Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 国際
  3. 欧州

フランスのカトリック教会、70年間で聖職者3千人余りが性的虐待 独立調査委が発表

2021年10月8日11時42分
  • ツイート
印刷
関連タグ:カトリック教会性暴力・性虐待フランス
ノートルダム大聖堂+
フランスの首都パリにあるノートルダム大聖堂。カトリック教会のパリ大司教座聖堂として使用されている。(写真:Chechi Peinado)

フランスのカトリック教会における性的虐待を調査していた独立調査委員会は5日、1950年以降の70年間に、推計で3千人余りの聖職者が性的虐待に関与していたとする最終報告書を発表した。被害者の8割は少年で、多くが10代前半に被害を受けていた。教会に関係する被害者は推計33万人で、このうち聖職者による被害者は推計21万6千人に上るという。

独立調査委員会は、フランス・カトリック司教協議会の依頼を受け、2018年に発足。委員長を含め22人の委員で構成され、各委員は無報酬で調査に当たった。ジャンマルク・ソベ委員長は3日、最終報告書の発表を前に米CNNのインタビュー(英語)に応じ、この70年間にフランスのカトリック教会で働いていた小児性愛の聖職者は推計で2900~3200人に上るとし、次のように語った。

「(調査のために)私たちは、歴史的、社会的、医学的、精神医学的な視点を横断し、児童保護、ソーシャルワーク、虐待問題、神学や法律分野のスキルを駆使しなければなりませんでした。私たちは虐待の被害者と共に多くの仕事をし、すべての被害者の声を聞く作業を調査研究施設に委ねたりはしませんでした。無論、調査研究施設も一部はヒアリングを行いましたが、私たち自身で膨大な数のヒアリングを行いました」

ソベ氏はAFP通信(英語)に対し、2500ページにわたる最終報告書には、小児性愛者がカトリック教会内で働き続けることを許された「制度的」および「文化的」なメカニズムに注目した45の提案が盛り込まれていると述べている。

カトリック教会はここ数年、聖職者による性的虐待や高位聖職者がそれらを隠蔽してきたことなどが発覚し、危機的な状況に陥っている。これに対しこれまでは、より高い透明性の確保や説明責任の明確化、調査の実施などの対応が取られてきた。

ローマ教皇フランシスコは19年5月、聖職者に対し、これまで教会関係者の独自の裁量が認められていた性的虐待に関する報告を義務付ける自発教令の形を取った使徒的書簡を発表。各教区に対しては、内部告発者や被害者の保護を強化するための制度整備を義務付けた。フランスでは被害者による告発が相次いでいたため、この義務付け以前に独立調査委員会が設立されていた。

この使徒的書簡が発表される前の19年2月には、全世界の司教協議会会長らを対象に、バチカンで「教会内の未成年者の保護」をテーマにした初の会議を開催。教皇はこの席で、「教会と人類を悩ます悪」である性的虐待と戦わなければならないと強調し、次のように述べていた(関連記事:性的虐待問題でバチカン初会議、教皇「断罪の言葉でなく、具体的措置を」)。

「総大司教と枢機卿の皆さん、大司教と司教の皆さん、また修道院長や教会指導者の皆さん。私は皆さんのご意見を拝聴したいのです。それは共にご聖霊が導く声に耳を傾け、正義を求める小さき者たちの叫びを聞くためです」

「神の聖なる民は、私たちに期待を寄せています。それは単純かつ予測可能な断罪の言葉ではなく、具体的かつ効果的な措置を取ることです。私たちは具体的でなければなりません」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:カトリック教会性暴力・性虐待フランス
  • ツイート

関連記事

  • 日本のカトリック教会が「性虐待被害者のための祈りと償いの日」

  • バチカン、マカリック元枢機卿の性虐待報告書発表 歴代教皇の対応も詳述

  • 国内キリスト教界の性暴力・性虐待被害者のための裁判応援基金設立

  • 宗教者による性虐待・性暴力被害のトラウマの深刻さ 精神科医の白川美也子さんが講演

  • カトリック神父の性虐待被害者3人が体験語る 「悲しみと怒りで全身が震えた」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ヨハネの黙示録(3)御言葉と証し 岡田昌弘

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.