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戦い抜く決意 穂森幸一(175)

2021年1月28日15時47分 コラムニスト : 穂森幸一
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終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、いっさいを成し遂げて、堅く立つことができるように、神のすべての武具をとりなさい。(エペソ6:10〜13)

私が子どものころ、鈍い動作をしていると、いつも「タチッコメセンカ」と鹿児島弁で怒鳴られていました。この言葉の意味が気になって調べてみると、面白いことが分かりました。「太刀来ぬ間にやれ」が訛ってできた言葉だと分かりました。「もたもたしていると敵が攻めてきて殺されてしまう」ということですが、薩摩藩では、日常生活の中に戦場の感覚が取り込まれていて、常在戦場という感覚で生きていたのではないかと思います。

武士の間では特に意識が高かったようで、外出しなければならないときは、いつもきれいな白い下着を身につけているか、確認していたといわれます。これは、どこで襲われて殺されても恥ずかしくない最期を迎える覚悟だったといわれます。いつ自分に万が一のことがあっても慌てないようにする武士の教訓だったのかもしれません。

霊の戦いの場でも、常在戦場ではないかと思います。油断していると、悪霊は一瞬の隙をついて私たちの心に悪しき思い、悲観的な気持ちを送り込みます。どんな時にも心を主なる神に向ける必要があります。

これは、米国のニュースサイトで紹介されていたカリフォルニア州の下院議員のお話です。このお話は、ロサンゼルスの大学に某国の女性が留学してきたことで始まります。この女性は美貌の持ち主なのに気さくで感じが良く、周囲の人々に好感を持たれていました。やがて留学生たちをまとめて組織づくりをし、世話人代表になります。その働きは学内に留まらず、学外のボランティア活動や政治活動にも参加するようになりました。

その町に若くて有用な市議会議員がいました。彼は政治に対して意欲的で大きなビジョンを持っていました。この女性は彼の働きをサホートするようになりました。やがて彼は国政に目を向け、下院議員への出馬を目指すようになります。留学生の彼女は率先して彼を支援し、選挙運動のスタッフになりました。非常に効果的なサポートをし、選挙資金が不足するようなことがあれば、支援団体を見つけてきて助けます。彼は努力の甲斐あって頭角を現し、下院のホープとまでいわれるようになっていきます。その過程で当然、留学生の彼女とも男女の仲になっていました。

実は、彼女は某国の女スパイだったのですが、国家の機密情報を抜き出す手助けをしたのではないかという疑いがかけられ、FBIも動き始めますが、その時はもう母国に帰っていたのです。敵の動きはあまりにも巧妙で、見事にはめられていたのです。

話は異なりますが、これはインドネシアのキリスト教会での出来事です。霊的に素晴らしいメッセージを語り、教会を成長させ将来を有望視されている若手の牧師がいました。

インドネシアはイスラム教の盛んな国ですので、このような若手牧師の出現はイスラム教の勢力にとってあまりいいニュースではありませんでした。イスラム教の指導者たちは、この牧師の妨害をするためにいろいろな策を講じましたが、うまくいきません。ですから最後の手段として女スパイを送り込むことにしたのでした。

この若手牧師の教会の扉を一人の女性が叩きました。彼女は清楚で上品な感じの女性でした。教会の集会に熱心に出席し、やがて信者となり、教会のスタッフの一員にまでなりました。誰よりも率先して牧師を支え、熱心に活動していました。牧師も人の子ですので、落ち込むこともあります。そういう時は、その女性は牧師を誉めて励まし、慰めていました。そういう状態になったら、男女の仲になるのは時間の問題です。過ちを犯してしまった牧師は信徒の前で自分の罪を告白し、教会を去っていきました。もちろんその教会も崩壊してしまいました。

このような状態になったとき、誘惑に陥らないと断言できる牧師はほとんどいないと思います。人はとても弱い存在です。「人にはできないが神にはできる」ことを信じ、ただ神の憐(あわ)れみにすがるほかありません。

今回の米国大統領選挙関連のニュースは、選挙不正、投票カウント機の細工、郵便投票のルーズさなど、監視カメラの映像から見てもはっきり分かるくらいの証拠なのに取り上げてもらえなかったり、宣誓供述した証人の意見が無視され、妨害されたりと、信じられないようなことの連続なのに、裁判所は相手にしてくれず、議会での審議委員会も開かれないまま就任式を迎えてしまいました。こんなことが許されていいのかというやるせない思いと、偏向報道を繰り返して事実を無視する大手メディアへの怒りで気持ちがぐちゃぐちゃになっていました。米国の教会の知人がSNSに投稿しているのを見て、まったく同じ気持ちなのだと分かりました。

この世界は、右派とか左派とか関係なく、巨大財閥の資本論理によりコントロールされ、一部の過激な人々が踊らされている現状です。米国では総人口の5パーセントの富裕層が資本を思うように牛耳っているといわれます。「人民の人民による人民のための政治」を叫んだ指導者がいましたが、正義はどこへ行ったのかと嘆きたくなります。日本の政治の裏の世界はもっとひどいと言う人もいます。国会では、なかなか国民生活に直結する問題が真摯(しんし)に論じられているようには思えません。

世界の現実を見ると意気消沈してしまいそうですが、すべてを支配しておられるのは天地万物を創造された主なる神であることを覚え、祈りの輪を広げ、祈りの力によって是正していかなければと切に願っています。

何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。(ピリピ4:6)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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