Skip to main content
2022年8月10日23時07分更新
Go to homepage
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

欧州の反キリスト教ヘイトクライム70%増、監視団が報告

2022年1月15日10時41分
  • ツイート
印刷
関連タグ:ヘイトクライム(憎悪犯罪)
教会+
※ 写真はイメージです。(写真:Sam Loyd)

欧州における信教の自由の低下が懸念される中、ウィーンを拠点とする「欧州におけるキリスト教に対する不寛容・差別監視団」(OIDAC)がこのほど、キリスト教への不寛容や差別をめぐる最新の調査結果を発表した。調査では、2019年から20年にかけて欧州で反キリスト教ヘイトクライムが70%増加したことが明らかになった。

OIDACの調査報告書(英語)は、信教の自由や良心の自由の低下、および親権の自由の低下が、欧州のキリスト教徒にもたらす影響に着目している。報告書では、法律や政治的発言を通して政府によるキリスト教徒に対する「不寛容と差別の増加」が確認されている。また、「社会的排除や犯罪行為」を通して個人から受ける不寛容も指摘されている。

OIDACは、欧州安全保障協力機構(OSCE)の民主制度・人権事務所(ODIHR)が昨年11月に発表した年次ヘイトクライム報告書に注目。同報告書によると、欧州における反キリスト教ヘイトクライムは、19年は578件であったのに対し、20年は981件に増加した。「これが意味するのは、前年に比べ反キリスト教ヘイトクライムが70%増加したということです」とOIDACは報告書で述べている。「この数字は、私たちの言葉よりも雄弁です。これは、OIDACが10年以上前に設立された理由の一つです。欧州におけるこの現象について報告し、意識を高める組織が他になかったからです」

キリスト教に対する「世俗的な不寛容」と「イスラム教の抑圧」が高まる中、2年越しでまとめられたこの報告書は、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、英国の5カ国におけるキリスト教徒の状況に焦点を当てている。

「私たちの調べによると、これらの国々が選ばれたのはキリスト教徒が非常な困難に直面しているからです」と報告書は説明している。「この調査結果は、私たちが収集したさまざまなデータに基づいています。データの大部分は記述された事例や広範なアンケート、専門家や渦中のキリスト教徒への綿密なインタビューに基づいています」

キリスト教徒に対するヘイトクライムは、フランスとドイツで頻度が高く、スペインとフランスではより深刻な内容になる傾向があるという。

「ドイツにおける反キリスト教ヘイトクライムの数は驚くほど多いものの、報告書の(対象となった)他の国ほど深刻ではありません」

「ドイツで見られた暴力事件は、主にプロテスタントやカトリックの教会、キリスト教の建造物に対して行われています。暴力の事例としては、破壊行為や略奪、落書き、器物損壊などがあり、ここ数年、高い頻度で増加傾向にあります。また、神父への身体的暴行、放火、彫像の首切りなど、明らかに偏見を示す深刻なケースもあります。OIDACは19年から20年にかけて、キリスト教徒またはキリスト教に関連する場所に対する255件の暴力的な攻撃を記録しています」

ヘイトスピーチの容疑で法的訴追を受けるケースは、英国が最も件数が多い。しかし、他の国々は自己検閲の割合が高いという。

良心的兵役拒否の権利は、スウェーデン、フランス、スペインで脅かされている。

「スウェーデンでは良心条項(良心や宗教上の理由で兵役などを拒む者にその義務を免除すること)の不在がすでにキリスト教の専門家に影響を与えており、フランスとスペインではこの条項を変更する動きが見られるため、特定の職業でキリスト教徒が完全に排除される恐れがあります」とOIDACは警鐘を鳴らしている。

教育分野では、「キリスト教徒の大学生は、特定のテーマについて自由に討論したり、差別や否定的な結果を伴わずに自分の意見を述べたりすることができないと認識しており、それが自己検閲による壊滅的な影響につながっています」と警告している。また、性教育や人間関係教育の分野で、これまで見られなかったさまざまな規制が親の権利を侵害しているとしている。

フランスとスペインでは、ほとんどがカトリック信者に対する攻撃だった。一方、ドイツと英国では、カトリック信者と非カトリック信者の両方が標的になっている。

OIDACは19年、スペインで信教の自由を侵害する175件の事件を記録したが、そのうちの140件(80%)がカトリック信者に向けられたものであった。同国におけるキリスト教徒に対する暴力事件は、19年は30件であったが、20年には51件に増加した。

ОIDACによると、「世俗的な不寛容」と「イスラム教の抑圧」は、教会や教育、職場、政治という4つの主要生活領域において、欧州のキリスト教徒に影響を与える主要な脅威的要因になっている。

「ほとんどの国でヘイトクライムが増加しているため、教会生活の領域が最も顕著に影響を受けているものの、教育や職場、政治への影響も大差がないことが分かりました」と報告書は述べている。

「私たちが監視したほとんどの事例や生活領域では、世俗的な不寛容が(ヘイトクライムの)原動力となっています。その一方で、イスラム教の抑圧は主に一部の集中した領域で起こっており、そこではキリスト教への改宗者が、既存のキリスト教徒と並んで最も影響を受けているグループとなっています」

