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宗教者の和合 穂森幸一(186)

2021年7月1日14時55分 コラムニスト : 穂森幸一
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見よ。兄弟たちが一つになって共に住むことは、なんというしあわせ、なんという楽しさであろう。(詩篇133:1)

先日「ミャンマーに平和を」という呼び掛けをアーユス仏教国際ネットワークが行い、全国各地の寺院、教会、神社が、宗教を超えてオンラインでつながりました。そして、奪われていった尊い命を追悼し、平和を求める民衆に連帯するという祈り会が行われました。ここにイスラムの宗教指導者も加わり、とても盛り上がりました。

鹿児島では、サビエル教会にカトリックの司教、プロテスタントの牧師、仏教の僧侶、諸宗教の指導者が集まり、共に祈りました。私がこの通知を受けたのは開催日の10日前でしたが、一人でも多くの市民に届けたいと思い、県庁の広報課を訪ね、プレスリリースの手続きをしました。当日は地元の新聞社が取材に来てくれて、翌日の朝刊に掲載してくれるということでした。

司教が代表の祈りをささげましたが、他の宗教の方々も頭を垂れ、手を合わせていました。宗教を超えて共に祈れるということは何と麗しい光景でしょうか。

鹿児島では10年前に鹿児島県宗教者懇和会が発足し、お互いの宗教施設の訪問、共同の募金活動、研修会、祈りの巡礼などを行い、神主や僧侶と牧師の交流の機会を持っています。最近はイスラム教徒の方も参加してくださるようになっています。

昨晩も共同の勉強会があり、鹿児島を代表する神社の宮司さんが「自然環境と神道」と題して講話されました。「古代神道はもともと自然崇拝のアニミズムであり、経典も教義もないし、宗教と呼べるかどうか分からない。社を造り始めたのも仏教に触発されたからではないかと思う」と話しておられました。

私は神道の中に旧約聖書の影響と見られるものが多々あること、ユダヤの尺度キュビトは日本の尺の図り方にピタッと合うこと、神社の間取りが幕屋と相似していることなどを説明しました。また、ユダヤ人のヨセフ・アイデルバーグが神主見習いとして日本に7年間滞在している間に、日本語の中に見られるヘブル語との共通要素などを指摘していることなどをお話ししました。

北王国イスラエルは紀元前722年にアッシリアに滅ぼされ、イスラエルの10部族は失われたといわれましたが、北王国の人々にとって最大の関心事は、いかにして王家の血統を守り、王国の再建を図るかということではなかったかと思います。

縄文人はシュメール人と交流があったということは、日本の各地から発見されるペトログリフなどから推し量ることができます。アブラハムとサラはシュメール出身ですので、ユダヤ民族はシュメールの系列ということになります。東の果ての島国とシュメールでのつながりがあれば、祖国を追われたユダヤ人が東の果ての地を目指し、王家の再興を試みるということはあり得ない話ではないと思います。

失われた10部族の一部が王家の血筋を引く者を王として擁立し、東の果ての地、日本に渡来人としてやってきて、古事記に示されている神話の世界を展開したと考えるのは誇大妄想でしょうか。神話に登場する人々の髪型や服装は、どう見てもユダヤの影響だと思います。陸伝いに北方から来る人々、南方から黒潮の流れに乗ってくる人々、朝鮮半島伝いに来る人々がいたと思われます。鹿児島の笠沙、宮崎の青島、淡路島、紀伊半島などに神話が伝承されているのは偶然ではないと思います。いずれも黒潮の流れとつながりのある所です。

鹿児島には天皇家の先祖と関わりがあるとされる3つの山稜がありますが、3つとも岩をくり貫いて造られた墓です。エルサレムに現存する古代ユダヤの墓と全く同じ構造です。これをただの偶然と言えますでしょうか。

2600年前に神武天皇が初代天皇として立ちますが、年代的に北王国イスラエルの動きと符合します。さらに、神武天皇の別名はカムヤマトイワレヒコスメラミコト(サマリヤの王、ヤーウェのヘブライ民族の高尚なる創設者)だそうです。

北王国イスラエルの神殿の作り方や作法、伝統、習慣などが持ち込まれ、神道の中に組み込まれたと見るのはいかがでしょうか。ユダヤ教の形と精神は受け継がれているのに、肝心の信仰はどこに行ったのかと不思議に思うところですが、この事態をモーセは預言しています。

主は、あなたと、あなたが自分の上に立てた王とを、あなたも、あなたの先祖たちも知らなかった国に行かせよう。あなたは、そこで木や石のほかの神々に仕えよう。(申命記28:36)

紀元3世紀になると、原始キリスト教徒の流れを持つ景教徒も渡来人として続々やってくるようになります。そして、同じ時期に日本に入り始めた仏教にも景教徒は関与していくようになります。また、仏教の指導者たちも唐で景教の影響を受けていくようになります。一説には、聖徳太子も景教徒であったといわれています。神道と仏教の対立があるときに「和をもって尊しとなす」ということで和合を勧められたのは当然の流れかもしれません。

聖書の精神を引き継ぐキリスト教徒が、率先して宗教者の和合をリードし、世界平和の旗頭となっていかなければいけないと思うのはおかしいでしょうか。日本の天皇家は世界最長の王室だといわれます。大和国の誕生とユダヤのつながりがあるとするなら、その記録はさらに伸びてダビデまで到達するかもしれません。

このような夢物語を語ってしまいましたが、率先して世界のリーダーとなる役割が日本人に与えられていると信じています。

しかし、わたしのしもべ、イスラエルよ。わたしが選んだヤコブ、私の友、アブラハムのすえよ。わたしは、あなたを地の果てから連れ出し、地のはるかな所からあなたを呼び出して言った。「あなたは、わたしのしもべ。わたしはあなたを選んで、捨てなかった」(イザヤ41:8、9)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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