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大いなる神の計画 穂森幸一(171)

2020年12月3日06時28分 コラムニスト : 穂森幸一
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わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。――主の御告げ――それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。(エレミヤ書29:11)

世界四大文明という言葉が世界史で用いられていますが、近い将来、五大文明という言葉に書き換えられるかもしれません。日本の縄文文化は世界最古の文明であり、約1万5千年前に始まり、争いを好まない平和な民族の文化がそこにはありました。土器を発明し、狩猟をしながら畑作も試みていました。航海術を持ち、離れた地域との交流もあり、交易も行っていました。

縄文人の航海術はとんでもなく優れていて、海流や季節風を利用して信じられないような遠くの地まで出掛けていました。南洋の島々やエクアドルで縄文土器が発見されたときは、偶然の一致で同じような土器を造る人がいたのではないかと思われていました。しかし、土器の分析が進むにつれて縄文土器に間違いないし、日本の土が用いられている可能性があることが科学的に証明されたのでした。

最近、南米ペルーの地下遺跡から金の板が発見されましたが、そこには文字が記されていました。米国の考古学者が調べたところ、6千年以上昔のものであることが分かりました。インカ文明は文字のない文化といわれていたので、なぜそこに文字が記されていたのか大きな謎でした。ペルーと米国の大学の共同研究で分かったこととして、古代社会において儀式のときに文字を使うことはあったが、インカ文明は文字を使わなくても記号などにより意思疎通ができたので、次第に文字は使われなくなったのではないかといわれています。

ペルーの金の板に記された文字を解読しようと各国の学者が挑戦しましたが、解読できる人は現れませんでした。ところが、出雲の神代文字で読んでみると解読できたというのです。縄文人と何らかの関わりがあるのではないかということで調査が進められています。

これは私自身のファンタジーなのかもしれませんが、南米にまで行く航海術を持っていた縄文人が、インド洋を経由して中東に行かなかったはずはないと思います。中東での縄文人の痕跡はなかなか見られませんが、古代から度々戦火に襲われていますので、遺跡が見つかりにくいのではないかと想像しています。

シュメール文明は今から6千年前に誕生していますが、メソポタミア文明やエジプト文明に大きな影響を与えています。シュメール人は体格とか風貌が縄文人に似ていたといわれます。また、シュメール語と日本語では発音の共通性があるとか、日本の各地で発見されるペトラグリフとシュメール文字の類似性が取り沙汰されています。ですから、シュメール文明の成立に縄文人が何らかの形で関与していたと想像してもおかしくないのではないかと思います。

信仰の父と呼ばれたアブラハムは、シュメール文明の中心地ウルの生まれです。父テラと共にハランに移ります。ハランがテラ一族の拠点になります。アブラハムはハランで神に召し出され、約束の国、イスラエルの地を目指すことになります。アブラハムもその妻サラもシュメール人です。シュメールで学んだこと、受け継いだものはあったはずです。ヘブライ語の成立にもシュメールの影響は少なくないと思います。アブラハムの持っていたものは代々のユダヤ人に引き継がれていき、ユダヤ思想の根底になったと考えてもいいのではないかと思います。

アブラハムとサラのミイラは、ヘブロンにあるマクペラの巨大洞窟の中で棺に納められ、安置されています。私もヘブロンを訪ねた折、この洞窟を訪ねましたが、雨風の届かない安全な所でした。現在はイスラム教徒が管理していますが、棺は誰でも見学できる状況にあります。

やがて時代が変わり、宗教の対立がなくなる時が来れば、もしかするとアブラハムとサラのDNA鑑定が行われるかもしれません。そうすると意外な事実が分かって日本人もびっくりということになるかもしれないと勝手に想像を膨らませています。

メソポタミアには東方を神聖化し、日出る国に対する思い入れがありますが、この思想はユダヤ人にも引き継がれて「東の果てにある島々を目指す憧れ」(イザヤ書24:14〜16)が生まれたのではないでしょうか。

ユダヤ系の人々は大挙して日本に移住するという方法ではなく、数百年かけて中国、朝鮮半島を経由するコースと中国大陸から台湾や沖縄を経由するコース、北方からシベリアを経由して、樺太伝いに北海道に来るコース、あるいはインド洋を経由して、海路沖縄に向かうコースなどもありましたが、いずれも時間をかけてゆっくりと移動し、東の国を目指し、大和の国を作り上げるのに貢献したとの説もあります。もし日本人の中にアブラハムのDNAが流れているとしたら、ユダヤ系の人々は渡来人として日本に移住したのではなく、帰ってきたという表現がふさわしいのかもしれません。

私は以前、日本は東の果てにある小さな島国で、周りを海に囲まれ、周りの国々とも思うように交易もできない国で、おまけに江戸時代は鎖国をしていてキリスト教文化からも取り残された状態だったと思っていました。日本人は島国根性があるから思うように海外進出できないのだと、歴史の授業で習ったこともありました。

しかし、縄文人のダイナミックな行動を知るにつれ、日本は島国として取り残されていたのではなく、むしろ海洋民族として活躍していたことが分かりました。キリスト教の宣教から取り残されていたのではなく、一説では、はるか昔に景教徒が渡来人として来日し、日本文化の構築に大きな貢献をしていたともいわれます。

神様の隠された計画はあまりにも壮大で全容を把握することなどとてもできませんが、この東のはての島国で、縄文文明が生まれ、縄文人は世界とつながっていました。また、世界各地の人々や文化を受容する寛大さを持っていました。多民族が大和民族として一つに構成され、日本文化を培ってきました。この日本文化に聖書の思想がプラスされるとダイナミックなコスモポリタンが誕生し、世界をリードしていく日本人となっていくのではないかと夢想しています。

日々の生活の中でも目の前の出来事だけに振り回されるのではなく、神の壮大な計画を思い起こすだけで勇気が出てくるのではないでしょうか。「神は将来と希望を与える計画」を持っておられます。「人にはできないが神にはできる」(マルコ福音書10:27)ことを信じるときに、どんな状況の中でも前進できるのではないでしょうか。

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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