報告書は、保守的なキリスト教の道徳観に対する反発が世俗的な不寛容につながると強調している。

「この両極化は、センセーショナルで宗教に無頓着なメディアによって促進されているようで、公の議論の場で宗教的な著名人に汚名を着せ、彼らを隅に追いやっています」

また、イスラム教からキリスト教に改宗した人は「非常に弱い立場」にあるとし、「私たちのデータは、彼らの多くが周辺社会から不寛容と暴力を受けていることを物語っており、彼らが直面する危機は国家当局によってしばしば無視されていることを示しています」としている。

さらに報告書は、新型コロナウイルスの感染拡大防止による集会制限により、欧州では教会が信教の自由を否定されたり、差別に直面したりしたと述べている。

「これは、役人による不当で不公平な権力の行使によるものか(スペインの場合)、公共の礼拝に対する不公平で場当たり的な禁止によって生じたもので、礼拝を必要不可欠でないものに格下げするものです」

ОIDACは20年7月、フランスで「反キリスト教的事件」が過去十数年間で285%増加したことを報告している。

ОIDACのエレン・ファンティーニ事務局長は当時、クリスチャンポスト(英語)に対し、フランス政府が08年に反キリスト教的行為として報告した事例は275件だったが、18年から19年にかけて、それが千件を超えるまで増加したと指摘。「(ヘイトクライム犯は)つまり、何らかの形で教会を破壊したり、公共のキリスト教関連の像を狙ったりしました。標的はキリスト教の墓地であったり、フランスのキリスト教徒に対する反キリスト教的な偏見を持った実際の襲撃だったりしたということです」と述べている。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:ヘイトクライム(憎悪犯罪)
  • ツイート
▼関連記事を見る  ▼クリスチャントゥデイからのお願い

関連記事

  • 欧州人権裁判所、同性婚賛同メッセージ入りケーキの制作拒否認める判断

  • 欧州の司祭ら一部造反か、バチカンの方針に反し同性カップルの結合を祝福する計画

  • 欧州のキリスト教難民、イスラム教難民による迫害に直面 ドイツでは700人以上が被害に

  • アラブ人キリスト教徒、イスラム教徒と思い込まれヘイトクライムの犠牲に

  • バチカンOSCE常駐代表、キリスト教徒に対するヘイトクライムが過小評価されていると指摘

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • ジーザス・レインズ・ジャパン、終戦記念日の8月15日に全国7カ所で同時開催

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

  • 香港のカトリック教会で聖書不足の懸念 印刷会社が当局とのトラブル恐れ取引停止

  • 義弟が明かすエルビス・プレスリーの信仰 「助けが必要なときはいつも神に頼っていた」

  • 日本で生まれ育った外国ルーツの子どもたちに在留特別許可を 司教らが署名活動

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 「共感と寛容の心でつながれる神の国の平和を」 NCCが平和メッセージ

  • 労働者の母―ケーテ・コルヴィッツの生涯(13)連作版画『織匠』

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(82)聖書と考える金曜ドラマ「石子と羽男」

  • 「統一協会と安倍元総理は関係がない」と私が言う理由 「心のレイプ」の被害者救済を

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

  • ミュージカル「天使にラブ・ソングを」 新キャスト迎え11月から全国6都市で上演

  • 義弟が明かすエルビス・プレスリーの信仰 「助けが必要なときはいつも神に頼っていた」

  • 安倍元首相の国葬「反対」「撤回求める」 日本基督教団社会委とカトリック正平協が声明

  • カナダのカトリック教区、性的虐待被害者への和解金支払で大聖堂含む不動産43件売却へ

  • 旧統一協会の会見「あまりにも事実に反している」 全国霊感商法対策弁護士連絡会が会見

  • ニューヨーク便り(9)米国の病院のイメージが変わった! 思わぬけがで救急病院を体験

  • 「統一協会と安倍元総理は関係がない」と私が言う理由 「心のレイプ」の被害者救済を

  • 安倍元首相の国葬「反対」「撤回求める」 日本基督教団社会委とカトリック正平協が声明

  • 宗教は現代社会で何を求められているのか 芦名定道・関西学院大学神学部教授が講演

  • 旧統一協会の会見「あまりにも事実に反している」 全国霊感商法対策弁護士連絡会が会見

  • ニューヨーク便り(9)米国の病院のイメージが変わった! 思わぬけがで救急病院を体験

  • 日本のクリスチャンに必要な「意識改革」とは? ワーシップ!ジャパンがカンファレンス

  • 22世紀のキリスト教界を考えるために、今こそ読むべき一冊! 成田悠輔著『22世紀の民主主義』

  • キリスト教書店大賞2022 大賞に奥田知志牧師の『ユダよ、帰れ』

  • カナダのカトリック教区、性的虐待被害者への和解金支払で大聖堂含む不動産43件売却へ

  • メタバースの教会に行って感じたこと 仮想空間で与えられた思わぬ証しの機会

編集部のお勧め

  • 日本のクリスチャンに必要な「意識改革」とは? ワーシップ!ジャパンがカンファレンス

  • 中絶を選択しない「いのちの文化」を マーチフォーライフ2022

  • 被災者には「長い1年」 支援者ら、土石流被害の熱海のために祈りささげる

  • ロシアのウクライナ侵攻は「時のしるし」 レムナント出版代表の久保有政氏が講演

  • 無料で日用品や散髪、ネイルアートなど提供 教会でウクライナ避難民支援イベント

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 論説委員・編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2022 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.