古代ユダヤ人のこと、埴輪(はにわ)の中にユダヤの格好をしたものがあることなどを知り、もしやと思っていろいろ調べ、自分なりに考察し、そうかもしれないという意見に変わってきました。

東方キリスト教とは相性が良かったかもしれないのに、西方キリスト教とは衝突があり、反キリスト教国になってしまったのかと思います。前者は宗教を前面に押し出さず技術貢献したのに対し、後者は宗教を隠れみのにして植民地政策を押し付けてきたせいかもしれません。

私は神社の鳥居がなぜ、今のような形になっているのか考えたことがあります。鳥居というのはヘブル語のトリイ(門)の当て字だとヘブル語研究家のヨセフ・アイゼルバーグ氏は言っておられます。古代ユダヤの神殿は、入り口に2本の大きな柱が立っていたようです。日本の古い神社の中には、入り口に2本の柱が立っているだけのものがあります。東方教会や景教、正教会は縦1本横2本の十字架を用いています。このような十字架を並べて立ててみて、驚いたことがあります。何と神社の鳥居になるのです。

いろいろ探っていくと、まだまだ興味深いことが出ててくるかもしれませんが、なぜユダヤ教やキリスト教のことが隠されたままになっているのか不思議です。やがて神の時が来て、すべてが明らかになるのかもしれませんが、その時は日本が神に用いられる時であると信じています。そのためにも聖書の学びを深め、世界情勢に注目していかなければなりません。

外部の人に対して賢明にふるまい、機会を十分に生かして用いなさい。(コロサイ4:5)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 平和の神を迎えるために 穂森幸一

  • リーダーシップ不在の世界 穂森幸一

  • 祈りの平和行進 穂森幸一

  • 隠された歴史 穂森幸一

  • 憐れみの心を持つ民族 穂森幸一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • 「アジア太平洋伝道会議」2027年に開催決定 50カ国・地域から2500人が参加へ

  • 花嫁(35)古い人を脱ぎ捨てて 星野ひかり

  • 都合の悪いお言葉(その1) マルコ福音書10章1~12節

  • 栄光への脱出の道 穂森幸一

  • キリストの心と思いが与えられている恵み(5)妥協せず、信仰を働かせる 加治太郎

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • ワールドミッションレポート(10月16日):タイ 傷と裏切りからの癒やし アドゥルの証し

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

  • ビリー・グラハム伝道協会とサマリタンズ・パース、福音主義財務責任協議会を脱退

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • イスラエルとハマスが和平合意、生存人質20人全員解放 キリスト教界から歓迎の声

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 加速する聖書翻訳、3日に1つのペースで新しい言語訳の聖書が誕生

  • 中国当局、政府非公認教会の著名牧師ら約30人を拘束 米国務長官が非難声明

  • マルコの証言を通してイエスと出会う90分 「マルコドラマ」日本で初上演

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • シリア語の世界(34)ウルファ(トルコ南東部)の洪水について(1) 川口一彦

  • チャーリー・カーク氏の妻、殺害者を赦す 「キリストはそうしたし、夫もそうする」

  • 米メガチャーチ牧師、当時12歳の少女に性的虐待 罪認め6カ月収監へ

  • 「神の言葉を全ての人に」 日本の聖書普及事業150年で記念式典・レセプション

  • 「ジーザス・ムーブメント」指導者チャック・スミス氏のディボーションブック邦訳出版

  • 日本キリスト教病院協会第5回総会 人材確保や人材育成などを討議

  • 英国国教会トップのカンタベリー大主教に初の女性、ムラリー主教の任命を国王が承認

  • イラク人難民のキリスト教徒、フランスでライブ配信中に殺害される

  • 「ザ・チョーズン」がギネス記録、イエス・キリストの生涯描いた長編連続ドラマ

  • 中国東部で教会活動に対する大規模取り締まり、キリスト教徒70人以上拘束

  • グラミー賞受賞のクリスチャンソングライター、飛行機事故で死亡

編集部のおすすめ

  • 教団・教派超えて神の平和求める 戦後80年で「日本国際朝餐祈祷会」初開催

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.