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求めよ、さらば与えられん 穂森幸一(161)

2020年7月9日12時24分 コラムニスト : 穂森幸一
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関連タグ:穂森幸一

求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。(マタイの福音書7:7、8)

マタイ福音書にあるキリストのこの言葉には、強烈なインパクトがあります。「だれであれ、求める者は受けます」と宣言されているのです。私自身、求める祈りをささげながら、「本当に大丈夫だろうか」と不安に陥ることもあります。また、自分に求める資格があるのかと弱気になることもあります。また、自分の知識と理解力の範囲内で無理だと早々に諦めてしまうことがあります。そういう弱気な姿勢に対してキリストが叱咤(しった)激励していらっしゃるように感じるのは私だけでしょうか。

私が新米牧師として就任して間もないころに、オランダ人の方がお2人訪ねて来られました。AFSという留学生の世話をしている機関の方でしたが、オランダと日本の友好を記念してオランダの若者の合唱団が日本に来ることになったということでした。そして、都会だけでなく、地方都市でもコンサートを開催したいということで、その候補に鹿児島が選ばれたということでした。

来日の費用はオランダ側が負担するので謝礼などは必要なく、メンバーとスタッフで合計50人になるので、その方々の宿泊先とコンサート会場を用意してほしいということでした。

AFSのスタッフは教会に泊まっていただいたのですが、話が盛り上がり、私もすっかりその気になってしまい、若気の至りで安請け合いしてしまいました。今の私でしたら、超教派の組織をつくって迎える体制をつくるとか、スポンサー企業を募って万全の準備をするとか考えるのですけれども、その時はまったく思い付きませんでした。

引き受けた内容の重大さに足が震えておののくばかりでしたが、私にできることはただ一つ、礼拝堂にひざまずいてひたすら祈るしかありませんでした。祈っているときにオランダ大使館に支援を求めたら、何か道が開かれるかもしれないと思いました。番号案内で大使館の電話番号を調べ、電話しました。大使館から鹿児島市に協力要請の文書を出してもらえないかという相談だったのですが、書記官が快く応じてくださいました。

後日、鹿児島市から電話があり、オランダ大使館から手紙が来たことを伝えられ、何をしてほしいのかと尋ねられました。私は、コンサートホールを用意することと、50人の宿泊のことをお願いしました。会場は公会堂を無料で使わせていただくことになりました。宿泊に関しては広報紙でホームステイ先を募集してくださることになりました。

また、大使館の手紙をコピーしてくださいましたので、そのコピーを持って地元の新聞社とテレビ局を訪問し、協力を要請しました。新聞ではイベント情報として掲載し、テレビはコンサート前日に生番組に出演させてもらい、告知の機会を頂くことになりました。まったく人脈もなく、お金もない状況でしたが、コンサートホールの席は埋まり、何とか役目を終えることができました。無力な者の無茶なお願いにもキリストは応えてくださいました。

神様には何度も無茶なお願いをしていますが、神様は求めに応じてくださり、奇跡を見せてくださっています。私たちの教会の青年がアルバイトで資金をつくり、米国の姉妹教会を訪問することになりました。米国での交流会のことや行事のことなどいろいろ十分に準備したつもりでした。ところが、出発当日、鹿児島空港から電話がありました。飛行機に乗ろうとしたら、下宿にパスポートを忘れてしまったというのです。国内線は次の便に切り替えてもらえたけど、国際便は間に合わないかもしれないということでした。私はその方に「今から祈りますので、全力で対処し、国際線に向かってください」と言うしかありませんでした。約束通り、礼拝堂で祈りました。

その当時は関西空港がオープンしてなくて、大阪空港から国際線が発着していました。搭乗予定のユナイテッド航空に電話をしました。事情を話すと、オペレーションマネージャーの方に電話がつながりました。そうすると「荷物をゆっくりと積み込みます。荷物の積み込みが遅れたことにしますから、慌てずに来てください。ちゃんと搭乗できるようにします」ということでした。もちろん、その青年は無事に搭乗し、米国での交流会も順調にいったという国際電話をもらうことができました。

いつも無茶ぶりばかりし、周りの人々を振り回して迷惑ばかりかけているかもしれませんので、大変申し訳ないと思います。私の人生を振り返って断言できることは、キリストは必ず私たちの求めに応えてくださるということです。私たちはこの世にあっては本当に小さな存在かもしれませんが、キリストが共にいてくださることで大胆になることができます。

では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。(ローマ8:31)

キリストは私たちに大胆に求めるように要求しておられますが、私たちの側で無い知恵で推し量り、「仕方がない」とか「予算がない」と簡単に諦めてしまっているところがあるのではないかと思います。キリストは「求めなさい。捜しなさい。たたきなさい」と言ってくださっています。宣教の夜明けを迎えるために、もう少し大胆になってもいいのではないかと思います。

地を造られた主、それを形造って確立させた主、その名は主である方がこう仰せられる。わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。(エレミヤ書33:2、3)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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