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平和の神を迎えるために 穂森幸一

2022年6月30日16時30分 コラムニスト : 穂森幸一
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あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。(ピリピ4:9)

新型コロナウイルスはこの3年間にとんでもない災いをわが国にもたらしました。人々の接触を避けるため、冠婚葬祭は行われなくなり、地域行事やお祭りなども中止になり、伝統や文化が途絶えるのではないかと心配する人もいます。

対面が一番大切であるサービス業などは、長い間営業ができなくなり、青色吐息の所も少なくありません。宗教界でも宗教活動の自粛や行動制限により、衰退に拍車がかかっていると嘆いていますが、なかなか打開策が見当たらない状況です。

しかしこのような状況でも、良かったこともあります。それは、インターネットの活用が進んだということです。パソコンがあまり得意でない私さえ、オンラインセミナーを受講し、ズームシェア会に毎日のように参加しています。

SNSで知り合ったインドの牧師が主宰しているインターナショナル祈祷会に招待してもらい、2年以上参加しています。欧州、アフリカ、中東、アジア、米国のクリスチャンがズームを通して祈り合い、語り合う場です。アフリカの牧師のパワフルな語り口に圧倒され、なまりのある英語が聞き取れないこともありますが、とても良い雰囲気の交わりです。ただ日本が日出国ですので、スタートの時間でないといけないということで、土曜日の午前3時に起きて参加というのがハードルです。

インド国民の大多数は、英国の植民地政策への恨みもあり、なかなか欧米人に心を開かないといわれます。今般のウクライナ問題でも、エネルギー問題などでロシアとの関係を断とうとしなかったのは、国民心理が働いているといわれています。インド太平洋という言葉が新聞に頻繁に登場するほど、防衛戦略クアッドなどでもインドの役割は欠かせないのですが、もう一歩踏み込めない事情があります。その中で、日本の果たす役割は大きいといわれます。

戦前、英国の植民地であったシンガポールには、難攻不落といわれた要塞があり、英国、米国、オーストラリアの連合軍が駐留していて8万5千人の兵力がありました。1942年2月8日に日本軍が侵攻してきて、10日足らずで攻略しました。英兵の中には、多数のインド人が傭兵として入っていました。

捕虜であるインド人に、日本軍はインド料理を提供し、同じテーブルで食しました。これまでインド兵は、英国軍にいながら英国人と一度も食を共にすることがなかったので、とても驚いたそうです。さらに、インド独立のために戦うなら捕虜としての扱いをやめると言ったそうです。5万人のインド人が集結して、インド国軍が誕生しました。この話はインド国内でも語り継がれていて、よく知られています。

ズームでしか交流のないインドの牧師が今年の秋、来日することになり、私に会いにきてくれることになりました。2週間ほど滞在しますので、もちろん宣教メッセージも語っていただきますが、要人との面会や、経済団体での講演活動も視野に入れて準備を進めていきたいと思っています。何とかしてインドの人々の期待に応え、交流を深めるきっかけになればと願っています。

私たちはウクライナに平和を求める活動を続けていますが、何とかしてウクライナ正教会の方々とコンタクトが取れないかと思い、鹿児島にあるハリストス正教会に行こうとしましたが、教会が無牧のためになかなか実現しませんでした。月1回九州教区の司祭が巡回してこられるということで先日、面会に行きました。

司祭にお目にかかったとき、大変興味深いお話を聞くことができました。ニューヨークに住んでおられる鹿児島出身の方が、友人の紹介でメールを送ってこられたそうです。その方のご両親は鹿児島にいらっしゃるのですが、お2人とも入院しておられるそうです。母親のほうががんの末期症状であまり長くは持たないかもしれないので、鹿児島に行って母親に病床洗礼をしてほしいという依頼だったそうです。

ところが、病院に連絡してもコロナ渦のために面会できないというのです。病室どころか病院内にも立ち入れないというのです。困っていたところ、その母親が転院することになり、搬送の途中で教会に立ち寄ってもらうことになり、教会の駐車場で洗礼式を行ったそうです。

洗礼式が無事終わったことをニューヨーク在住の方にメールで報告したら、あまり長くは持たないかもしれないので、葬式のこともお願いしたいと言われたそうです。いつでも引き受けられるように待っていても連絡がなかったので、どうしたのかと思っていると、母親が日増しに元気になり、がんの動きも止まっているようだと医者に言われたそうです。そして、父親が洗礼を受けるために外出許可をもらって出てくるよう準備をしているというのです。

コロナ渦だから何もできないというのではなく、何とか打開を試みるなら、道は必ず開かれるものだということが示されました。

世の中の矛盾や混乱を嘆き、不満を語るのではなく、問題解決のために一歩を踏み出すことの大切さを、使徒パウロはピリピ書で語っているように思います。お金がないこと、仲間がいないことを口実にする必要はありません。世界平和のためにまず一人でもいいから一歩を進めようとするときに、思いがけない展開が生まれます。日本に期待している国々は少なくありません。神の導きを信じ、大きなビジョンを描いて神の命令を実行することで、「平和の神」を迎えられるのではないでしょうか。

あなたがわたしの命令に耳を傾けさえすれば、あなたのしあわせは川のように、あなたの正義は海の波のようになるであろうに。(イザヤ48:18)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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