Skip to main content
2025年6月15日20時35分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム

隠された歴史の真実 穂森幸一(160)

2020年6月25日11時42分 コラムニスト : 穂森幸一
  • ツイート
印刷
関連タグ:穂森幸一

わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、理解を越えた大いなる事を、あなたに告げよう。(エレミヤ書33:3)

ある神主さんとお話したとき、「日本の原始神道は自然の中で大きな岩や大木を拝む素朴な形態でした。今日のような社ができ、神道としての形態が整えられていったのは渡来人の影響も少なくないと思います」というようなことをおっしゃっていました。

ひと昔前までは、日本は古代イスラエルの影響を受けていたなどという話をすると、トンデモナイ説とか妄想の世界とか揶揄(やゆ)されていました。しかし、古墳の発掘跡からユダヤ人と思われる埴輪が発見されてからは情勢が変わってきています。また、DNAの分析から日本人と中近東の類似性が証明されています。イスラエルの言語学者の中には日本語とヘブル語の共通性を研究しておられる人もいらっしゃいます。最近は、日本国史学会の研究者がテルアビブの学会で古代ユダヤ人と日本の関わりについて講演し、外国の研究者も注目するようになっています。

イザナギ、イザナミも、スサノオノミコトもヤマトタケルもユダヤ人ですと言われても頭が混乱してきてとても受け入れることはできないかもしれません。日本最古の書物といわれる古事記の中にもヘブル語が含まれているとか、ユダヤの慣習が記載されているともいわれます。縄文、弥生時代から古代ユダヤ人が度々渡来し、高天原は渡来人の世界であり、神話として表現されているという見方もできるかもしれません。

日本の古代史を研究している方々は、渡来人は黒潮に乗って、偶然に漂着したのではなく、東の果ての日出る島国を目指して意図的に渡来したのは間違いないと断言しておられるのです。日本の神話の中に国譲りの話が出てきます。攻め上ったけれども、お互いの指導者同士がそれぞれ手にしているしるしを見せ合った結果、話し合いとなり、国譲りとなったというのです。そのしるしとは六芒星(ダビデの星)だったという話があります。

渡来人は言語能力に優れ、平仮名カタカナを生み出したといわれます。また、漢字を日本語に当てはめたのも彼らでした。アイウエオの中にもいろは歌の中にも彼らの残した暗号が隠されているといわれます。いろは歌の中には「イエス咎なくして死す」という言葉が残されているといわれます。

渡来人は土木工学にも優れていて古墳建設にも貢献しています。古墳は天皇や豪族の墓として土を盛られて造られたと思われていました。しかし、実際には、稲作が進み、水田を広げていく過程で、土地を削り、残土が出ます。また、水路を建設する過程でも残土が出ます。その残土を定められた所に集めていくと小山になります。そのまま放置すると大雨が降ったとき、崩れて被害が出てしまいますので整地しなければならないのですが、渡来人の土木技術が役に立ったのです。そして支配者層の墓として用いられることもあったのですが、水害の時に避難場所として用いられたこともあったのではないかといわれています。ある程度、水路が完成すると、残土は舟に乗せて海に運ばれるようになりますので、古墳は造られなくなりました。だから、古墳は一時期に集中していて古墳時代とも呼ばれています。

中央アジアの弓月国にいたユダヤ系の渡来人、秦氏が大挙して日本を訪れたときのことは日本書紀にも記されていますが、日本の建築、機織りなどに多大な影響をもたらします。日本最初の通貨、「和同開珎」はユダヤ系の多胡羊太夫によって鋳造されました。彼らは奈良の都や京都の建設にも寄与します。まほろばの里という表現がありますが、「まほろ」はヘブル語という説もあります。「素晴らしい」という意味だといわれます。ナラとは川という意味だともいわれます。また、京都は平安京と呼ばれますが、エルサレムという意味があるともいわれます。街の区画は景教の十字架の形になっているともいわれます。

渡来人たちは日本に大きな影響を及ぼしながらも日本に同化する道を選びます。宗教的には神道に溶け込みながら、仏教も保護していきます。民の集団としては神道に従い、個人の信仰としては仏教に生きるという神仏混合がこの頃から出てきます。八幡神社(ヤーハタ)はヤーウェ神社として、稲荷神社(INRI)はキリスト神社として始まったといわれますが、クリスチャンの立場からはとても受け入れられないことだと思います。

