Skip to main content
2025年6月20日11時17分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

隠された宝 穂森幸一

2022年7月14日21時00分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

わたしは秘められている財宝と、ひそかな所の隠された宝をあなたに与える。それは、わたしが主であり、あなたの名を呼ぶ者、イスラエルの神であることをあなたが知るためだ。(イザヤ45:3)

欧米で日本食ブームが起きていることは周知の事実ですが、和食の中心は、醤油、味噌、日本酒といったこうじ菌を用いた発酵食品です。単にうま味を引き出すというだけでなく、健康にも良いということでブームに拍車がかかっています。

日本酒、焼酎つくりに欠かせないこうじ菌ですが、日本にしか存在していないそうです。日本から世界に向けて輸出されているというのです。日本では、こうじ菌は古くから用いられていて、平安時代には種こうじを売ることを商売にする人がいたようです。

そこで疑問になってくるのが、このこうじ菌はどこから来たのかということではないかと思います。朝鮮半島や中国大陸には同じようなこうじ菌は存在していないとすれば、果たしてどこから持ってきたのでしょうか。

ユダヤ系といわれている秦氏が古代日本にやってきたとき、彼らは養蚕や機織りだけでなく、清酒造りを日本に伝えています。実は、ぶどう酒というのはユダヤの儀式では欠かせないものです(申命記7:12〜15参照)。

古代ユダヤ人は、ぶどう酒を造るのにこうじ菌を用いていたのではないかと推測できます。ぬか漬けの菌がお母さんから娘に受け継がれていくように、ユダヤ人の間でこうじ菌が受け継がれていたのではないでしょうか。そして、はるばる日本にも伝えられたのに、祖国イスラエルの地には戦禍のために何も残らず、日本にだけ残っているとしたら、とても興味深いことではないでしょうか。

微生物は人々の健康に貢献するだけではなく、人々の暮らしや工業にも深く関わってきます。今やSDGsのために化石燃料の使用制限が叫ばれています。太陽光や風力も電気をつくることができるのですが、天候に左右され、不安定です。安定して電力を供給できるクリーンエネルギーは、水力と水素ではないかと思います。世界各国が水素エンジンの開発にしのぎを削っています。

確かに水素は有効なのですが、水を分解して水素を得ようとすれば化石燃料に頼らなければならず、いたちごっこになってしまうと嘆かれています。ところが、こうじ菌は水素を生み出す微生物になるというのです。増殖するために水の酸素を吸入し、水素を吐き出すそうです。そうすると、全く電力を用いないで水素を入手できるわけです。水素エンジンを動かしても排出されるのは水だけです。このシステムができあがれば、日本に新たなエネルギー革命が起きることになります。

古代ユダヤ人のもたらしたものが、健康問題だけでなく、エネルギー問題にも光明を差してくるとなると、わくわくしてくるのは私だけでしょうか。神様はとてつもない宝物を日本人に委ねていてくださったことになります。

日本には素晴らしい自然も文化もあるかもしれないが、キリスト教からはほど遠い国だと子どもの頃に聞かされていたのを覚えています。確かにエルサレムからは遠く離れていますし、豊臣秀吉のキリシタン追放、徳川幕府による鎖国政策などにより、キリスト教文化からは遮断された状況だったのは分かります。

しかし、キリスト教布教を隠れみのにして宣教師の格好をした悪徳商人が日本に乗り込み、多くの日本人女性や子どもを奴隷として買い取っていたというのも、紛れもない事実です。日本人奴隷を一番買い取っていたのが、ポルトガルだったといわれています。欧州各地だけでなく、メキシコにも売られていったようです。天正遣欧使節団の少年たちは、リスポンの奴隷市場で拘束されている日本人奴隷を見かけ、とても心を痛めて帰国したといわれます。こういう情報を耳に入れていた秀吉は、何とか取り戻したいと思っていたようです。2度の朝鮮出兵を試みますが、その直接の動機は、当時奴隷取引の拠点であったマカオを急襲しようということであったといわれます。

スペインとポルトガルの間では日本分割統治の話し合いが済んでいたのに日本が植民地化されなかったのは、鉄砲の急激な普及と戦国武将の勇猛果敢さを目撃して尻込みしたからといわれています。先人たちの薫陶により、日本の独立は保たれました。

日本文化の話をしているときに、神社がユダヤ教やキリスト教に関わりがあるかもしれないという話をする人がいました。私も最初は何をたわいもないことを言うのだという思いで聞いていました。示された文献に目を通し、渡来人としての古代ユダヤ人のこと、埴輪(はにわ)の中にユダヤの格好をしたものがあることなどを知り、もしやと思っていろいろ調べ、自分なりに考察し、そうかもしれないという意見に変わってきました。

東方キリスト教とは相性が良かったかもしれないのに、西方キリスト教とは衝突があり、反キリスト教国になってしまったのかと思います。前者は宗教を前面に押し出さず技術貢献したのに対し、後者は宗教を隠れみのにして植民地政策を押し付けてきたせいかもしれません。

私は神社の鳥居がなぜ、今のような形になっているのか考えたことがあります。鳥居というのはヘブル語のトリイ(門)の当て字だとヘブル語研究家のヨセフ・アイゼルバーグ氏は言っておられます。古代ユダヤの神殿は、入り口に2本の大きな柱が立っていたようです。日本の古い神社の中には、入り口に2本の柱が立っているだけのものがあります。東方教会や景教、正教会は縦1本横2本の十字架を用いています。このような十字架を並べて立ててみて、驚いたことがあります。何と神社の鳥居になるのです。

いろいろ探っていくと、まだまだ興味深いことが出ててくるかもしれませんが、なぜユダヤ教やキリスト教のことが隠されたままになっているのか不思議です。やがて神の時が来て、すべてが明らかになるのかもしれませんが、その時は日本が神に用いられる時であると信じています。そのためにも聖書の学びを深め、世界情勢に注目していかなければなりません。

外部の人に対して賢明にふるまい、機会を十分に生かして用いなさい。(コロサイ4:5)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 平和の神を迎えるために 穂森幸一

  • リーダーシップ不在の世界 穂森幸一

  • 祈りの平和行進 穂森幸一

  • 隠された歴史 穂森幸一

  • 憐れみの心を持つ民族 穂森幸一

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • オンヌリ教会、礼拝ライブ配信の映像が北朝鮮の国旗に ハッキングか

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • ワールドミッションレポート(6月20日):米国 自殺願望の若い女性、イエスとの出会いが彼女を救う(2)

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • ワールドミッションレポート(6月18日):米国 自殺願望の若い女性、イエスとの出会いが彼女を救う(1)

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • アジア福音同盟、リーダーシップ・フォーラム開催 弟子訓練の重要性を強調

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(231)聖書と考える「波うららかに、めおと日和」

  • 「天に上げられた」 ルカ福音書24章50~53節

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 日本福音同盟、戦後80年で声明 日本の教会が戦時下に犯した罪の歴史と悔い改めを確認

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 平安を探る道 穂森幸一

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 待ち望む力 佐々木満男

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • リック・ウォレン牧師、カトリックのイベントで講演 宣教による一致を語る

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.