Skip to main content
2025年7月10日14時33分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

求めよ、さらば与えられん 穂森幸一(161)

2020年7月9日12時24分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。(マタイの福音書7:7、8)

マタイ福音書にあるキリストのこの言葉には、強烈なインパクトがあります。「だれであれ、求める者は受けます」と宣言されているのです。私自身、求める祈りをささげながら、「本当に大丈夫だろうか」と不安に陥ることもあります。また、自分に求める資格があるのかと弱気になることもあります。また、自分の知識と理解力の範囲内で無理だと早々に諦めてしまうことがあります。そういう弱気な姿勢に対してキリストが叱咤(しった)激励していらっしゃるように感じるのは私だけでしょうか。

私が新米牧師として就任して間もないころに、オランダ人の方がお2人訪ねて来られました。AFSという留学生の世話をしている機関の方でしたが、オランダと日本の友好を記念してオランダの若者の合唱団が日本に来ることになったということでした。そして、都会だけでなく、地方都市でもコンサートを開催したいということで、その候補に鹿児島が選ばれたということでした。

来日の費用はオランダ側が負担するので謝礼などは必要なく、メンバーとスタッフで合計50人になるので、その方々の宿泊先とコンサート会場を用意してほしいということでした。

AFSのスタッフは教会に泊まっていただいたのですが、話が盛り上がり、私もすっかりその気になってしまい、若気の至りで安請け合いしてしまいました。今の私でしたら、超教派の組織をつくって迎える体制をつくるとか、スポンサー企業を募って万全の準備をするとか考えるのですけれども、その時はまったく思い付きませんでした。

引き受けた内容の重大さに足が震えておののくばかりでしたが、私にできることはただ一つ、礼拝堂にひざまずいてひたすら祈るしかありませんでした。祈っているときにオランダ大使館に支援を求めたら、何か道が開かれるかもしれないと思いました。番号案内で大使館の電話番号を調べ、電話しました。大使館から鹿児島市に協力要請の文書を出してもらえないかという相談だったのですが、書記官が快く応じてくださいました。

後日、鹿児島市から電話があり、オランダ大使館から手紙が来たことを伝えられ、何をしてほしいのかと尋ねられました。私は、コンサートホールを用意することと、50人の宿泊のことをお願いしました。会場は公会堂を無料で使わせていただくことになりました。宿泊に関しては広報紙でホームステイ先を募集してくださることになりました。

また、大使館の手紙をコピーしてくださいましたので、そのコピーを持って地元の新聞社とテレビ局を訪問し、協力を要請しました。新聞ではイベント情報として掲載し、テレビはコンサート前日に生番組に出演させてもらい、告知の機会を頂くことになりました。まったく人脈もなく、お金もない状況でしたが、コンサートホールの席は埋まり、何とか役目を終えることができました。無力な者の無茶なお願いにもキリストは応えてくださいました。

神様には何度も無茶なお願いをしていますが、神様は求めに応じてくださり、奇跡を見せてくださっています。私たちの教会の青年がアルバイトで資金をつくり、米国の姉妹教会を訪問することになりました。米国での交流会のことや行事のことなどいろいろ十分に準備したつもりでした。ところが、出発当日、鹿児島空港から電話がありました。飛行機に乗ろうとしたら、下宿にパスポートを忘れてしまったというのです。国内線は次の便に切り替えてもらえたけど、国際便は間に合わないかもしれないということでした。私はその方に「今から祈りますので、全力で対処し、国際線に向かってください」と言うしかありませんでした。約束通り、礼拝堂で祈りました。

その当時は関西空港がオープンしてなくて、大阪空港から国際線が発着していました。搭乗予定のユナイテッド航空に電話をしました。事情を話すと、オペレーションマネージャーの方に電話がつながりました。そうすると「荷物をゆっくりと積み込みます。荷物の積み込みが遅れたことにしますから、慌てずに来てください。ちゃんと搭乗できるようにします」ということでした。もちろん、その青年は無事に搭乗し、米国での交流会も順調にいったという国際電話をもらうことができました。

いつも無茶ぶりばかりし、周りの人々を振り回して迷惑ばかりかけているかもしれませんので、大変申し訳ないと思います。私の人生を振り返って断言できることは、キリストは必ず私たちの求めに応えてくださるということです。私たちはこの世にあっては本当に小さな存在かもしれませんが、キリストが共にいてくださることで大胆になることができます。

では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。(ローマ8:31)

キリストは私たちに大胆に求めるように要求しておられますが、私たちの側で無い知恵で推し量り、「仕方がない」とか「予算がない」と簡単に諦めてしまっているところがあるのではないかと思います。キリストは「求めなさい。捜しなさい。たたきなさい」と言ってくださっています。宣教の夜明けを迎えるために、もう少し大胆になってもいいのではないかと思います。

地を造られた主、それを形造って確立させた主、その名は主である方がこう仰せられる。わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。(エレミヤ書33:2、3)

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 隠された歴史の真実 穂森幸一(160)

  • 母ハンナの祈り 穂森幸一(159)

  • 今は好機なり 穂森幸一(158)

  • 世界の仲保者 穂森幸一(157)

  • 平安を与える計画 穂森幸一(156)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 初めの愛に戻りなさい 佐々木満男

  • 中国・臨汾で2つの「家の教会」の牧師や信者らに有罪判決 最大拘禁9年2カ月

  • 日本ローザンヌ委員会、新委員長にバックホルツ美穂牧師

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • サンタ・クロースと呼ばれた人―聖ニコラスの生涯(23)難破船の奇跡

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 約3年ぶりに死刑執行、日本カトリック司教協議会社会司教委員会と矯風会が抗議

  • 等身大のイエス様を信じる 万代栄嗣

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 日本ローザンヌ委員会、新委員長にバックホルツ美穂牧師

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.