さらに古墳の発掘が行われ、古代史の研究が進むならば、考古学的な資料も出てきていろいろなことが明らかになってくるかもしれません。しかし、どうしても納得がいかないのは、どうして古代の渡来人は日本に同化吸収される道を選び、自らの宗教の痕跡や足跡を残さなかったのかということです。

日本にキリスト教宣教が大体的に試みられたのは3回あるといわれます。1回目はザビエルに代表されるキリシタン宣教です。2回目は明治維新開国を機にプロテスタントの宣教活動が始まります。3回目は、第二次大戦後、マッカーサー元帥の指令により米国の宣教師が大勢送り込まれます。しかし、多くの宣教師や日本の伝道者の働きがありながらも、総人口の1パーセントの枠を越えられないのです。ところが、あるアンケート調査ではキリスト教に好感を持っている日本人は70パーセントだというのです。決して嫌われているわけではないのに宣教が思うように進まないのはなぜでしょうか。私はそのカギは古代史にあるような気がします。

これは私の勝手な思い込みなのですが、神様が意図的に古代の先人たちの足跡を覆い隠されたのではないかと思います。西洋文明の中で培われてきたキリスト教はイスラム教と対峙してさまざまな軋轢(あつれき)や紛争が起きています。イスラム教ももともとはユダヤ教やキリスト教の影響を受けて生まれたものです。仏教もユダヤ教やキリスト教の影響を受けています。ソロモン時代にはインドとイスラエルの間で交易が盛んに行われ、ユダヤ人で財をなした人はインドに定住し、小さな王国を築いた人もいたようです。釈迦の父親もその一人ではないかという説もあります。やがて歴史の覆いが取り除かれるとき、日本にリバイバルが起こり、多くの日本人がクリスチャンとなり、和合の精神を持って世界の対立を解消する役目が与えられるかもしれないと夢想するのは私だけでしょうか。

「私たちの知らない、理解を越えた大いなる事」が起こることを信じています。

※古代日本とユダヤ人との関係に関する本コラムの内容は、あくまでも筆者の個人的な見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。

<<前回へ     次回へ>>

◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:穂森幸一
  • ツイート

関連記事

  • 母ハンナの祈り 穂森幸一(159)

  • 今は好機なり 穂森幸一(158)

  • 世界の仲保者 穂森幸一(157)

  • 平安を与える計画 穂森幸一(156)

  • シルクロードの主役 穂森幸一(155)

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(5)時の賛歌 臼田宣弘

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(224)音楽が支える聖霊による祈り 広田信也

  • ワールドミッションレポート(6月14日):スイス 信仰で買ったトラクター、ローレン・カニングハムとYWAMに託された農場の奇跡

  • ワールドミッションレポート(6月15日):ベラルーシのために祈ろう

  • ワールドミッションレポート(6月12日):ベルギーのために祈ろう

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 花嫁(27)絶えず喜んでいなさい 星野ひかり

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • ウォルター・ブルッゲマン氏死去、92歳 現代米国を代表する旧約聖書学者

  • 戦時下でも福音は止まらない ウクライナの伝道者が欧州伝道会議で講演

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

  • 「ハーベスト・ジャパン2025」開催決定! “世界的な癒やしの器” ギエルモ・マルドナード牧師が来日

  • 『天国は、ほんとうにある』のコルトン君、臨死体験から22年後の今

  • 1990年代生まれのプログラマー、カトリック教会の聖人に

  • 【ペンテコステメッセージ】約束の成就と聖霊の力―ペンテコステの恵みにあずかる 田頭真一

  • クリスチャンロックバンド「ニュースボーイズ」元ボーカルに性的暴行・薬物疑惑

  • 大統領選の結果受け韓国の主要キリスト教団体が相次いで声明、和解と相互尊重を訴え

  • フランクリン・グラハム氏、ゼレンスキー大統領と面会 和平求め祈り

  • 淀橋教会、峯野龍弘主管牧師が引退し元老牧師に 新主管牧師は金聖燮副牧師

  • 「みにくいアヒルの子」など数々の童話生み出したアンデルセン自伝 『わが生涯の物語』

  • 米南部バプテスト連盟、同性婚、ポルノ、中絶薬の禁止を求める決議案を可決

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.