Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

世界の祝福の基 穂森幸一(183)

2021年5月20日13時20分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。(創世記12:1〜3)

アブラハムは世界の宗教の基であります。アブラハムはユダヤ教を立ち上げ、モーセは確立しました。ある時、仏教の僧侶が私に言いました。「世界の宗教はモーセの十戒を基本にしています。十戒に外れるなら宗教とは呼べません」。また、ある神道の専門家は「日本の神道は古来、自然崇拝が基本であった。今日のような体系になったのは、渡来人の影響によります」と断言しました。

世界の宗教は、キリスト教、イスラム教、仏教が基本になっています。キリスト教とユダヤ教は旧約聖書に影響を受けていますが、仏教はインドで独自に成立したものであると思われていました。しかし、最近の研究では釈迦の側近にユダヤ人が混じっていたのは間違いないといわれています。

釈迦の生まれる400年以上前からインドとイスラエルは交易をしていました。特にソロモン王の時代には大規模な交易が行われ、アカバ湾から100艘の大船団が出航していったといわれます。ユダヤ人商人の中にはインドに根付く人もいて、中には荘園を所有し、マハラジャと呼ばれる人もいたようです。その荘園の一つが釈迦の出生地です。釈迦のことを仏陀(ブッダ)と呼びますが、これは現地の言葉で「トーラーに聞け」という意味を持つともいわれます。やはりインドでもモーセ五書、トーラーとの関わりがあったと思っても、おかしくないのかもしれません。

弥生時代から平安時代にかけて、日本列島には多種多様な民族が渡来しています。古代日本は多民族国家だったと言っても過言ではないと思います。その中で中心的な役割を担っていたのが失われた10部族のユダヤ人であり、原始キリスト教徒の一団であったのではないかと私は推察しています。

古代日本に虎の巻と呼ばれるモーセ五書が伝えられたのは間違いないと思うのですが、現物かその名残の発見にはまだ至っていません。しかし、日本文化の中にその痕跡を見ることができます。その一つが日本昔話です。必ず人々に善悪を教え、正しい行いをすれば報われるという真理の教えになっています。

日本昔話は必ずと言っていいほど「昔、昔、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました」という語り口で始まります。また、桃太郎や金太郎のように、お爺さんとお婆さんに男の子が与えられるという設定になっています。アブラハムは75歳、サラは66歳の時に神の召命を受けました。また、イサクが与えられたのはアブラハムが100歳、サラが91歳の時でした。トーラーの中に出てくる主役はお爺さんとお婆さんなのです。

私は桃太郎の昔話を聞いたとき、なぜ川に流れてきた桃をお婆さんが拾って、その桃の中から男の子の赤ちゃんが出てきたという設定になっているのか不思議に思いました。しかし、出エジプト記のモーセ誕生の話を読むと、つながったように思いました。ヘブル人の男の赤ちゃんは殺せという命令が出たとき、モーセの両親は隠しました。しかし、隠し切れなくなって川に流すことにしました。大きなナイル川では波も起こります。籠がひっくり返ったら赤ちゃんが死んでしまいます。ですから、ふたをしてアスファルトと樹脂で防水加工をして水に流したのではないかと思います。赤ちゃんの泣き声に気付いた水浴び中の王女様に拾われて、モーセの物語が始まります。ふた付きの籠を図に書いてもらった古代の日本人には大きな桃に見えたのかもしれないというのは私の妄想です。

日本の古代社会では、渡来人を出身地や人種で差別することなく、日本社会に溶け込もうとする意志があれば受け入れる寛容な共同体だったのではないかと推察します。多様な民族を一つにまとめるために精神論として古事記が、理論的な教えとして日本書紀が用いられたのではないでしょうか。古事記にはトーラーの影響が色濃く出ていると思います。

私が誕生するためには父親と母親が必要です。その両親が生まれるためにも父親と母親が必要ですので、4人の人が必要です。祖父母のためには8人必要です。このように先祖をたどっていくとかなりの数になります。700年さかのぼると1億人を超えるといわれます。700年前には1億人の人口なんてありませんから、幾重にも重複していることになります。これを2千年前までさかのぼれば、日本列島に生まれただけでほとんど全員つながることになります。日本人はアブラハムの子孫と言っても間違いではないと思います。

創世記12章で「アブラハムを通してすべての民族が祝福される」と約束されています。南米のペルーで古代インカ文明の金属板が発掘されましたが、文字らしきものが刻まれていました。解読してみると、トーラーの言葉の一部らしいということが分かったそうです。世界各地にトーラーの言葉が届き、アブラハムの祝福が及んでいたことが分かります。やがて時が来れば、覆われていたものが取れて、神の恵みと祝福が明らかになり、全地に神の栄光が示されます。

それゆえ神は、この方(キリスト)を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。(ピリピ2:9〜11)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 美しい神の業 穂森幸一(182)

  • 日本人の誇り 穂森幸一(181)

  • 終末の予兆 穂森幸一(180)

  • 希望の告白 穂森幸一(179)

  • 試練のかなたに 穂森幸一(178)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.