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終末の予兆 穂森幸一(180)

2021年4月8日18時54分 コラムニスト : 穂森幸一
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この地に住む者よ。あなたの上に終局が来る。その時が来る。その日は近い。しかし、山々の歓声の日ではなく、恐慌の日だ。(エゼキエル書7:7)

昨今のミャンマーの情勢を見ていると心が痛みます。国軍の発砲による犠牲者は500人を超えるという報道もあります。何か行動を起こしたいという人々も増えてきています。鹿児島では宗教者が立ち上がり、平和のための祈りの巡礼をしようという動きがあります。もともとキリスト教、仏教、神道、諸教の宗教者が集まり、宗教者懇和会を結成しているのですが、今回も市内の主な宗教施設を巡りながら、各施設でそれぞれ自分の宗派のやり方で祈りをささげていきます。この祈りによってミャンマーの人々を勇気づけられたらという願いがあります。

鹿児島在住のある和尚さんはミャンマーの少数部族のために学校を建てる運動を主宰し、100校以上を設立してきました。単に学校を建てるだけではなく、貧しい家庭の子どもたちには奨学金を送っています。

かつて奨学生だった若者もデモに参加したそうですが、国軍に撃たれ死亡したと遺族から和尚さんに連絡があったそうです。返還された遺体を見て、遺族は驚いたそうです。内臓部分が切り取られていたのだそうです。どうもスナイパーによって頭を狙い撃ちされ、脳死状態だったのではないかといわれています。そして、臓器売買のために夜間飛来していたC国の飛行機によって臓器が搬出されたようだというのです。

ミャンマーの軍隊は国家から費用が支払われるのではなく、自ら営利活動をして費用を賄っているといわれます。国軍は100社の企業に関与しているといわれます。ミャンマーの憲法では全国会議員の4分の1は軍人枠と定められているそうです。それでも先般行われた総選挙では民主勢力が80パーセントを獲得したため、自分たちの利権が失われることに焦った軍部が「不正があった」という口実でクーデターを起こしたというのです。

通常は、軍が発砲したりするとデモ隊は押さえつけられるのですが、今回は収まらないだろうといわれています。それは、母親たちが立ち上がっているからです。息子に弁当を持たせてデモに送っています。この10年民主化を味わい、もう二度と軍の圧制下に戻りたくないという思いが強いそうです。

国軍内部の動きも不安定になってきています。ミャンマーは135の部族から成り立っている国家ですが、中には独自の軍隊を持っている部族も幾つかあります。その部族の軍隊は国軍の姿勢に反対しているそうです。自分たちの同胞に銃を向けるのが耐えられないそうです。

ミャンマー情勢に関して見逃してはいけない黒幕がいます。C国は南シナ海を完全支配するためにミャンマーがどうしても欲しいのです。この混乱はC国にとって非常に好ましい状況なのです。西欧諸国はこのクーデターのためにミャンマーから手を引こうとしています。米国は貿易を停止し、ドイツは紙幣の印刷に関する技術供与を中止すると宣言しました。また、資本の引き上げ、駐在員の引き上げを次々に実施していくものと思われます。そうなるとC国に頼らざるを得なくなります。ひょっとするとロシアがウクライナのクリミア半島を占拠し、併合したようなことが起こるかもしれないといわれます。

マスコミには「報道しない自由」などというキャッチフレーズさえあるそうですが、国民の知りたい情報は流さず、むしろ国民を惑わすようなフェイクニュースを流すというのはどういう魂胆なのでしょうか。誰かに忖度しているか、情報によって国民を支配できるという思い上がりなのでしょうか。一方的にテレビや新聞から流される情報を鵜呑みにするのではなく、幅広く情報を収集し、高い霊性を持って受け止めていく姿勢が求められているように思います。

国民の生活がひっ迫しているのに、国会では党利党略が優先され、国家の優先事項とは思えない議題に振り回され、空しい議論が続く国会にあきれている人も少なくありません。神父さんのアドバイスを素直に聞き、選挙違反の罪を潔く認めて議員辞職した元法務大臣が清々しく見えます。

ここ最近の環境悪化はとても無視できない状況だといわれます。地球温暖化を声高に叫ぶ人がいる一方で寒冷化を心配している人もいます。ある学者は行き過ぎた温暖化は寒冷化を引き寄せ、氷河期が近づいてくる兆しになるともいいます。

私は今から50年前、大阪の神学校に入りました。夕方、川べりを散歩しようとするとスモッグと粉塵のせいで呼吸もまともにできないありさまでした。尼崎地区などでは小、中学校の教室には空気清浄機が据え付けられており、その音がうるさくて先生の声があまり聞き取れないという声がありました。ところがいつの間にか工場地帯と呼ばれた地域の空気が良くなり、川の水もきれいになっています。これは環境整備に努力した賜物かもしれませんが、実は元凶の工場移転が大きいのではないかと思います。30年くらい前からお隣の国への工場移転が進められました。環境汚染も輸出してしまったようで、お隣さんは大変な状況になっているようです。場所を移転しても同じ地球上ですから、汚染された空気や黄砂は海を越えてやってきてしまいます。

最近は異常気象ではないかと思うような寒暖の差があり、想像を絶する台風が発生し、地震が頻発したりすることもありますが、地球のリズムが壊れ、メカニズムが異常になっていると指摘している専門家もいます。

マタイ福音書24章で、主イエスは民族間の対立、国家間の戦争、異常気象、地震が起こると預言しておられます。「産みの苦しみの初め」とも言っておられます。終末的予兆が見られる昨今だからこそ、熱き心を持ち、大局的に物事を見て、熱心に祈る信仰者が求められているのです。

不法がはびこるので、多くの人たちの愛は冷たくなります。しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われます。(マタイ24:12、13)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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