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夢のある生き方 穂森幸一(185)

2021年6月17日15時08分 コラムニスト : 穂森幸一
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不信実と偽りとを私から遠ざけてください。貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で私を養ってください。私が食べ飽きて、あなたを否み、「主とはだれだ」と言わないために。また、私が貧しくて、盗みをし、私の神の御名を汚すことのないために。(箴言30:8、9)

最近、東京で行われたモーニングセミナーにズームで参加しました。講話者は竹原義人氏でしたが、とてもインパクトのある話し方で心に迫るものがありました。竹原氏は厳しい競争社会の中で20年間会社勤めをし、うつになられたそうです。その時に自分の根源を知りたいということで、人類発祥の地といわれるアフリカに行ってみようと思い、マサイ族の所にホームステイされたそうです。電気も水道もガスもない所で牛の放牧をしながら生活し、日本の社会と比べると本当に何もない状況で暮らしているのですが、竹原氏はあることに衝撃を受けたといいます。

マサイの長老に「あなたはハッピーですか」と尋ねたそうです。そうすると「自分には一緒に暮らす家族がいる。生活のために必要な牛も飼っている。ハッピーだ」という答えが返ってきたのです。竹原氏は自分にないものを数えて不満な気持ちを持っていたのに、長老はそこにあるものを挙げて満足していたのです。その答えを聞いた瞬間、目から鱗が落ちたように感じたそうです。自分にないものではなく、あるものをカウントしたら幸福感が出てくると気付いたということでした。

先日、釣り好きの人に誘われて錦江湾に浮かぶ小島、新島(しんじま)に行きました。コロナ渦で気分が滅入っていましたので、バーベキューと魚釣りで気分転換ができればという思いで行きました。鹿児島港からフェリーで桜島に渡り、車でしばらく走ると白浜の漁港に着きます。週3回、行政連絡船が新島に出ています。小型船に15分ほど揺られると到着です。

昔は神島と呼ばれていたようで「にいじま」ではなく「しんじま」と呼ばれています。錦江湾に浮かぶ小島ですが、錦江湾を子宮に見立てて胎児の島とも呼ばれています。

桜島の噴火に伴い溶岩がせり上がり、わずか700年前にできた新しい島です。新島に近づくと風の向きも変わり、まるで異空間に近づくように感じました。江戸時代に入植が始まり、漁業の基地として栄えたようです。戦後は30世帯ほどの人が住んでいて小学校もあったようですが、日本人の暮らしの中であまり魚が食べられなくなってきたということで、仕事を求めて離島する人がいて無人島になっていたそうです。島の中心に建てられていた神社も朽ちてしまいましたが、旧島民を中心に神社の再建が始まり、それを機に一組の夫婦が定住を始められ、無人島ではなくなったということでした。海底ケーブルを通して電気と水道が供給されていますので、不自由は感じませんでした。

新しくできた島ということで、鳥は飛んできていましたが動物はあまり見かけませんでした。ハエとか蚊などの虫が少ないようにも感じました。人間の営みがあまりないせいかもしれません。

地質学的には大変興味深い島なのではないかと思います。小学校の跡地近くに京都大学の火山観測施設があり、地下380メートルの立て抗が掘られ、観測装置が設置してあります。マグマの動きに一番近い所ですから、桜島の噴火の兆候はすぐに分かるということです。

1時間もあれば島内探索ができますので、ハイキングには最適の場所ではないかと思います。行政当局では観光化推進が進められているということでしたが、あまり自然を踏み荒らしてほしくないという願望もあります。

昔の人々の生活の中心に神社があり、無人島の再建も神社の立て直しがきっかけであるというのは大変興味深い話です。昔から英雄とか、地域に貢献した人は神社に祭られてきました。近代日本の先駆けとなった島津斉彬公は照国神社、西郷隆盛は南洲神社です。猪苗代湖の水を引いてきて140キロの用水路をつくり開拓に貢献した大久保利通の大久保神社が福島にあります。栃木には開拓に協力した西郷従道の西郷神社があります。その本人が生前拝んでいた神々を拝む形になっていると宮司さんに聞いたことがあります。その神々の大本はアメノミナカヌシノカミです。

神社の基をたどれば、ほとんどが歴史上の実在の人物とつながります。私が長い間疑問に思っていたことは、邪馬台国論争の元になっている卑弥呼の神社がないということです。もともとは魏志倭人伝に記されていたことが根拠になっているわけですが、中国では古来近隣の国々を配下と見なし、さげすむ傾向があります。邪馬台国は大和国の当て字ではないかと思います。卑弥呼とは卑しいと呼ばれる者という意味です。こんな呼び方を日本人がするわけがありませんから、日神子がふさわしいのではないかと思います。だから魏志倭人伝だけを根拠に論争することには無理があります。

日本では八百万の神々を拝み、人間も死ねば神様との区別がなくなるのだと教えられたことがありますが、歴史的な流れを見ればそんなことはないと気付くのではないでしょうか。天地宇宙を支配しておられる神様が、さまざまに名称を変えて顕現しておられるだけだと思うのは行き過ぎでしょうか。やがて、日本のすべての人が神々は唯一神からきていることを悟る時が来るのではないかと思います。

縄文文化は世界最古の文化であり、約1万7千年前から始まったといいます。古代から航海術に長けていて外洋航海も可能でした。南太平洋地域だけでなく、中南米、中東やエジプトからも縄文土器は出土しています。世界の文明発祥と関わりを持っていたと言っても過言ではないと思います。しかも1万年以上争いや戦争のない社会を築いていたということは驚異です。

これほどの素晴らしい歴史を持つ聡明な大和民族が、やがて目覚めて聖書の言葉を引っ提げて世界平和に貢献する日が来るかもしれないと、錦江湾の小島で潮風に吹かれながら夢想することでした。

マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。(ルカ10:41、42)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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